【ハンドメイド】宝箱みたいな店にしたい。


自分の店を
「宝箱みたいな店にしたいな」

と、ふと思った。


海賊が狙う金銀財宝ザックザク⭐︎みたいな
ギラギラした宝箱ではなく、

はたまた、

キラキラと輝く、
色とりどりの宝石、ジュエリーが
仕切りのついたボックスにキチっと入っている
というイメージでもない。


私にとっての宝箱のイメージは、

お気に入りの可愛い小瓶や、
お菓子が入っていた可愛い缶、
漫画雑誌の付録で付いていた小箱やファイルケースに

自分が「良い♪」と思ったお気に入りのものだけを
コレクションしていく。


そのコレクションが貯まった
小瓶だったり、お菓子缶だったり、小箱が

私の思う「宝箱」のイメージだ。



あなたのショップブランドのイメージは?
という質問の答えを考えるのが、

私はとても苦手だ。


好きなもの、表現したいものが統一していないからである。


一つ一つを言語化してみても
全く繋がりがない言葉の羅列になるので
自分でもかえって混乱してしまうのである。


ハンドメイドを仕事にする上で
ショップブランド、ショップイメージを明確にすることは

正直、起業する以前に
一番根本の部分でやっとかなきゃいけないことだし、

ハンドメイドコンサルやビジネスコンサルをされている方の
どの意見を聞いても
そこははっきりさせとかなきゃいけない、とのことだ。

なんなら、

作る商品を一つに絞り、発信に力を入れ、
集中して良いものを作って専門店のような形で売る、というのが
一番効率の良い近道なのだということも
頭ではわかっている。

そのほうがお客さんも安心して買い物しやすいし、
認知してもらいやすい。


頭ではわかっているんだけど、


それをしようとすると

私の場合は
なんだか心の奥底に居心地の悪さが出てきてしまう。


大切な「好きなモノ」を捨てるような感覚。
「本当にそれがしたかったことなの?」と心の奥から自分に問いかけられているような感覚。



煮え切らなさが出てくるってことは、
自分自身がハンドメイドをビジネスと捉えられてないからなのかなとか、
そんなんだからいつまでも目標売上に到達できないことに悩むんだとか、

堂々巡りである。



なので最近は、

    好きなものを諦めることを、諦めた。


経験豊富な先人たちから学べることも
もちろんたくさんあるし、
ここは取り入れたいな、と思ったり、
シンプルに先人たちの経験談や考え方から得られるものも多い。


でも、全てを鵜呑みにするんじゃなくて、


おそらく

私には私に合っているやり方があるはずだ。


先人たちが必死の思いで自分の道を切り開いていったように。


「好きなもの」を「好きだ」と思えるエネルギーって
とても大きいものだと思うし、

人生を豊かにするのって

「好き」とか「心地良い」
っていう感情なんだと
私は思う。


そのたくさん持っている「好き」という大切な感情を
捨ててまで、
居心地悪さをずーっと抱えてまで
自分の頭をビジネス思考に専念する必要は
ないんじゃないかな。という結論に至った。


それが「宝箱みたいな店」という
ざっくりしたショップブランドにしていこうと思った経緯である。


統一感がなくても自分の「好き」が滲み出てて、

さらに商品をお迎えしてくれたお客様が

「これは自分にとっての宝物♪」と思ってNEKOSAN作品を
コレクションしたくなるような、そんなお店。


ハンドメイド作家をやりながら、店と通販で販売を始めて早5年。


毎日が勉強だし、
毎日悩むし、
毎日肩こり首こり腰痛だし、
こんなにやってるはずなのに収入は低いし、
洗濯物は生乾き臭いし、
猫は頻繁におやつ要求してくるし、


それでも何かを作ることをやめたいと思ったことは一度もない。

どうやったらお客さんに「ほっこり♪」をお届けできるか、
お客さんにとっての「好き」を生み出せるか。
どんな「宝箱」を作っていきたいか。

それが常に自分の頭にあることが
自分自身の足を支えている。

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