nekota ❄︎【連載小説】キッスで解けない呪いもあって!〜ボッチ王子の謎解き呪解譚〜

nekotaです(ฅΦωΦ)ฅ 『記憶を失くした僕へ。今日、僕は僕を呪った』 眠りの呪…

nekota ❄︎【連載小説】キッスで解けない呪いもあって!〜ボッチ王子の謎解き呪解譚〜

nekotaです(ฅΦωΦ)ฅ 『記憶を失くした僕へ。今日、僕は僕を呪った』 眠りの呪いで成長が止まったボッチ王子の時生と、同じ呪いで消滅寸前の境の国村の女子高生楓。呪解のキスを封じられた2人が、協力して眠りの呪いの謎を解き明かしていく冒険譚! よろしくお願いしますm(_ _)m

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【連載小説】《キッスで解けない呪いもあって!》公式ガイド(ฅΦωΦ)ฅ ᗦ↞◃ R5.10.11.

最新newsᗦ↞◃ᗦ↞◃ᗦ↞◃ R5.10.11. 久しぶりに「monogatary.com」に投稿しました。 https://monogatary.com/mypage/post/story 文章力とスピード向上を目指して、境の国村の日常「3分ストーリー」をアップしていこうと思います!よろしければ遊びに来て下さい(ฅΦωΦ)ฅ はじめにᗦ↞◃ᗦ↞◃ᗦ↞◃どうもnekotaです(ฅΦωΦ)ฅ 読んでいただきありがとうございます! 《キッスで解けない呪いもあって!》は、n

    • nekotaのハナシのつくり方【番外編】

      どうもnekotaです(ฅΦωΦ)ฅ なんとこの度!  ワタクシのお話に挿絵を描いていただきました! それはコチラ!!!↓↓↓ Rye様!!! ウミネコ文庫様の企画にてご縁をいただき、探偵時生のお話に素敵な絵をつけていただきました。 しかも2枚も!!! (コチラ↓がそのお話です) 天狐様の場面は私の文章の世界そのまんまで驚きました! が、なにより時生の事務所の場面は、見た途端に様々な空想が掻き立てられる、なんとも奥深い挿絵で、挿絵の凄さを思い知らされました。 ぜひぜ

      • 【7】第一章 眠れる境の探偵社 (7)ボッチ王子、東京駅に行く

        ❄︎ ❄︎ ❄︎ 「あれからここに来るまでまさかの3年ですよ、3年! 王子、ちゃんと聞いてます? あ、やっと僕の番だ。ちょっと待ってて下さい。えーと、ザラメ入りメープルワッフルを3……いや、5個! 下さい」  ガラスケースの向こうでキラキラと甘い光沢を放つワッフル達。東京駅構内の人気店『サカイノワッフル』の行列に並んでいる時から、時生の目は釘付けだ。 「ここのメープルシロップはカナダ国のケベック州からも絶賛される、あの境の国村原産のものだけを使ってて、僕がどれだけこれを食べ

        • ついにボッチ王子時生が動き出します! ようやく新編が書けたー(T-T)! 1ヶ月、色んなキャラの短編を書きまくって、境の国村編の下準備をしてきた甲斐がありました。私にしてはスムーズに話が進みます。 どうぞ読んでやって下さいm(_ _)m

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        【連載小説】《キッスで解けない呪いもあって!》公式ガイド(ฅΦωΦ)ฅ ᗦ↞◃ R5.10.11.

          nekota (ฅΦωΦ)ฅのハナシのつくり方【3】キャラクターは短編で

          どうもnekota (ฅΦωΦ)ฅでっす! あれ?気づけば明日から11月。 と、いうことは…… マガジンの漫画原作応募から1ヶ月もたっとるっっっ((((;゚Д゚)))))))!? nekota、あれから話ススンデナイアルヨ。 ヤバない? というのは冗談でー、と言いたいところですが、あながち冗談でもなく。『キッスで解けない呪いもあって』はいよいよ時生が境の国村にたどり着くYo!の手前で中断中。 もちろんプロットは出来てます!ざっくりね。ダーイブざっくりね。 でも、nek

          nekota (ฅΦωΦ)ฅのハナシのつくり方【3】キャラクターは短編で

          転天狐舞・テンテンコマイ

          てんてこ-まい【天手古舞(い)】 《里神楽などの太鼓の音に合わせて舞う意から》あわててさわぐこと。忙しくてあわただしく立ち働くこと。 ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎ ❄︎   ーついに突き止めた! 草木も静まる丑三つ時。 時生君は汗ばむ手で捕獲網を握り直します。 《ペンギン・カフェ》の隣の鎮守の杜 『転狐神社』の境内。 そこはカエデ通りの猫達の集会所。 今まさに、茂みに隠れる時生君の

          【6】第一章 眠れる境の探偵社 (6)ボッチ王子誕生

          「なあ! あの王子様がキスすれば、村の呪いも解けるんじゃねぇかな?」 「馬鹿か? ウチの村に姫なんかおりゃせんだろ」 「いるじゃん、眠り姫」 「ありゃ居眠り姫だろ」 「大体どうやって王子に来てもらうんだよ? オーロラ公国には完全無視されてんだろ?」 「あいつら『眠りの呪い』の事を口にしただけで、通信遮断しやがって」 「やっぱ村だから相手にされないんじゃないかな? 日本国に頼んだほうが……」 「お馬鹿か? 国はこの村が閉じられてた方が都合いいんじゃから、阻止するに決まっとろう」

          【5】第一章 眠れる境の探偵社 (5)小さい彼女に守られて

           光のせいで彼女がよく見えない。時生は聞きたかった。君は誰で、ここはどこで、僕らは何をしてるのか。そしてアレは……。なのに口が開かない。 ――そうか、これが僕が眠らせた記憶なんだ!  すると、何だか場面が飛んだ様な感じで、急に女の子がインク瓶に羽ペンをつけつけ、時生に本を開かせ何かを描き込んでいる。 「これはね、おまじないだよ。境師の守り矢。オージを守ってくれるからね」  それは真横に長い線を引いて描いた一本の矢だった。その時、ようやく自分の声がした。 「あ、あの、僕は……」

          【4】第一章 眠れる境の探偵社 (4)王子候補ナンバーワン

          「――ゴメン。最近すごくイライラして……。その、怖がらせるつもりじゃなかったんだけど」 「お前……切った髪、手に持ってるのに……」  タカフミが驚いたのは、時生が髪を切ったからではなかった。切った跡が無くなっていたからだ。時生の眼鏡と瞳は再び前髪に隠れていた。 「僕、映像記憶能力っていうの持ってるんだけどさ、一度だけ記憶を失くした時があって……。その時からその日の体のままなんだ。成長もしないし、怪我してもすぐ治る。こんなの、皆んな怖いだろ? 今はまだ若いから良いけど、僕が三十

          【3】第一章 眠れる境の探偵社 (3)世界中のメディア反応

          「今年、突如『オーロラ公国王子募集ツアー』を開催するとした公国の発表に世界中の注目が集まりましたが、現在ここオーロラ公国南極地下研究所の、地上広場では、各国から応募した十八歳の王子候補四十名が、ツアーの目玉であるオーロラ鑑賞を楽しんでいるところです」  どうやら時生の周りはツアーメンバーの他に、各国のメディアが溢れているらしく、スミス所長の「ロープの外には出ない様に。クレバスがあるかもしれないからね!」という声や、「すごいや、オーロラ最高!」「ファンタスティック!」などと口々

          【2】第一章 眠れる境の探偵社 (2)南極のオーロラ公国

           クルーズ船で借りた派手なオレンジ色の防寒着を着て、鏡に写った自分を見た時生はショックを受けていた。 父親譲りのクシャクシャの癖のある黒髪に、ソバカスだらけの生白い肌、か細い手足。唯一母から受け継いだ、小さく輝く緑色の瞳は、黒縁眼鏡の奥底だ。そこには十八歳のはずなのに十五歳のあの日から何も変わってない自分が、膝まであるブカブカのジャケットを被ってつっ立っていた。その後ろを少年達が笑って駆け抜けていく。 『お先におチビちゃん』『転ぶなよ、チビスケ』  分かっていたがあまりに酷い

          【1】第一章 眠れる境の探偵社 (1)ボッチ王子、キスで死にかける

          「オージのキスで呪いはとけるの?」  ――あの子の声だ。あのメープルワッフルの匂いがする、小さな、小さな……。君は誰?  ふと我に返った。ここは? 玄関だ、家の。  帰って来たんだ、たぶん、学校から。  それで、これは、何?  王司時生が手にした半冊の本。皮の背表紙から裂け、剥き出しになったページ。そこにあるのは、いわゆる、脅迫状だった。 〝記憶を無くした15歳の僕へ  今日、僕は僕を呪った。  眠りの呪いを解きたければ、僕が眠らせた『今日』を見つけ出せ。  一つだけ言っ

          【1】第一章 眠れる境の探偵社 (1)ボッチ王子、キスで死にかける

          どうもnekota(ฅΦωΦ)ฅ です。 今日からマガジン原作応募を読みやすい長さに直して、投稿していきます。 なので応募作を読んだ方は、飛ばしちゃってくださいm(._.)m

          どうもnekota(ฅΦωΦ)ฅ です。 今日からマガジン原作応募を読みやすい長さに直して、投稿していきます。 なので応募作を読んだ方は、飛ばしちゃってくださいm(._.)m

          nekota (ฅΦωΦ)ฅのハナシのつくり方《2》 『週間少年マガジン原作大賞・連載部門』に応募しました!

          どうもnekota (ฅΦωΦ)ฅです 昨夜12時寸前 nekotaついに『週刊少年マガジン原作大賞』に応募したYo!というハナシです。 nekotaはこんな大それた賞に応募した事もなく、なんなら大それてない賞にも応募した事がなく、これが初応募となります。 短編はあるんですが、長編は初めてということなんですが、なんというか、超!推敲しました。というか、メッチャ頭使いました! nekotaが連載中の『キッスで解けない呪いもあって』は ・まあまあ現実社会の歴史なんかも関係

          nekota (ฅΦωΦ)ฅのハナシのつくり方《2》 『週間少年マガジン原作大賞・連載部門』に応募しました!

          【キッスで解けない呪いもあって!〜ボッチ王子と眠れる国〜】第三話

          ❄︎ ❄︎ ❄︎ 「ど、どうですか淑女、じゃなくて女王陛下。 お、おかしくないですか?」 「ええ時生、とっても素敵。でもこの方がもっと男前ですよ」  そう言うとイギリス国女王は、時生の黒縁眼鏡をサッサと取り上げた。相変わらずせっかちなおばあちゃんだ。  時生がこの唯一の友達、『御伽噺倶楽部』の老淑女の事をイギリス国女王だと知ったのはついさっき、謁見した時だ。度肝を抜かれたおかげで、まだどもってしまう。 「ずっと隠してたなんて意地が悪いです」 「あら、私達ネッ友でしょう? 素

          【キッスで解けない呪いもあって!〜ボッチ王子と眠れる国〜】第三話

          【キッスで解けない呪いもあって!〜ボッチ王子と眠れる国〜】第二話

           光のせいで彼女がよく見えない。時生は聞きたかった。君は誰で、ここはどこで、僕らは何をしてるのか。そしてアレは……。なのに口が開かない。 ――そうか、これが僕が眠らせた記憶なんだ!  すると、何だか場面が飛んだ様な感じで、急に女の子がインク瓶に羽ペンをつけつけ、時生に本を開かせ何かを描き込んでいる。 「これはね、おまじないだよ。境師の守り矢。オージを守ってくれるからね」  それは真横に長い線を引いて描いた一本の矢だった。その時、ようやく自分の声がした。 「あ、あの、僕は……」

          【キッスで解けない呪いもあって!〜ボッチ王子と眠れる国〜】第二話