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『自分らしさ大好き人間』に飲ませるスープはない

スープストックトーキョーが離乳食の無償提供を始めると発表しましたが、案の定炎上してしまいました。

炎上の趣旨は「子連れが来るとこれまでの環境が壊される。既存ユーザー無視だ!」というもので、みる限り独身女性が中心のようです。

「子供がギャン泣きされるところでランチタイムを過ごしたくない」
「無償で提供すると客の質が落ちる」
「棲み分けが必要だ」

いろいろな意見がありましたが、中でも「棲み分けが必要」との意見が気になりました。

棲み分けといえば聞こえがいいですが、要は既存ユーザーが「子連れは来るな!」と言っているだけです。自分の矮小な性根をそれらしい言葉で糊塗しているだけです。

ですが、本当に悲しいのは、こういったことを言うユーザーが、スープストックトーキョーから切り捨てられたという事実です。

「そんなことしたら客がこなくなりますよ」

と言っている人に対して

「あ、それなら来なくていいですよ。そのつもりでしたから」

と言い放っているのです。

苦言を呈している人は、実は自分が切り捨てられていることに気づいていません。これはけっこう悲しいことです。

そして、切り捨てられる人は、大きな間違いの中で生きているのです。

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スープストックトーキョーについて調べてみると、以下のことがわかります。

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