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発見王とはどんなゲームなのか

個人でゲーム開発をしているネコアップと言います。
これが初noteとなります。ここ数年がかりで発見王というゲームを作っていて、やっとリリースできそうな段階にきました。
なのでnoteを書いて紹介してみる感じです。読んでもらえると嬉しいな。

タイトル:発見王
 iOS・Android
 無料(App内課金あり)
2021年10月29日リリース予定

概要

ゲームの目的はお宝をたくさん手に入れること。
そのためには敵とバトルしたり、強くなるためのアイテムを手に入れたり、ゴールドを稼いだり、様々な冒険をすることになります。
うわさと呼ばれる情報を手にいれることで、より効率よくゲームを進めることができます。
うわさを集めてお宝を見つけるRPGなのです。

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■全体マップを移動しよう
全体マップは196のエリアに分かれています。
プレイヤーは自由にどのエリアにも行けますが、体力を使うので一気に遠くには行けません。回復アイテムや回復ポイントで、体力を回復しながら移動することになります。
移動に便利なお宝もあるので、うまく活用してゲームを進めましょう。

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エリアを探索しよう
エリアに入ると探索の画面になり、茂みをタッチすることで探索できます。
茂みの中に隠れているものには良いものと悪いものがあり、良いものの上下左右にはあしあとのマーク、悪いものの上下左右にはドクロのマークがあります。これをヒントに良いものを探していきましょう。

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イベントに遭遇する
茂みを開くと様々なイベントが発生します。
アイテムを入手したり、キャラクターから情報を得たり、
また敵に出会うとバトルになります。

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うわさを手に入れよう
このゲームで最も特徴的な要素としてうわさがあります。
うわさから、重要イベント、アイテム、回復場所など、
ゲームのほとんどの要素を知ることができます。
うわさをたくさん手に入れることが、このゲームを攻略する近道です。

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うわさは全体マップでアイコンとして表示されます。
うわさの位置から行動プランを立てましょう。
またうわさを一覧表示できる画面があり、ジャンルごとに絞り込んで表示することもできるので、うわさの数が多くなってきても大丈夫です。

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発見王はマルチプレイヤーゲーム

で、ここからこのゲームの核心に入っていきます。
なんと発見王はマルチプレイヤーのゲームなのです!
といってもプレイヤー同士の通信機能があるわけではありません。
上記のプレイで手に入るうわさはプレイヤー間で共有できるんです。
「エリア〇〇に✕✕がある」という情報は全プレイヤーで同じで、他の人に教えてあげるとその人にもメリットがあります。
うわさを教え合う手段は自由。直接話しても良いしSNSやネットで情報をやりとりしてもOKです。
アナログ的なマルチプレイヤーといいましょうか。
ここでこのゲームのヒントになったゲームを挙げておきます。

初代ゼルダの話
ファミコンの初代「ゼルダの伝説」の隠し部屋で「ミンナニナイショダヨ」と言われ、ルピーをもらえる部屋がありました。
ゲームプレイとしては1人なんですが、他のプレイヤーを意識したメッセージなんです。隠し部屋を見つけた人が他のプレイヤーに自慢する、ということを見越してのメッセージです。スーパーマリオでも、それ以前の他のゲームにも隠し要素的なものはありましたが、この場面は言葉として他のプレイヤーの存在が出てきたものとして印象深いです。

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ポケモンの話
ポケモンは通信を対戦だけでなく交換することに使ったことが画期的なのですが、今回注目するのはそこではなく、ゲームと現実が地続きになってるという部分です。
ゲーム内のキャラクターと対戦や交換ができますよね。ポケモンはそれと同じことが現実のプレイヤーに対してもできる作りです。
ゲームプレイの延長としてリアルなプレイヤー同士が関われるのです。
とても画期的です。

発見王を作り始めたきっかけは、これらの要素を発展させたかったんです。
ゲーム内で行っていることを現実の世界にシフトさせるんです。

今これを作る意味

リアルなプレイヤー間で情報のやりとりを楽しむ形は昔からありました。
ファミコン時代の裏技ブームみたいなものや、雑誌や攻略本からプレイヤーが情報を手に入れて楽しんでいたこともありました。
で、現在はネットとSNSとユーチューブなどの配信がメインです。
古い要素を今の時代に合わせれば、新しいものを作れる気がするんです。

ネタバレNGというワードは時代の反映
SNSが普及してきて、情報の入手のハードルが下がりましたね。
意識せずともなにかの情報を見てしまう…。その反動でネタバレNGという言葉が取り沙汰されるようになったと思います。
ネタバレが嫌がられるのは先々の楽しみが減ってしまうからでしょう。
脱出ゲームなど謎解きの答えを知ってしまうと、後は作業になってしまいますよね。コンテンツが消費されてしまうんです。
でも他の人とゲームのことを話すのは基本的には楽しいはずなので、
なんとかネタバレしても大丈夫なものとして成立できないか?
みんなが楽しく共有できるようなゲームを作りたいのです。

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発見王のアイディア

ネタバレの問題をなんとかして、プレイヤー間で情報交換するゲームにしよう。そのためにいくつかのアイディアを考えました。

時間で地形が変化する
1時間ごとに霧が発生して地形が少しづつ変化します。全てのプレイヤーで同じように変化していくので常に情報交換はできます。

地形が少しづつ変化するというのがちょっと面白い効果を生むんです。
例えば「エリア50に妖精がいる」といううわさは、聞いた時点では信頼度100%なのですが、1時間経過した後は地形が少し変化してしまうので、もうそこには妖精がいないかもしれません。
時間で信頼度が落ちていくんです。
1時間ごとに少しづつ変化して6時間で全ての場所が入れ替わる仕様になっています。なので6時間前のうわさは価値のないものになるんです。

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2段階のマップ
発見王のマップは全体マップ探索マップの2種類からなります。
2つに分けているのにはちゃんと意味があります。
全体マップの情報はプレイヤー間で共有可能ですが、探索マップのイベントの配置はそれぞれのプレイヤーで異なっています。
これは情報を得た後にプレイが作業的になりすぎないようにするためで、探索は各プレイヤーが自力でやる必要があります。
情報によって助けられる割合を調整してるわけです。

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情報を組み立てるゲーム
例えば、エリア〇〇に欲しいアイテムがあることが分かって、ポーンとその場所いけてしまったら正直つまらないですよね。
なので情報を手にいれた後、計画することが必要な作りしてます。
やることが1つではないんですよね。
あれやってこれやって…ということがいくつもあって、それぞれの要素で情報が手に入るので、プレイヤーが手に入れた情報から最善の道を組み立てることになるんです。

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情報のコンボ
このゲームには「金運の花」というアイテムがあり、
この花を持っていると宝箱から手に入るゴールドが増えるんです。
金運の花1つ→3倍
金運の花2つ→6倍
金運の花3つ→9倍
複数の情報を得るのは難易度が高く、さらに次の情報が欲しくなる仕掛けです。

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そして発見王で実現できること

ネットから情報を得てプレイする
ネットを自由に見ながらゲームを進めることができます。
プレイヤーはいかに外から情報を手に入れるか、それも試されるようなゲームになっています。

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友達とプレイする
ゲームでは移動に体力が必要なので、離れた場所の情報はあまりメリットがなく闇雲に情報を集めても効率が悪いです。友達と一緒にプレイすれば、よりピンポイントな情報を入手できます。

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■ライブ実況にあつまる
プレイヤーは情報を求めているので、ゲームのライブ配信を見に行く理由があるんです。視聴者からも情報提供できますし、配信者さんにとっても人が集まることになるので、WinWinの関係が築けるでしょう。

アプリ内から配信へうまく誘導できる仕組みを計画中です。

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最後に

ざっと説明したいことを書いてみました。このゲームの性質上、人が遊んでくれないとわからない部分も多いです。今も不安がいっぱいです。
でも開発をスタートしてから2年くらいは、こりゃ成立しないじゃないかなという状況が続いていましたが、そのときと比べると、今はなんとか上手くゲームをまとめることができた実感はあります。
色々とすごいでしょ!と言いたい部分はあるんですが、うまくいかない可能性も多々あるので、なんとも言えない感じです。
というわけで発見王をよろしくお願いします。

現在、iOS版の予約ができるようになってます↓


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