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旅行記 / 埼玉・千葉・東京西部 鉄道博物館と東京近郊路線 (2019/09)

またしても台風にやられましたね。房総半島を回りたかったなあ。

以前の記事で「はこね学生音楽祭」について書きました。2019年は運営側として参加し、音楽祭を楽しんだ後に房総半島一周をば…!と目論んでいたのですが、開催直前に入ってきた台風直撃の予報

この年、私の遠出のタイミングで見事に3ヶ月連続で台風が直撃しました。まず前回の8月、今回の9月、そして10月には友人らと東海道五十三次を歩く予定が延期に。

今回は日程が欠けることにはならなかったのですが、不通になってしまった路線については変更を余儀なくされ…。

何に乗って、どこへ行ったか

● 主なJR路線:武蔵野線、南武線、京葉線、青梅線、五日市線、相模線
● 主な私鉄路線:小田急線
● 主に行った場所:鉄道博物館
● バランス:[観光] ・・・・★[鉄道]

◆番外編◆ はこね学生音楽祭と台風の夜

裏方としての参加ですが、前日入りして準備を進めていきました。新幹線で小田原まで行ってからバスで箱根方面へ登って行きます。この日は気持ちの良い晴れ。新幹線からは富士山をはっきり見ることができました。おそらくこの日が初めてです。

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箱根登山バスの運賃券の発行番号がゾロ目になっていてちょっと嬉しかったです。音楽祭の舞台は箱根町の仙石原文化センター。いつもお世話になっています。2020年には改修工事が行われたそうです。

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近くの「ちゃいなハウス」さんで毎年ラーメンと餃子のセットをいただいています。これを食べると、箱根に来たわ!という気持ちになります。それと写真はありませんが定食屋さん「大地」ですね。両店とも美味しいです。

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音楽祭当日は台風接近が危ぶまれる中、早め早めに進行させて何とか無事に終演まで執り行うことができました。例年と同様に、当日の演奏映像も公開されていますのでぜひご覧ください。

そしてその夜、雨風が強くなってきて台風が襲来しました。夜のうちに過ぎ去ってくれたのが、私にとってはまだ良かったところです。

◆Day 1◆ 箱根登山鉄道とGSEには乗れず

お宿は温泉宿のときはいつも朝にも温泉に浸かることにしています。今回も例に漏れず露天風呂に入ってみたのですが、大雨が降り注いだせいかお湯がだいぶぬるかったですね…。まあ、台風襲来のすぐ後に露天風呂に浸かるという経験もなかなかできるものではないと思いますので、これはこれで。

そして朝のニュースで千葉県の惨状を知ることとなります。小田急も特急が運休に。この日は小田急ロマンスカーのGSEに乗る予定でしたが、やむなく諦めることとなりました。

箱根登山鉄道も運休だったので、箱根湯本駅まではバスで下りてきました。箱根湯本駅から小田急で新宿へ向かうことにしましたが、時間があったので80‰の勾配を外から見学することに。なかなか見ることのない数字です。

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箱根湯本から小田原で急行に乗り換えました。ホームで待っていると、ドア幅がめちゃめちゃ広い車両も来て驚きました。初めて見ましたがなかなかの違和感。

小田急もダイヤが乱れており、乗っていた電車が向ヶ丘遊園駅付近で長時間停車していました。足止めを食らっていたサラリーマンの出社時間も重なり車内は相当な混雑だった記憶です。

鉄道博物館で鉄道の歴史を感じる

新宿からはJRに乗って大宮へ向かいました。そう、鉄道博物館へ行くことにしていたのです!大宮からは歩いてみたのですが、そこそこ距離があり少し疲れました。埼玉新都市交通ニューシャトルに乗れば良かったのですね。

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券売機や入場ゲートが、実際の駅みたいな雰囲気でした。館内には歴代の様々な車両が展示されています。私は京阪電車以外はよく知らないですが、いろいろと観られて面白かったです。中でも特に印象に残ったのは、200系新幹線の座席がふわふわで座り心地が良かったことですね。

寝台列車もありました。ここで初めて車内の様子を見たと思います。今ではもうサンライズ瀬戸・出雲以外の定期寝台列車が走っていないのがちょっと残念です。昔から鉄道趣味(とお金)があったら絶対乗りまくってただろうなあ、と。

館内で窓の外にカメラを向けている人がいたので、何かと思って外を眺めていたら観光列車の四季島が通っていきました。さすがに乗る勇気は…。

京葉線とモノレールで千葉方面へ

鉄道博物館からの帰りにはニューシャトルに乗りました。今回の旅で初めてその存在を知りましたね。小さめの車両がゴロゴロと走っていきます。

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元々乗る予定にしていた武蔵野線には予定通り乗れました。前の夜の台風がウソのような美しい夕焼けを見ることができて良かったです。本当なら窓に張り付いて大きな画面に収めたかったのですが、混雑していたのでさすがに気が引けました。

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立川でラーメンを食べ、南武線にも乗りました。これで南武線の乗りつぶし完了です。東京近郊は私鉄も含めると路線が多すぎるので、全線制覇などはだいぶ先になりそうですね…。

東京駅からは京葉線で千葉方面へ。京葉線ホームが遠いとは聞いていましたが、いや、もはや別の駅やろこれ。地下もだいぶ深いんですね。

内房線と外房線が運休となっていたので、終点の蘇我駅まで行ってもお宿のある千葉駅には直接は行けないことが判明し、千葉みなと駅でモノレールに乗り換えました。少しだけでしたが乗ることができて面白かったです。

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懸垂式は初めて乗りました。乗った瞬間は少し怖かったです。落ちそう…
※落ちません。

◆Day 2◆ 予定変更で武蔵野線と青梅線に乗る

この日も当然、内房線と外房線は運休となり、房総半島一周ができなくなりました。モチベーションがダダ下がりして部屋でダラダラしていました。

でもずっと部屋に残っても時間の無駄、ここから別の行程を考えるのが腕の見せ所(?)です。せっかくの機会なので青梅線と五日市線に乗ってみようということになり早速出発しました。

千葉駅の発車案内を見ると、内房線はすべて姉ヶ崎行きとなっていました。武蔵野線も乗りつぶしておきたかったので西船橋方面へ。結局、千葉県には泊まっただけでした。またの機会に。

西国分寺で中央線に乗り換えて立川まで行き、そこから青梅線に乗り換え。さらに青梅からは奥多摩行きに乗り換えました。

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青梅線は途中から緑豊かな区間を走り、東京都内とはなかなか思えないほどでした。もちろん東京全域が都市部なわけがないのは知っていますよ!

奥多摩に到着すると少し天気が悪くなってきました。遠くで雷がゴロゴロと鳴っていましたが、大崩れはしなかったのでセーフ。駅を出て歩いてみると山と川がお出迎えです。

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予定変更で五日市線にも乗る

さて、拝島まで戻ってから五日市線に乗り換えです。こちらものどかな田園風景が続きました。青梅線とは違い、標高は高くなかった印象ですね。

めちゃどうでもいい話ですが、漢字の「東秋留駅」に対し「あきる野市」が平仮名になっているのが気になり、道中にWikipediaで調べてみました。どうやら「阿伎留」の表記もあり、折衷案の平仮名に落ち着いたとか。

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青梅線と五日市線は盲腸線ということもあって、優先的に行く予定は立てていませんでしたが、今回たまたま乗りに行けることになって良かったなと。

拝島から八王子まで八高線に乗り、八王子から横浜線を経由して、橋本から相模線へ。学生も多く車内は混雑していました。座れないときは恒例の前面展望です。

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茅ヶ崎から小田原まで出て、小田原からは新幹線でサクッと京都まで帰ってきました。今回はこれでおしまいです。


今回は台風の影響でいろいろと予定が変わりましたが、それはそれで記憶に残るものになったかと思います。すべて順調に進むよりハプニングがあった方が思い出になりますからね。そういうことにしておきましょう。房総半島一周はいつか必ず…!

ただ、2021年のダイヤ変更で内房線と外房線のダイヤがガラッと変わって、当初の行程案では行けなくなってしまったんですね。その後の予定も考えてうまく組み直す必要が出てきました。今ちょっと苦戦しているところです。


次は、近場でゆったり観光をメインにした岡山・倉敷の話を書きます。

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