【MGS:Δ】KONAMIは変わった

戦争は変わった。

時代は抑止から制御へと移行し、大量破壊兵器によるカタストロフは回避された。
そして戦場の制御は、歴史のコントロールをも可能にした。

戦争は変わった。

オールド・スネーク (MGS4)

メタルギアソリッド3リメイク決定

緊急で書いています。誤字脱字有れば申し訳ない。
普段自分はBEMANIシリーズの音ゲーをメインに遊んでるしがない音ゲーマーなのでそれに準ずる記事を(現状は)多めに書いている訳です
そんな僕にも音ゲーマーじゃない頃が有りました。
何を隠そう僕自身、あえて音ゲーを除いた好きなゲームのシリーズを挙げてくださいと言われたら
まず第一にメタルギアシリーズが出てきます。
そんな最中、急に現れたこのビックニュース。
そして世間のゲーマー達の反応に対して色々と思うところ有り、今回その辺りを綴っていく事にした次第です。
よろしくお願いします。

個人的な感想タイム

東洋では『忠をつくす』という言葉がある......
意味わかる?

ザ・ボス (MGS3)

一言、
「本当にありがとうございます。感謝。」
これ以上の言葉は無いです。
メタルギアというシリーズに忠を尽くし続けてきたファンとしての等身大の感想です。
MGS3ってPS2のゲームですから、2004年のゲームですから……大体20年程前のゲームになってくる訳です。まじすか。
(あとで書いていきますが)色々、諸々、有った中で、それでも根強く想い続けていた事の1つが今叶いつつある状況になります。
気力ゲージが満タンになるってこういう事なんですね笑
キャスティングに関しては亡くなった声優さんが居られるのですが、コレはリメイク前、当時のまま使うという事で、個人的には大いに有りだと感じております。
小さな疑問として、ゲームのプレイ映像のトレーラー等はまだ無いのでどういう仕上がりになってくれるのか、それらが少し怖いというのは本音になってしまいますが……しかし、それを待つのでさえ凄く愛おしく、気持ちが昂ってます。
ああ〜楽しみ!

"皆さん"がよく誤解されている事

…博士 平和は歩いては来ない
お互い 歩み寄るしかないのだ

コールドマン (MGSPW)

この皆さんという集合体の中には自分も含んでいます。
明確に幾つか有りますのでそれをまずは箇条書きしていきます

  1. KONAMIと小島監督のいざこざ

  2. KONAMIはゲームが嫌いという話

  3. KONAMIはゲーム企業じゃない (←?)

……全部KONAMIと小島プロダクションについてに帰結するんですが。
でも、
まあ、
第三者で有り消費者である。
そんな一個人に何をどうしろと。
って類の話だと思いますから、自分自身を欺く感じで仕方ないと割り切り半分もう半分は諦めという感覚は否めません……。

ですが!
余りにも情報がアップデートされていない人が多い!
憶測とか偏見とか7.8年以上前のイメージだけで語っている方々が多すぎます!

その誤解の部分、ちゃんと解いていきたい。
ここからがこの記事で1番読んでほしい部分なんです。よ〜く味わえ(豹変)

1番片付けやすい所、KONAMIはゲーム企業じゃないという方々。
まずもってKONAMIはずいぶん前からグループ企業となっています
一番の元締めである『コナミグループ』が有り、そこの傘下的な形式で
コナミデジタルエンタテインメント』(今回のメタルギアシリーズなどのコンシューマーゲームを開発しているのはココ)
コナミスポーツ』(名の通りスポーツクラブ等はココ)
コナミアミューズメント』(アーケードゲーム機を手掛けているのはココ、BEMANIシリーズもココ)
となっているんです。
コレが有るので(コナミスポーツとか有るから)コナミはゲーム企業じゃないよ。
とかイジワル出来るんですが、まあコレ言ってる人達ってニュアンスそれじゃないよね〜というのも分かってます。

の、上で、ですよ。
纏めて3を言っている方達に対しても言える事なんですが
KONAMIはゲーム嫌いなんかじゃないです、ほぼデマと言って良いでしょう。
コレは1999年頃、コナミの創業者である方の
「ゲームがまだ市民権を得ておらず、イメージが世間的には良くないので『ゲーム屋』と胸を張って言えなかった(要約)」
という部分が無茶苦茶に拡大解釈、ぶっといフィルターをかけられた事から始まっております。
まだまだ世間的にゲームをしてると頭が悪くなるというイメージが蔓延っており、事実この時のコナミはゲーム会社として上場しようとして断られた事もあるそうです。
この辺は認知度とか企業としての歴史とかも関わってくるので全てを鵜呑みにするのも危険かもしれませんが要は起業しようとしたら断られた、と。読んでいいと思います。
コレが由々しき事態なのは流石に未熟ながら分かります。
推測ですがKONAMIがスポーツ事業も手掛けている事にも関連しているかもしれませんね。
や、調べてませんが(調べろよ)

とりあえずコレにて

  1. KONAMIと小島監督のいざこざ

  2. KONAMIはゲームが嫌いという話

  3. KONAMIはゲーム企業じゃない

こうですね。
少なくともゲーム業界全体が今と比べて冷遇されていた時代から頑張っていた方が創業した会社で、今もコナミのゲーム開発者達は兎にも角にも仕事なんだからちゃんとやっているよ。
という事ですよ。
高騰化するゲーム開発の予算、比例して求められる水準クオリティーも上がる中でまあ出せば何か言われる事は百も承知で今回リメイクとは言え新作を出す発表をしてくれた。
やはり、その事実がメタルギアファンの1人としてとても嬉しいです。

1に踏み込む

あらゆる情報が過されず、保存されて、後世に伝えられる。

140.85 (MGS2)

MGSシリーズが聖域と化し、半ばタブーの様な扱われ方をしていたのって、このいざこざでプレイヤーからの信用を失ってしまった事が話の全部だと言える状況です。
今回発表されたMGSΔに関しても反対意見のほぼ全てはコレが尾を引いているというのが見て取れる物がとても多いですね。
事実、このゲームシリーズと小島監督、小島プロダクションというゲームクリエイター、元部署の結び付きはとても根深いですから一概に『あくまでメタルギアシリーズを追いかけているプレイヤーとして、久しぶりに出た新作を楽しもう。』
そう安易に割り切れない人が沢山居ることも重々承知しております。

だからこそ、ここから書いていく事っていうのは同じ一ファン、同じゲームシリーズの愛好家、おんなじゲームが大好き。
それと両立して……当時の雰囲気を知っている、その立場の人間からの、有り体な言葉として皆様に感じてほしいのです。

メタルギアシリーズの魅力は沢山有りますがその内1つとして"物語のテーマ性"は外せません。
その中でも比較的多いテーマとして"ミーム"が有ると僕は感じております。
デジタル化社会になって久しいので当たり前だと誤認しそうになりますが、人が人に何かを伝える事が凄く容易になりました。
それは、何でもいいです、声、文字、絵、音、仕草、えとせとら。
そうして伝わったモノは文化だったり、世間だったり風潮だったり、様々ですが広がります。
物語として俯瞰的に捉える事が出来る自分達プレイヤーは、しかしゲームだからこそのアプローチによってこのゲームシリーズの魅力を感受し、それをまだやっていない人達へと何らかの手段で伝えた筈です。
「コレ、面白いよ。」
その記録や痕跡がミームとしてずっと残る筈です。
このミームというのは僕達消費者に留まらず同業のクリエイター達にも届く不変で普遍的なモノだと僕は認識しています。

ええと、つまりですね。
現在MGSΔを誠意制作している方々は皆MGSシリーズの放つミームをちゃんと感受した人達な筈なんです。

法が有り、大人の事情も有り、秩序の為に行われている筈の社会的整備が、しかし時として公平の下不公平に表れます。
小島監督は今KONAMIにはもう居ません。
そしてメタルギアシリーズの権利は小島監督の会社である小島プロダクションには帰属してません。
自分が貴族ならお金で無理やりその辺を捻じ曲げる事が可能かもしれません。
でもそんな自分じゃないので、ココは変わらないのです。

でも、平民でもメタルギア新作を新品で購入、ダウンロードする事は出来ます。
上でも書いた通り、今このシリーズを出すという事は何か言われる事なんて十二分に分かりきっているんです。
それでもリメイクで新作を出そうとしてくれているこの状況。

本当にお金を稼ぐ為の仕事としてでしょうか? 企業としての利益の為"だけ"なんでしょうか? あるいは仕事だからこそと感じますか? 慈善事業じゃないから仕方なくやる、お金の為だけのやり甲斐も愛も枯渇した汚れ仕事ウェットワークなんでしょうか?

僕は今回、そう感じませんでした。
情報の過多に動かされやすいデジタリック(そんな言葉は無え)な現代の最中で、伝わり辛い感情面での、人それぞれ個々の味。
ミームにもマクロ的に"残るもの 残らないもの"と有りミクロ的にそれらは"残したいもの 残したくないが残ったもの 残したかったが残せなかったもの"と枝分かれしていきます。

自分は、僕は……メタルギアシリーズの話をもう一度誰かとしたいですし、その人数が増えると嬉しいです。
ヴェノムスネークと同じ様に『小島監督のメタルギア』そんな幻肢痛を現実が覚えている。
そんな人が沢山居る現状も分かりますが……
並々ならぬ覚悟を持って作っている筈の現メタルギア作成班をゲームの出来栄え等での『内』インサイドからの否定ではなくゲームの『外』アウトサイドココの経緯から拒絶していく事には僕はとても虚しさを感じます。
そしてその力を同時に僕は恐れています。
一つとなった動きが出す"答え"
考えられる1番大きく最悪な力の使われ方は今作られているΔの開発凍結無いし売上の低迷、KONAMI内でのMGSシリーズのより深いタブー化から理想的な供給の激減。
無くなる供給に需要は比例して、僕はまたこのゲームの話が出来る機会が減ります。

……だからこその話

運命に縛られてはいけない
遺伝子に支配されてはいけない 
生き方を選ぶのは私達なのよ
重要なのは あなたが選ぶ事
そして…生きる事

ナオミ (MGS1)

スマブラSPにも出てるスネークを見て今の小学生達はそのキャラを『オリジナルキャラクター』だとからかいます。
この話が皮肉混じりなジョークですら無くなる日が近付きつつ有るんです。
スネーク達の目撃者プレイヤーである僕達が今ココでスネークの話をしない事。新品でMGSΔを購入しない事。
即ちメタルギアというコンテンツの消滅の一因となります。
一員になって得られる物はなんでしょうか。
『小島監督達が作るメタルギアシリーズ』でしょうか? 違うと思います。

答えは恐らく『MGSシリーズの事実上の消滅』です。

ここまで読んで頂いてありがとうございます。
言いたい事もあるでしょうし、その内容にもある程度共感出来ると思います。
DMなりリプなりココのコメントなりで皆様の考えを記して貰っても全く構いません。返信を約束出来ないのが申し訳ないですが、目を通させて頂きなるべく返信致します。

ただ、僕個人の意見を最後に述べておくと
3リメイク、「待ってました」。

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