総合栄養食ってなんだろう。無添加とのジレンマ

自然派・無添加を売りにしているメーカーが総合栄養食を最近売り出して、ちょっと驚いたという話。

ペット、猫の界隈に総合栄養食ってワードがあります。
ペットフードの権威団体が考えたもので、そこに認められると、この言葉を商品に貼っていいという仕組み。
猫の健康を考えて、このような成分があれば、十分であろうというので、
このワードをもらうためには、成分の面でクリアしなければならない。
だけど、自然界の食材だけで、コストの面を踏まえても、この成分がクリアできない。

他方、猫本来の食事の見直されつつあり、工業製品であるキャットフードからの離脱の話もあり、無添加と、うたう商品も多い。

先の自然派・無添加を売りにしていたメーカーは、定評あったのに、やはり、「総合栄養食」というマーケットがどうしても欲しかったのでしょう。

自身の商品に、不足分の化学物質を添加して、「総合栄養食」を手に入れたようです。
でも、商品説明には、「増粘剤・安定剤は、一切不使用」とか書いてあるんですが、確かに増粘剤・安定剤などは使っていないかもしれないですが、
タウリン、ビタミンE、酸化マグネシウム、プロティネイト亜鉛、プロティネイト銅、プロティネイトマンガン、ビタミンB1、葉酸、ビタミンD3
など、総合栄養食をクリアするための成分は、自然食材経由ではなく、そのまま工業製品としてぶちこまれているようです。

こういう、説明の仕方というか、売り方ありなのかー、と。

そもそも、自然食材だけどで構成できない総合栄養食ってなんだよって、思うところアリなんですが、
会社の別の商品は、定評があるんで、よく買っていました。いまいち、くいつきよくないんですけど、体のためを思って与えておりました。

あーあ、という感じです。

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