#ENDYMIONから逃げるな in underground the CHUNITHM MIX.


技術の発展によってゲームセンターでわざわざゲームを遊ぶ事への意味が薄まった

ゲームセンターの音楽ゲームという趣味はお世辞にも多数派まではいかない

そんな数少ない仲間との繋がりもコロナ禍で断たざるを得ない側面が出来た
増税等でゲームセンターの数も減った

好きな物が少しずつ衰退していく
遊べなくなるかもしれない。

そんな「かもしれない」という恐怖
中学生の時から10年近く音ゲーマーで有る自分には絶望という言葉でも、別に過言じゃ無かった。

過去、「かもしれない」じゃ無くなった事があるDance Dance Revolutionというゲームが有った。
そのゲームの復活劇は少々特殊な物だがここでは割愛したい

ともあれ今日日でも更新が有り、最近新作も出たDDRという音ゲー
その中でもミーハー意識に刷り込まれる様なボス曲が今日、2022年04月14日、他社の音楽ゲームで有るCHUNITHMに移植された。

ENDYMIONがチュウニズムへ移植された

コレをテーマとして少し筆を走らせたい

チュウニズムにBEMANIシリーズの楽曲が入る事は過去に何回か有ったのでそういった衝撃は少ないがDDRというゲームの中でも最難関候補である曲が移植される事は予想の範疇を大きく超えている。

今回に限らずチュウニズムのスタッフは昔ゲーセンの音楽ゲームを遊んでいたプレイヤー側だったんだな。
そんなふうに感じる事が今回も含めて多々有る。
他社であるのに垣根を越えすぎている事によって互いのプレイヤー同士が争っている様子を見たりもするが、最初に書いた様な現状のゲームセンターの背景を鑑みたら、『KONAMIのBEMANIシリーズ』や『SEGAの音楽ゲーム』なんかは残念ながら全てマイノリティに属している。

日本でもeSportsの文化が活発になってきており、BPLという賞金付きの音ゲー大会が日本でも誕生したり等、良い流れ自体は感じる。
"良い循環"どころか、一寸先が分からない様な状況を肌で感じた事のある身としては大変ありがたい。

ゲーセン業界自体は相も変わらず一寸先が光では無い事は当然無視出来ない。
だが
「このまま巡りの勢いが消えてゆくだけなんだろう」
「それまでを最大限楽しもう。」
どこかでそんな風に妥協気味な考えをしてしまっていた自分にとって、企業が協力してゲーセンを再興しようとしており、そのキッカケとして音楽ゲームに焦点を当ててくれている今の状況が奇跡の類なんだとも思う。

消費者でしかない自分が、それでも人生を彩ってくれている音ゲーと、その音ゲーを置いてあるゲーセンに対して感謝を返せるんだとしたら……。
まずはBPLの成功を
それから、BEMANIに限らずAC音ゲーの成功に少しでも貢献したい。
『ゲームセンターの音楽ゲーム』という規模で盛り上がり続ける事こそが間接的ないし長期的に見て、意味が有るんだと感じている。

だが

音ゲーと言えばスマホで遊ぶ物。
このご時世にゲーセンは不要不急なんじゃ?
それが出来たら何になるの?
シンプルに陰キャ
いくつになってもゲームか
別に自意識過剰でもなんでもなく、そういう過去は自分も体験していた。

そんな人ばかりではないので自分は周りの人に恵まれていると強く感じている。
いる、が…… きっと世論はまだこの雰囲気を引きずっている。
ゲームをやる人とやらない人の溝は深い。
そしてゲームをやらない人の方が恐らくまだ多数派だろう。
ただでさえ『ゲーム』として見てもまだマイノリティ側に属しているのにその中で更に『ゲーセン音ゲー』まで条件を指定すると少なくとも理解は得られにくい。
自分はコレが好きだから、そんな音ゲーの為に迷惑だけかけない様にしておく

そんな少しずつ、まるでプレイヤーの高齢化を表すかの様に、仄暗く心地良い哀愁が漂うゲーセンの音楽ゲームコーナー。
それを首の皮一枚で明るく照らしてくれているのはセガゲーや太鼓を始めとした中高生音ゲーマーの存在。

新規は宝。若いは力。(オマエもまだ23だよ)
STG等のゲーセンの先輩ジャンルから続くそんな精神的ミームはしっかりと今でも受け継がれている。

この話がどうENDYMIONチュウニズム移植へ繋がっていくか、まとめていく。

【Why do you need KONAMI ORIGINAL songs?】
かつてDDRスタッフがプレイヤーに投げた問いに対して、チュウニズムスタッフのアンサーは恐らくきっと
【もう一度、音ゲーの話をして欲しい】
なんじゃないかと感じた。
テリトリーは違えど、プレイヤーとしてその姿勢は大変ありがたいもので、大きく、返しきれない音楽ゲームへの恩を返す方法としてはとても素直に、こんな時だからこそ音ゲーの話をする事だと思う。

だからこそ、皆でこの言葉を言おう。
そして『ゲームセンターの音楽ゲーム』というジャンルを世の中に広めよう
その為に一緒に盛りあがろう

さあ

ENDYMIONから逃げるな


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