生きる

道路の白線の光で視界がぼやけて、幻の中を歩いているようだった。

わたしはこの足でどこまででも行けるはずなのに、いつまでも気持ちが追いつかない。

人生の輪郭に触れたと思えば、突き放される。

生きるというのはとても難しい。

たった一度の失敗で、人生は大きく変わってしまう。

だからわたしはゆっくりゆっくり慎重に生きる。

難しいことをやるときみたいに。

それでも、失敗するときもある。

そんなときは、また最初に戻り、一生懸命に生きる。

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