[モトエッセイvol4]見た目重視が功を奏する～完結編～

こんばんは。
今日はちょっと買い物がてらドライブにいってきたのですが、
朝と夕方に雪がちらついてる場所があり
まだ夏タイヤなのでビビりながらのドライブになりました・・・。
来週こそはタイヤ交換しなきゃいけないな。

さて、完結編です。
見た目重視で選んだ旧型のホンダレブル。
跨がった時に衝撃だったのが、乗り易さだった。
身長１６３センチで、わりと背は大きめの私でも
教習車のCB４００はかかとが辛うじて着くか着かないかで
正直、最後まで怖かった。
アメリカンは足つきのよいバイクだと知ってはいたけれど
同じバイクでもこんなに違うのかと。
教習車で立ちゴケしまくった（先生ごめんなさい）私が、
レブルでは一回もたちゴケしたことなし。
そして固くておしりがいたくなるシートの教習車とは違い
ふっかふかのシートは快適すぎて、ロンツーでもおしりが痛くならない。
乗車姿勢も腰に負担がかからないので、腰痛もなし。

決してCB４００をディスる訳ではありませんよ！
きっとバイクの面白さを追求するならば、CB４００のほうが
よいバイクなのではと思う。
２輪館の店員さんも、初心者ならまずはこれがいいよと、アメリカンを探している私にCBを推してきたくらい。

話を戻します。
見た目重視、一目惚れのジャケ買いだった旧型レブルだけど、
ワンシーズン乗ってみて、本当に乗りやすく扱い易いバイクで
初めての相棒に迎えることができて
本当によかったなと思っている。
古いバイクで、塗装が痛んでいる部分もある。
でも、前オーナーさんがガソリンタンクの漏れも修繕してくれていたし
中古のバイクは当たり外れがあるけれど、当たりだよこのバイクは。
と、お世話になっている自動車販売店の社長に言ってもらえるほど
本当に調子がいい。

見た目で選んだバイクは、４０歳の衰え始めた身体に優しく
排気量５倍のハーレーにも食らいついていくガッツがあり
リッター３０kmは走る燃費の良い走りで
結果的に私にとって最良の選択になったのである。

そして何より、心から気に入ったバイクで
ちょっと強めだけど、体中に伝わるエンジンの振動を感じながら
ギアチェンジで加速していくマニュアル感を味わい、
全身に風を受けて走る楽しさを
知ることができたことが何より嬉しい。
たった４か月で、私にたくさんの景色を見せてくれた
水色の「反逆者」には感謝しかない。
もちろん、運転が下手くそでセンスがない私を
呆れつつも見捨てずに付き合ってくれたハーレーさんもね。

長くなりましたが、見た目重視が功を奏したお話でした。

Fin