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落ちてくる残飯をありがたがって食う羽目にならないために必要なこと
高校生の頃、少年ジャンプで幽遊白書という漫画が連載されていた。言わずもがな、のちにHUNTER×HUNTERを執筆する冨樫義博先生の出世作である。
物語は、ジャンプのテンプレートに沿ってトーナメントバトル物に移行していくのだが、その中で下記のようなシーンがあった。幽遊白書を知らない人には申し訳ないが、しばしお付き合いを願いたい。
暗黒武術会において、主人公である浦飯幽助のチームは戸愚呂チームと対戦する。
浦飯幽助チームからは妖狐の蔵馬が先鋒として登場、戸愚呂チームは鴉と名乗る妖怪が出てくる。
鴉の能力は相手を爆発させるもののように見えた。原理は不明だが、蔵馬は「相手に妖気を送り込み内部破壊を起こす能力」と判断する。
しかし、それは間違いで、鴉の能力は「爆弾を具現化する能力」であった。
具現化された爆弾が鞍馬には見えてない。それは、鞍馬と鴉の霊妖力に差がありすぎることが原因であった。
これをみた時、何やら衝撃を受けたことを覚えており、その後の人生でも頭を離れることはなかった。
このエピソードには、何か本質的に重要なことが内包されている。そんなノイズが発せられていた。
そのノイズがメッセージに変わったのは、社会人になってからだった。
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社会人になって会社に入ると、とにかく無力感に包まれる。
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