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西部園ゆうえんち 「豪華列車はミステリーを乗せて」 乗車感想(ネタバレ無し)

本日、西部園ゆうえんちにて開催されている
「豪華客船はミステリーを乗せて」に乗車してきた。
没入型の劇、だと思えば良い。
没入型の劇というのは、ステージが我々と同じ場所という事だ。
例えるならディズニーランドでキャラたちが会いに来てくれるレストランがあるが、それに近い。
直接席に来て話してくれるのだ。
海外では「イマーシブシアター」と呼ばれている。

残念ながら、この劇のネタバレは公式より固く禁じられているので、最初と降りる直前のお話だけしたいと思う

「豪華列車はミステリーを乗せて」

1人 5400円 アフタヌーンティー付き
(別途西部園ゆうえんちの入場料が掛かります。)
予約はアソビューからのほうがスムーズ。
当日券ありますが15時台はほぼすぐになくなります。
アフタヌーンティーの他、ウェルカムドリンクが付きます。

食事の詳細(公式より)
下段 ハムとチーズのロールサンド
   チーズとトマトのタルト
   エッグパイ、ラタトゥイユのパイ詰め

上段 マカロン(ストロベリー・レモン)
   ミルクレープ
   ティラミス
   ミルクプリン
   カヌレ
   ミニタルト(苺と生クリーム、柔らかめ)

ウェルカムドリンク 苺タイプの甘めのジュース
紅茶        アッサムティー?

その他追加の料金
スペシャルドリンク 3種のベリーとアイスのドリンク

もしも食べれないもの、アレルギーがある場合は予約の前に事前に
西武園ゆうえんちに問い合わせをすると良いだろう。
当然、食事が食べれない場合は食べる必要はないので残しても大丈夫。

~持って行くと良いと感じたもの~

「公式サイトに書かれている登場人物をメモした紙」
実際に楽しんで分かったことだが、登場人物の名前がどうしても覚えられない。
実際に役者さんに名札がついているわけもなく、判断材料は服しかない。
「グレーの服の人」「帽子被った人」「青いドレスの人」といった判断しかつかず、中には「春原(すのはら)」といったように名前が分かりにくい人物もいる為、自分でメモを持って行くと良いだろう。
没入感型のため、役者さんが直接話しかけてくれるのだが、名前が解っていた方が個人的にわかりやすく推理しやすいと強く感じた。
特に無くとも大丈夫、という人は気にしなくても大丈夫だ。

~登場人物(公式サイトより抜粋)~

阿南順(あなん-じゅん)
 車掌さん、物腰が柔らかい
南条五郎(なんじょう-ごろう)
 数々の事件を解決した名探偵。松重家とは過去の事件で縁がある
 唯一の髭
松重鏡花(まつしげ-きょうか)
 時岐乃山トンネルを開通させた大地主のお嬢様。
 白いドレス。
松重蓮司(まつしげ-れんじ)
 開通事業を進めた大地主。
 名前のみ。
三島正清(みしま-まさきよ)
 一部に熱狂的なファンがいる小説家。顔は余り知られていない模様
 メガネの男性
長坂太一(ながさか-たいち)
 時岐乃山トンネルに関わった元工夫。
 帽子の男性
阿久津美雪(あくつ-みゆき)
 どこか態度がよそよそしい女性。
 青いドレス
春原幸助(すのはら-こうすけ)
 富豪の御曹司のようだが身分を隠しているようだ
 グレーのスーツの男性
伊勢奈津子(いせ-なつこ)
 トンネル開通と列車の乗車を楽しみにしていたセレブ。
 赤いドレスの女性

~本編の前に~

こちらの劇は開始2時間前に黄昏号の前に行き、受付を済ませる必要がある。
その際に座る席も解るがその後2時間の間が空くので、西部園ゆうえんちで思いっきり遊ぶ予定がない人はギリギリの時間でも構わないだろう。
私は8月25日に行き、4時間も時間を持て余すというとんでもない状態になってしまった為、今度行くときは時間を調整していきたいと思う。
もし行くなら真夏真冬を避け、春秋狙っていくのがまだ安泰だろう。
西部園の魅力はたくさんあるので、それらを楽しみながら時間を待つのも楽しい。
商店街では頻繁にイベントがやるので商店街で待っているのがおすすめ。

~乗車後~

乗車直後はウェルカムドリンクをもらう事が出来る。
ウェルカムドリンクは皆で乾杯をするため飲まずに我慢しよう。
テーブルに自分たちで座る必要がある。案内はされない。
椅子に着席した後、全員の乗車が確認出来たらいざ発車だ。
窓の外の景色が移ろうのを眺め、目の前の食事を楽しもう。
事件は起きていないのだが、ここで様々な会話が繰り広げられる。
何処か陰のある人、何かと因縁があるような人、はたまた、愉快な会話。
それらが全て、我々客人と共に行われるので、こちらもコミュニケーション能力が若干試される。

ここで覚えておきたいのは、様々な会話の「盗み聞き」だ。
盗み聞きははしたないと思うが、このイマーシブシアターでは重要な意味を成す。
隣の席で会話している事が重要だったり、ヒントになったりする。
そう言ったものをすべて繋ぎ合わせると、このミステリーの鍵が解けるかもしれない。
自分たちが解決するわけではないが、考察の余地は十分にある。
あとは、各登場人物の行動を見よう。
中には登場人物から重要な「お願い」をされる場合もある。
さあ、事件が起きてからがこの列車の真骨頂だ。
仲間と共に、1人であれば隣で座っている客に「どういうことなのか」を相談し、話し合うのもいいだろう。

~乗車後~

我々がこの列車で起こったミステリーを語ることは許されない。
しかし、確かにこのミステリーによる「余韻」そして「また見たい」という強い思いが生まれるのは確かだ。
この舞台は列車となっており。横に長いステージなのだが、端から端の位置確認が非常に難しい。
いったい何の会話をしているか、なんのストーリーの展開がされているか。
それは全く分からない。
だからこそ、「また見たい」と思うだろう。
最初こそ緊張はしていたのだが、次第に登場人物たちとの会話は楽しくなっていく。
打ち解けたであろう時にはもう既に下車してしまっているのだ。
眼前で起こった事件、そしてその真犯人。
仲間と共に考察し、仲間と共に語り合い、再びこの列車に思いを馳せると思う。
私もこれを見た人と存分に語り合いたいものだ。
そう言う場を設けてほしい。

そして、公式サイトに罠があることを知る。

シークレットフォトセット……。

一度見た人ならわかるが、確実に推しは出来ると思う。
私は箱推しだが、次回行くなら絶対これを買おうと心に決めた。
あの列車の人物たちが全員素晴らしいものだということを知っているからこそ、このセットは大変うれしい。

~乗車して思ったこと~

私の対面には誰も座らなかったのだが、座らなかった人のところにまでしっかりとアフタヌーンティーセットが置かれている。
さらにスペシャルドリンクを頼まれている場合はそれも同時にやってくるのだ。
空の席に置かれているスペシャルドリンク、800園(約1000円)
上に載っているアイスクリームが溶けていき、どんどんテーブルクロスを汚してしまう。
何となく勿体ないと感じた私はテーブルクロスが汚れないよう、卓上のナプキンを敷いた。
終わるころには最後、眼前のドリンクのアイスは溶けきり、黒と白が混ざり合う事のない奇妙なドリンクが完成していた。
出さない、という選択肢はなかったのだろうか、この後破棄だろうから勿体ない。

とにかく、とても楽しいショーだった。
西部園ゆうえんちの入場券とは別途購入しないとならないのは多少ネックではあるものの、見る価値は十分にある。
アフタヌーンティーの紅茶も美味しく、セットの菓子やパイはお腹がいっぱいになるほどの量だった。
もし、気になる方がいれば見てみると良い。
損は絶対にしない。

以上、私が行った感想でした。


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