工学的センスとは何なのかわからないけど分からないなりの私見

ご覧いただきありがとうございます。
臨床工学技士という職業になってしばらく経ちますが、先日受験したME1種という試験を経て少し考えたことがあるのでここで放出しようと思います。


私に刺さった問題解説文

ME1種には過去問題解説集があり、その中の解説の中で私に刺さった解説文があります。
抜粋すると以下のようになります。

C(ねこやなぎ注釈:コンデンサのこと)が2個直列接続されると半分の0.5Cとなり、これとCが並列接続されればC+0.5C=1.5Cとなるのは計算するまでもない。以上の計算は「ひとにらみ」で1.5Cとできるような工学的常識を持つべきである

第26回第1種ME技術実力検定試験試験問題解説集

ここでは工学的常識と出ていますが、これを使えることを私はセンスと読んでいます。
工学的常識を持てる=センスがあると考えています。

工学的常識は学校で習えば習得が出来るものかもしれませんが、応用して適用させる事ができるのがセンスがあるとも言えます。

何が言いたいのかと言うと「いつでも工学的な視点で物事を見ている」ことがセンスがあると言うのかなと思いました。

少し深堀りするとある機械などについて大まかな機構であったり利用される工学的原理などがその機械をサラッと見てパッと浮かぶということが工学的センスがあると言えると思います。

結局は基礎基本がどこまで分かっているか

工学的常識という言葉が上で出てきましたが、結局のところは何故そうなるかが分かっているかどうかがセンスを形成する上で必要なのだと思います。

パッと見てすぐに分からなくても基礎基本から思い出してそれを応用して理解するというプロセスを如何に早くこなせるかが工学的センスの入口なのだと思います。

入口にたどり着くにはまずは基本の公式や本当に簡単な計算式がしっかり理解できていることが大前提だと思います。


まずは基本からというのは学生時代にはいやというほど聞いたことかもしれませんが、基本の先を忘れてしまっても基本から導出できるくらい基本が身につくことが工学的センスの始まりだと思います。

つらつらと書いてみましたが、本文中に書いた言葉が自分にも反省の念として刺さっています。
まずは理解できていない基本を埋めることから始めてみようと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

CEねこやなぎ


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