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西新宿のゾートロープ

22時。酔った帰りの特急の中でこれを書いています。

上司に教えてもらった日本のウイスキー専門店、ゾートロープに行ってみた。

映画をテーマにしたバーで、空間のデザインは、日本映画美術の巨匠、故・木村威夫氏が手がけている。

入口の目玉が実は覗きガラス球になっていて、「ゾートロープ」という覗きからくりの映像装置を思わせる。

棚には国産ウイスキーが所狭しに並び、薄暗い店内で映画音楽が響く。ワンオペで回しているのは武藤敬司に似ているマスターだ。

わたしは全くお酒に詳しくないので、飲みやすいおすすめをハイボールで、同僚はフォアローゼスが好きとのことでバーボン系のおすすめをロックで、同僚のツレは東北の方のおすすめを、各々注文した。

出てきたのは、それぞれ「Mars whiskey shiki」「富士」「宮城峡」。「shiki」は樽で作る年に数回しか出回らない珍しいものとのこと。

味には疎いながら後味に芳醇な香りを感じた。

静かなほのあかりの空間で呑むお酒の美味しさを知った。

また覗きに行きたい。

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