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猫新聞社はどう寄稿者にアプローチしているのか

これまで著名人エッセイ欄には
長田弘さん、小池真理子さん、山田洋次さんなど
ここには書ききれないほど多くの方々からご寄稿いただいている。

さて、どのように依頼しているのか?

その答えは、
「ツテもアテもないので直接依頼する正面突破スタイル」
です。

長く読んでくれている読者の皆様には知られている方法だが、
猫新聞社を手伝うようになった当初はこれに本当に驚かされた。

本当に連絡がつくのか怖いような著名な方に連絡をするよう言われ
私が恐れ慄いていると、前社長の美智代がしれっと
「うちはずっとこのスタイルよ」
と言うのである。
(“しれっと”衝撃の事実を伝えてくるのは美智代の常だ)

依頼をしても多くの場合相手はこちらを知らず、
かつ新聞名も冗談みたい(よく言われる)で怪しいので断られることもしばしば。
そんな中、興味を持って返信してくださった方々が
月刊『ねこ新聞』に寄稿してくださっているのだ。

すなわち、本紙がこれまで29年間続いてこられたのは、
猫のような好奇心で得体の知れない新聞に寄稿してくださる寄稿者の方々がいて、
そしてその新聞をずっと読み続けてくれている読者の方々がいてくださったおかげなのだ。

本当にありがたいことです。

先にも書いたように、初めこそ冷や汗を書きながら依頼書を書いていたが
今や流れるような動きで依頼をし、
「だれ?!」という反応を全身に受ける。
しかしこの反応、受け続けると意外とくせになるんだよなぁ……

文・編集部Y