家を建てるときにこだわったこと

数カ月前、引っ越しました。狭いアパートからそこまで広くはない一戸建てになりました。
お金をかけただけにQOLが爆上がりしております。

やってよかったこと、こだわってよかったことを挙げておきます。
一番言いたいのは最後なんですけどね。

※これはあくまで自分の経験した分だけの話なので、自分が良かったと思い込んでいる可能性がありますし運が良かったり好みにたまたまはまっただけの可能性がありますのでそこはご容赦ください。

高気密・高断熱

最初はちょっとお高いと思ったのと、どこまでを備えるかということで少し迷ったのですが、これで残りの人生が快適になるならと決断しました。
家づくりにあたって最初に行ったセミナーで、見た目も大事だが「機能」が大事だ!高気密高断熱にすることでランニングコストも低くなるし体にも優しい家(カビとか発生しにくいし、ヒートショックなどのリスクも減る)になる!というありがたい知恵をいただいたので、刷り込みされたまま高気密高断熱の家を重視しているところに絞りつつ地場の工務店を色々調べて決めていきました。
全館空調を付けるか、各部屋にエアコンをつけるかという選択肢があり、結果的にはどちらでもなく、2階建てのそれぞれの階にエアコンを設置し、そのエアコンから出る温風・冷風を各回の床下を通じて通して各部屋に出すという装置にしました。
今までのアパートは真夏に帰宅したら外よりも風がなくて暑くて地獄でしたが、建てた家は玄関入ったらとっても涼しい。最高です。
高気密高断熱は正義(いまのところ)。
ちなみに太陽光発電を付けており、その発電量によっては昼間は電気代が0円になるのでエアコンつけっぱなしでも問題ないです。
一度冷えてしまえばエアコンも28度設定なのにかなり涼しいです。

ベランダ無し

だいたいのおうちについているベランダですが、作るかどうかというときに、家事動線を考えました。
夫の実家も私の実家もベランダがあり、洗濯物を干すのは1階の洗濯機置き場から2階のベランダに上がらなければならない状況です。
中高生のころは自分が朝起きたときに洗濯物を干す当番をしていたので、その上下移動が面倒だなと思っていたのと、実家がまぁまぁ雪が降る地帯で寒いため、干したそばから洗濯物が凍っていく極寒の中で作業をするのが辛かったのです。(今思えばあまり何も考えずにやっていたなと思いますが、当時はそれが普通だと思っていたのと、目が覚めるし外の景色でリラックスできたりしていたため気にならなかったのかもしれません)
若いころには良いけど年をとったらきつかろう。そして、周囲の家の庭に植木をたくさん植えている方が多く、もし木の葉が舞ってきてベランダにたまったりしたら排水は詰まるしそもそも掃除の手間がかかるだろう・・・
そもそもベランダを作る工費(防水加工・・・)もばかにならないし・・・
ということで、結果としてベランダはなくし、1階に室内物干し場兼洗面室を設置して1畳分のクローゼットを配置しました。室内物干し場兼洗面室は結構広めにとってあり、ホスクリーンを設置して物干しざお一本を設置しています。
これのおかげで「洗濯する→干す→取り込む」が同じ部屋の中で完結するためとても楽になりました。
なお、クローゼットは扉等を付けていないため、「乾いてクローゼットに掛けてある服が、洗濯物を近くに干すことによって濡れたり湿気たりしないのか」とたまに聞かれるのですが、今のところそんなことはないです。と思っています。
乾かすには除湿機を使うと換気装置とタッグを組んでものすごい速さで乾かしてくれますが、使わなくても室内で一晩で乾きます。助かる。

階段の踊り場を作る

階段は廻り階段(曲がり階段?)か直線階段の2種類にほぼ分かれると思うのですが、敷地の広さや間取りの関係上、廻り階段しかできなかったため、お願いとして「踏板(足を置くところ)は必ず並行(長方形)であり、踊り場は正方形か長方形」となるようにお願いしました。
というのは、廻り階段でスペースをできるだけ狭くしようとすると、図面で見るとカーブの位置で曲がりの中心から放射状に踏板の線が描かれ、踏板の形が長方形でなくて三角形みたいになっているものが多く、踏む位置によっては狭かったり、歩幅が一定でなくなったりすると危険で足を踏み外しやすく怖いという感覚があったからです。
また、私の実家は直線階段だったのですが、一度転ぶと下まで止まらないのでもともと直線は避けようと思っていました。
結果的に、折り返しのある階段とは少し異なる「コの字」の形の、正方形の踊り場が2カ所ある階段(「コ」の頂点部分が踊り場)になりまして、非常に歩きやすい形になったので満足しています。

2畳書斎

正方形の2畳書斎です。
まっさらな部屋ではなく、4面の内の1面の壁に高さ70㎝、奥行60㎝のカウンター(机)、そしてそのカウンターの上50㎝の高さに奥行20センチの板(本棚)を造作してもらいました。横幅は170㎝くらいの幅の壁より少し短い状態です。
本当はカウンターの左右どちらかと背面の壁一面に本棚も造作で付けたかったのですが、予算の関係上断念し、ニトリのNポルダ(幅80㎝)で代用しています。
2畳書斎を作るにあたってはその狭いスペースだけのための冷暖房が課題になると思うのですが、一つ目の空調設備が書斎にもつながっているので、冷暖房は完備になりました。しかも他の部屋と異なり、書斎の配置は外壁に接していないことから他の部屋に比べて冷暖房の効きがとても良い状態になっています。家が魔法瓶状態になっているようなイメージです。
職場では在宅勤務が制度化されている上に自分の業務も在宅で十分すぎるくらいこなせる状態なので、この書斎にこもっています。
また、オンラインイベントや職場の勉強会など、自分のスペースで気兼ねなくできるというのがとても快適です。

家を作るときに大事だと思うこと

自分の反省点でもあるのですが
「先にFPの方などに相談して、生涯設計的に払える金額を算出して予算を決めてから動き出すべき」

家作りたい!とりあえず展示場に行ってみよう!とかすると完全にドツボにはまるらしいです。
展示場に行って優しくしてくれた営業さんが良かったからここにしよう~ってハウスメーカーを決めて、希望を言った際に出された金額にびっくりするけどハウスメーカーお抱えのFPさんにいいように言われてその金額で検討をスタートするも、途中途中で細かい要望を伝えたら加算していったり、無料でないオプションを使うことになったり、カーテンや家具家電を購入していくとなると雪だるま式にどんどん支出が増えていき、月々のローン支払い額がどんどん増えて「いい家を買ったのに毎月のお金がギリギリ…」なんてことがないように…!(これはあくまでマジでヤバいレベルの話です)
ということで、先にFPさんに「家を購入したいので生涯かかるお金を検討したい」と相談して、自分の給与やライフステージでかかるお金を検討してからその予算をもって工務店なりハウスメーカーと接触することで絶対に安全な額になるはず、とのことです。

ちなみに我が家は、このことを言われていたにもかかわらず、自分たちが気になった工務店さんのいくつかに行っておおよその見積もりを出してもらってからFPさんのところに行きました。そしてどんどん値段が上がる・・・
いやぁローンの支払い大変だなぁ。

大学の話と関係ない話題だったな。

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