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旅行記 / 名古屋・関東方面 久しぶりの列車での旅、そしておそらく初めての一人旅 (2018/04)

列車に乗って遠いところまで行くのは、本当に久しぶりだったのです。

高校の卒業旅行で、青春18きっぷを使って名古屋とか長野とか津和野(!)とか行ったのですが、それ以来ですね。当時は列車の旅にはそれほど興味もなく、「へぇ。そんな便利なきっぷがあるんやな…」ぐらいの認識でした。

今回、関東の方のとあるイベントに行くにあたって、安く済ませたいという気持ちと新幹線で高速移動するのは芸がないなという気持ちがあり、ならば久しぶりに18きっぷを使おうかと考えたわけです。

2018年の4月に行ったのですが、それまでは関東方面に行ったことすらほぼなかったので、すべてが新鮮に映りましたね。今では全国津々浦々乗り回し移動するようになっているなんて当時は思いもよらず…。

何に乗って、どこへ行ったか

● 主なJR路線:草津線、関西本線、中央本線、横浜線
● 主な私鉄路線:名鉄線
● 主に行った場所:犬山城、のんほいパーク、中部国際空港
● バランス:[観光] ・・・★・[鉄道]

◆Day 1◆ いつもと違うルートで名古屋へ

朝は京都からスタート。草津線から関西本線に出るルートでは行ったことがなかったので、このルートを選びました。琵琶湖線が若干遅れて、草津での乗り換えがギリギリで焦った…もちろんちゃんと乗換客を待ってくれます。

後になって知ったことですが、今回のルートが昔の東海道(五十三次のやつです)におおむね沿ったルートなんですね。米原経由の東海道本線は途中でちょっと外れます。東海道五十三次を三条大橋から踏破する!という挑戦を友人とぼちぼち進めているので、その辺の知識もちょっと付いてきました。

さて話は戻って、草津線で緑色の電車に揺られて朝の沿線風景を眺めます。当時は初心者だったので特に、見慣れない駅名を見るたびにわくわくです。「三雲…?油日…?まだまだ知らん土地がいっぱいあるんやなぁ」

草津線の終点、柘植駅に到着。関西本線との乗換駅となっています。乗客が多くて座れなかったので前面展望です。座れないときの個人的なオススメでよくやります。山中の曲がりくねった線路を2両編成が進んでいきます。

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亀山で乗り換えて名古屋を目指しますが、ここからはJR東海の管轄区間で、平地を走り直線が多く、さっきまでと雰囲気が全く違うことに驚きました。桑名からは「快速みえ」に乗り換えますが、こちらも座れず。手前の四日市から乗った方が良かったかも。なんかちょっとエエ車両やな。

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名鉄線に乗っていろいろ移動してみた

そんなこんなで名古屋に到着し、名鉄線へ。一日乗り放題チケットを利用しまずは岐阜方面へ。西枇杷島駅のホームがめちゃ狭く短くてびっくりです。(どうやら改修工事でホーム幅が広くなったみたいですね!Wikipediaより)ちなみに写真は名鉄名古屋駅です。ターミナル駅、でも線路の分岐がない。

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岐阜からは各務原線で犬山方面へ。ちょっと雲が厚めで肌寒い。

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全く気にしてはいなかったのですが、たまたま犬山祭の日だったようです。カラクリ人形を乗せた曳山を観つつ、ふるまわれた樽酒もいただきました。昼間から上機嫌です。

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犬山城も見学しました。天守からの眺め、川の方向が特に気に入りました。城マニアではないのですが「行く場所に困ったらとりあえず城を見に行く」みたいな感じで旅先でよく行っています。大概、お城はありますからね。

犬山からは乗り放題チケットに付属の特急券で有料車両に乗って移動です。こういうちょっとした特典があると嬉しいですね。豊橋まで快適に一直線。真昼間ということもあってか空いていました。

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豊橋に到着して遅めの昼食を買っていたら、乗り換えのJRの列車が発車してしまい一本遅れる羽目に…。発車時刻はちゃんと確認しておきましょう。

のんほいパークと中部国際空港にも行こう

よく城を見に行くと書きましたが、動物園とか水族館とかもよく行きます。あとは神社ですね。それこそ無限にある印象です。さすが八百万の神です。話が逸れましたが、次に行ったのはのんほいパーク(動物園)です。

当時はアニメ「けものフレンズ」の脚本に感動してハマっており、ちょうどコラボしていたのんほいパークで動物たちに癒されてきました。下の写真はアニメで主人公になったサーバルキャットです。丸くなって寝てます。

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そういえば中部国際空港にも行ってみたかったのでした。地図で見ると圧倒的な遠さです。来た路線をそのまま戻って乗り換えて、…遠い…。着いたらもう日も暮れていました。そこから再び名古屋市内まで戻って宿泊します。こんな感じで毎回、行きたいところを網羅すると移動が激しくなります

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◆Day 2◆ 名古屋から長野方面を経由して相模湖へ

千種から中央本線の快速に乗ります。終点の中津川では10両編成の列車から2~3両編成の列車に乗り換えが必要なので、18きっぷシーズンには数少ない座席をめぐり「中津川ダッシュ」なるイベントが発生することになります。※走るのは危険なのでやめましょう

今回は紛れもない18きっぷシーズンで、乗車位置は適当でしたが、中津川で見事に真正面に列車が待っていて難なく座れました。日頃の行いですね

実はこのルートは冒頭に書いた卒業旅行の時に通ったことのあるルートで、なんだか懐かしいような感じでした。途中雪が舞ってきたり、残雪と桜とのコラボを見られた場所も。京阪神との気候の違いを感じさせられます。

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初めて山梨県に降り立った

塩尻からは東に進みます。諏訪湖の周辺までは行ったことがありましたが、そこから先は完全に未知の世界です。そして初めて山梨県に到達したときの感動たるや、…大袈裟ですかね。後続で小淵沢からの始発列車があるということを知ったので、一度降りてみました。…めっちゃ綺麗な駅舎やな。

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どっちか忘れましたが、うどんかそばを食べました。

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ホームからも桜をぼちぼち見渡せました。この小淵沢駅からはさらに標高の高い場所を走る小海線が伸びている…ことに当時はあまり興味がなかったのですが、今となっては早く乗りに行きたくて仕方ありません。せっかく行くのであれば紅葉シーズンに「HIGH RAIL 1375」に乗ろうかと画策中。

小淵沢からの始発列車に乗って甲府を通り塩山を通り、果樹園らしき土地を見ながらさらに東へ進みます。今度はワインを目当てに来てみたいですね。そうこうしているうちに目的地の相模湖駅に到着です。神奈川県まで来た。目的のイベントは特に書くほどのことでもないですし割愛します。決して、書くのが面倒だからではありません(??)。

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非日常から現実に帰ります

帰りは相模湖から八王子まで出て来ました。山岳地帯から突然都会に入った雰囲気ですね。電車も当然のように混みます。現実に戻ってきた気分です。横浜線に乗り換えて新横浜に出ました。途中の橋本駅は、関西にある同名の2駅とは比べ物にならない賑わっています。

当時は今よりもお金がなく、逆に時間と体力はあり余っていたので、帰りも18きっぷで旅費の節約です。新横浜から名古屋まで新幹線でショートカットして残りは在来線で帰ってきました。新幹線の写真も撮ってた…記憶はありましたが、残念ながら消えていました。

京都に帰るにはほぼ終電に近い時間帯で、遅れたり乗り継ぎに失敗したりと考えると、ちょっとしたスリルとして楽しめます(?)。今回は何事もなく帰って来れました。めでたし!

何か視界が開けた気がした

そんなこんなで2日間かけてぐるっと行ってきたわけですが、行ったことのない場所に行くわくわく感みたいなものを久しぶりに味わえたと思います。視界が開けたと書くと何か胡散臭い感じもありますが、それほどになかなか印象に残った体験となりました。

久しぶりの遠出で、まだまだ知らない場所があることとか、まだまだ簡単に行ける場所があることとかを思い知った上に、列車に乗って好きに移動する楽しさを知ってしまったのでした…!

次は、うどんを食べに行くことになります。

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