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狩猟免許試験を受けた(その③:第一種銃猟試験受験編)

前回、前々回の記事に引き続き、今度は実際の第一種銃猟の試験を思い出しながら書きます。もう1ヶ月前だわ。

試験日まで

銃猟もわな猟と同じく狩猟読本と例題集をひたすら読んだり解いたりする日々です。特に区別して勉強していたわけではないのですが、銃猟は鳥獣判別が全部だし、銃の構造や狩猟鳥獣別の散弾の種類や最大到達距離など覚えることが多かったので、法則などを見つけて覚えました。

第一種銃猟免許試験の内容

試験は、わな猟と同じく筆記と実技からなります。
筆記・・・3つの選択肢から正解を選ぶ選択問題30問(7割の得点が必要)
実技・・・鳥獣判別、銃の点検・分解・結合、銃を持って移動するときや休むとき、同行者に緊急的に渡すときなどの動作、銃弾の装填、射撃姿勢、距離判別
適性検査・・・視力・聴力・運動能力(体が動く様子を確認する)

わな猟と同様、筆記試験は、狩猟読本及び例題集から問題が出題されます。3つから選択するのでそこまで難易度が高いものではありません。
多くの試験場では7割の得点がないと実技試験に進めないようです。

実技試験の鳥獣判別は、わな猟と同様、狩猟可能な獣類の判別をします。狩猟可能なら「とれる」と言った後にその動物の種名を答えます。不可の場合は「とれない」といえばOK。
その他の内容は予備講習会で教わった通りにやれば必ず合格するものです。

試験日当日

適性検査

お昼過ぎに集合で、わな猟と同様に受付したらすぐに適性検査でした。
視力検査はわな猟は両目でしたが銃猟は片目ずつ測定しました。。
聴力・運動能力はわな猟と同じです。

適性検査が終わったら受験番号のある試験室に向かって、筆記試験です。

筆記試験

筆記試験もわな猟とほぼ同じです。出題内容は銃猟は銃に関することがあるのですが、それも狩猟読本の内容や例題集を読めばわかる内容です。

回答を15分程で終えてすぐに控室に移動し、その後、わな猟と同じく全員の答案提出と採点が終わったのちに試験監督者がやってきて、全員合格で実技試験へとうつる旨が発表されました。
銃猟試験はわな猟の3分の1くらいの人数だったかなと思います。全員が一つの控え室だったのですが、女性は2人のみでした。少ない。
そして、午前中のわな猟と同じ席に座ってました。

実技試験

銃猟の実技試験も一人ずつ呼ばれ、試験室内に試験監督2名と受験者1人という空間でした。
鳥獣判別は午前中の失敗の反省から、落ち着いて回答することに集中しました。
その後、同じ部屋で銃の点検・分解・結合でした。
試験官の目の前でやると緊張が半端ないです。
点検は落ち着いて行い、分解もすぐできました。
緊張したのが結合だったのですが、予備講習でもなかなか本番でできなくなると言われていて気をつけていました。
しかし、予備講習ではできていたのになぜか1回でできず・・・何回かトライしてもできず、「やばい落ちる!!」と焦ったのですが、ふと、結合しようとした時に開閉レバーを開けていないことに気づいて開けたところ、スッと結合できました。
変な汗が一気に出たり引いたりでパニックでした。緊張するとダメですね・・・
銃の操作は全てにおいて手に持った時に「残弾がないか」「銃口内に異常がないか」をきちんと薬室をみながら口頭でチェックするので、それを落ち着いて行うことが重要です。

その後の試験はまた別の部屋に移動します。
組立でパニックのまま移動して、移動や休憩時、手渡し等の動作です。
その部屋では机が2箇所置いてあり、それぞれの向こう側に試験官がいました。
一つが移動や休憩時の動作をする机、その左手に装填・射撃姿勢を行うための机が置いてあります。
移動動作の時に普通に銃を持つともう一つの机のところにいる試験官に銃口が向いてしまうような形になっていたので、ちょっと悩んでどこまで気をつけるべきか考えたのですが、一応気をつけてもう1人の試験官に直接向かないようには銃口を意識しました。
とはいえ動作の時は組立動作のパニックを引きずっていたので、どこまでできていたか・・・
移動動作関係は薬室を解放(折っておいておく)することはマストなので、そこを気をつけてました。
銃弾の装填と射撃姿勢についても同様です。こっちは無難にやれたと思います。
射撃姿勢は地味に重要なのが、水平に構えてはならず、目線より上の的を狙うことです。水平撃ちは禁止です。

わな猟と同じく、実技が終わったらお帰り下さい~と促されたので建物から退出しました。
いやーめちゃくちゃ緊張しました。

結果発表

合否は郵送で送られてきたのですが、わな猟、銃猟ともに合格でした。
通知は試験日から2週間後でした。

銃猟についてはほとんど自信がなく、終わった時からずっと気になっていたのが、銃の結合にまごついたことと、銃口が試験官に向いていた時が多くなかったかについてでした。結果的に合格したので問題なかったようですが、もしこれを読んでいる方で銃猟試験を受けようと思っている方がいたら必ず注意した方が良いと思います。

今後は銃の所持許可を得ることが次の目標になります。仕事に余裕があればすぐにでも取りたいなと思っているところです。

今年の目標のうち、一つ達成したので次はとある資格を取得したいと思います。そっちは仕事にも活かせそうなものなので、また勉強をしていく日々になりそうです。

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