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巍峡国史伝

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光の春、如月。麗らかな日差しの裏で全ては動き出していた。 古の御伽噺に隠された真実。明らかになったもう一つの世界の存在。三大神、四季の姫、四季の守護者、高精霊らが七千年の戦いと全…
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#日本

​#09【巍峡国史伝】天の章 伏せる月、ふるえる睡蓮

■前回のあらすじ■ ​ ​蒲公英(ほくよう)は息抜きでやって来た謡谷(うただに)で、見た…

桜賀和 愛美
6か月前
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​#08【巍峡国史伝】天の章 伏せる月、ふるえる睡蓮

​■前回のあらすじ■ ​ ​蒲公英(ほくよう)は、どこまでも桜の山が続く、母子山(ぼしざ…

桜賀和 愛美
6か月前

​#07【巍峡国史伝】天の章 伏せる月、ふるえる睡蓮

​■前回のあらすじ■ ​ ​蒲公英(ほくよう)と蓮華(れんげ)の前を横切り、夜中に安寧(…

桜賀和 愛美
6か月前
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#06【巍峡国史伝】天の章 伏せる月、ふるえる睡蓮

■前回のあらすじ■ ​憤(いきどお)って出て行ってしまった蓮華(れんげ)を追いかけた蒲公…

桜賀和 愛美
6か月前
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#05【巍峡国史伝】天の章 伏せる月、ふるえる睡蓮

​■前回のあらすじ■ ​白天社(はくてんしゃ)に帰った蒲公英(ほくよう)は、男子禁制の母…

桜賀和 愛美
6か月前

​#04【巍峡国史伝】天の章 伏せる月、ふるえる睡蓮

​■前回のあらすじ■ ​ ​佐保姫の邸宅から、母子山の頂にある白天社(はくてんしゃ)に帰…

桜賀和 愛美
6か月前
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#03【巍峡国史伝】天の章 伏せる月、ふるえる睡蓮

​ ■前回のあらすじ■ ​ ​四季の姫の一人である佐保姫の邸宅で、主の帰りを待つ小姓の蒲公英は、長引く会議を途中で抜け出した佐保姫と、つかぬ間の談笑のひと時を過ごす。 ​ ​しかし、天変地異に対する対策の会議は難航を極めており、この地の回復の兆しは見えず、会議の主軸である蒲公英の主、安寧(あんねい)の言動にも、彼女らしからぬ姿があった。 ​ ​他の者は気が付かない、その小さな違和感を蒲公英は見抜き、最近の安寧の様子のおかしさとも重なり、嫌な予感がする蒲公英。 ​ ​そんな