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今どうやって呼吸してますか?沖縄ダイビング旅行での気づきメモ

先日沖縄にダイビングの資格を取得しに行きました。
そこで僕が感じたことをnoteに残しておこうと思います。

感じたことリスト
1、海中は生の空間と死の空間
2、呼吸を意識する
3、非言語の大切さ

1海中は生の空間と死の空間

ダイビングをされたことがない人も、海中の映像を見たことがあったりアニメなどでシーンを見たことがあると思うので想像がつくと思う。
海の中は生物でいっぱいだ。
海洋生物はもちろん小さいプランクトンなどたくさんいる。
視界には生き物が動いている様子がたくさん入ってくる。
サンゴやウミウシやヒトデなど。

そんな世界に僕が入っていくと僕も生に包まれている感覚になった。
母なる大地ともいうが、母なる海の方がしっくりきた。母親のお腹の中をゆっくり泳いでいる感覚をダイビングで感じた。

ただ、深く深く潜っていけばいくほど自分の身に危険が及んでいる感覚に囚われた。今まで行ったことがないところへ行くことは怖い。そして、沖縄の綺麗な海でも太陽の光が届かないような暗い穴を見つけた。僕はそこに吸い込まれていくことを連想してしまい呼吸が乱れた。このままあの穴に落ちていったら僕は死んでしまうのだ。とすぐわかった。海洋生物には生の空間でも、酸素ボンベがないと、息ができないと僕は死んでしまうのだとわかった。当たり前のことなのだが、実際に経験すると陸に上がっただけで安心する。今まで当たり前のように過ごしている陸の生活がなんて安全なのだろうと空気に感謝した。

2呼吸を意識する
ダイビングでは口呼吸で、酸素ボンベから呼吸する。
普段鼻呼吸の僕は慣れるまでこれでもかと海水を鼻から吸ってしまって痛かった。

インストラクターの方に海中での呼吸の仕方を教えてもらった。
息をゆっくり吸って、ゆっくり吐く。
それだけ。どんなに焦っていても、トラブルが起こっても必ず呼吸をする。
息を吸うだけではなく、必ず吐く。ゆっくり吐く。出ないと死ぬ。
赤ちゃんでも教わらないことを教わった。

これは陸上でも同じことだと思った。焦らない。呼吸を止めない限り死なない。
息を吸うことよりも吐くことが大切なのだそうだ。そうすれば自然と呼吸することができる。
沖縄から帰ってきて、本屋さんで呼吸に関する本を購入した。
口呼吸ではなく鼻呼吸が良いそうだ。理由は鼻は呼吸するようにできており、口は食べ物を食べるためにできているからだ。他にも理由がいくつか書いてあったが忘れた。深呼吸はからだにとって必ずしも良いものではないそうだ。酸素をたくさん吸えば良いというわけではなく、二酸化炭素をしっかり吐くことが大事なのだそうだ。運動しているときに口呼吸だとパフォーマンスが落ちるらしい。

などなど呼吸に興味を持ち始めた。僕が波紋を使えるようになる日も近い。

3非言語の大切さ
僕のダイビングのインストラクターの方は外国人だった。マンツーマンで指導して頂いたのだが、所々言葉が通じない。
ダイビングの機材の使い方や海中でのサインなどテキストである程度勉強はしていたが、とても不安だった。

でも、その不安はすぐに解消した。
陸上の上ではイマイチコミュニケーションが取れなかったが、海中ではうまくコミュニケーションが取れていたからだ。
それは海中でのコミュニケーションがとてもシンプルにできていることと、ルールが明確であることが理由だとわかった。

陸上では、話していることと思っていることが違うことがコミュニケーションを円滑にする時にはよくあることだが、海中ではそれが命取りになるため全て真実なのだ。

海中で「エア(酸素ボンベの残り)はあるか?」
の問いに対して
「ある(ほんとはないけど、ないっていったら周りの人に迷惑をかけてしまうかもしれないから)」
とかやってしまうと、その人が危険にさらされるだけではなく、一緒に潜っている人にも危険が及ぶ。だから、嘘をつこうとか、気を使って自分の気持ちを偽るということがない。そうしようと思わない。

日本語が通じなくても目的と共通言語(言葉ではなく、ジェスチャーやハンドサイン)が明確であれば簡単な作業はできることを知った。
複雑な感情や状況を簡単なハンドサインで伝えることは難しいのかもしれないが、本当はそんなことしなくても分かり合えるのではないか。
共通言語ではなく、共通認識があれば。


ダイビングを行なったことでなんとなく知っていたことや、わかったつもりになっていたことが腑に落ちた。新しいことをすると新しい自分になれる。
行って良かった。今度は北海道に美味しいウニを食べにいく旅をしたい。なぜなら僕はウニが大嫌いで、沖縄でも挑戦したのだがうまいとは思えないからだ。
食べ物で唯一嫌い。ウニ。

他にも食べたことがない食べ物はたくさんあるから唯一ではないかもしれないけど。ちなみに中学校の時のあだ名がウニだった。


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