『弱者男性』は自分がどれほど弱者男性か全然わかっていない
先日、ビジネスインフルエンサーの田端信太郎さんがこんなポストをしていました。
リポスト元の「男社会で具体的に何が大事か」との質問に対する回答だと思われます。
田端さんは男社会における重要なものとして
勝ち抜いた結果、得た資源を他人のために提供せず「独り占め」する人間は嫌われる
と指摘し、さらに
自分が獲得したものを他人に提供することは、男社会において誉である
と喝破しています。
仁と義の男、田端信太郎らしい主張です。私の人生経験からいっても完全に同意です。
最近は「弱者男性」という言葉が目につくようになりました。先ほどのポストも、その流れから無縁ではないでしょう。
当然にその対義語として「強者男性」という概念も出てきています。
私は、ネット上で展開される「弱者・強者男性」に関する議論について、どうも浅さを感じていました。でも何が浅いのかわからない。
それを田端さんのポストが気づかせてくれました。
ネットで言われる弱者男性の用件など、どうでも良くなるくらい、弱者男性と強者男性の格差は大きいのです。
つまり、ネットの言説よりも、現実の格差の方が遥かに大きいという残酷な事実がある。
それをお話ししていきます。
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これは私がX上でよく見るからだけかもしれませんが、弱者男性を表す単語として「チー牛」というものがあり、市民権を得ていると感じています。
私の知る限りチー牛というのは、どうにも元気がなさそうな、いわゆる陰キャっぽい風貌の青年男性が3色チーズ牛丼を注文するイラストが発祥です。チー牛というのは「3色チーズ牛丼を注文する男」の略称です。
確かに、誰が見てもそのイラストの彼は陰キャっぽいオーラを放ち、お世辞にも女性からモテるようには見えません。
また、社会人であること前提とすれば
ここら辺の情報から、職場において主導権を持って仕事をこなしているとは感じられず、控えめな存在として日々生活していることを想像させます。おそらくは、女性にモテるわけではないでしょう。
女性にモテず、仕事でもパッとしない。これらは短絡的に以下のものを連想させます。
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