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最近聴いた音楽 2022/11

最近聴いた音楽のマイベストを60分カセットテープに収録するというコンセプトのSpotifyプレイリスト♪ 11月は民族音楽系アンビエント、アヴァンギャルド辺りを中心に色々聴いてました。

【A面】1~8 【B面】9~16 【歌あり】2, 3, 4, 6, 7, 11 ,15

カバーイラスト:アンビエント多めなので植物と電子のイメージ

解説とか

■ Panoram - Alone in Hawaii
染みるようなシンセとハットと音数の少ないベースの音。音の質感が好み。

■ Six Impala - 6FINGERDEATHPUNCH, CHROMETYPE
KaTT、underscores、SCRIPT、HELVETICANの4人に、メンバーが開発したボーカルシンセのNEUTRA(2020年加入)の5名で構成されているグループ。ドリームポップにハードコア、電波とか色々混ざったチープでカオスで人工甘味料みたいなサウンド。アートワーク含め、今っぽい感性・エモさが面白い。選んだ2曲はわりと真面なトラック。6FINGERDEATHPUNCHはコンピレーションに収録されているボーカル入り。リスト最後のCHROMETYPEは車のモーター音、クラクションのサンプリングで構成された曲。

NEUTRA加入時の紹介動画。Kawaii

■ Kult Kyss - Water Baby
So get it, alright? の部分の旋律が好み。Grimesとかに雰囲気近いかな。

■ Sissi Rada - Sunday
2枚アルバムが出ていて、セカンドの方がBrian Enoプロデュースの曲が入っていたりで知名度が高いみたいだけど、個人的にバンドサウンドでアヴァン・ロック色の強いファーストの「Pregma」が刺さりました。元々クラシックのハープ奏者でもあるみたいで、ハープの音が入っておりミステリアスな雰囲気があります。

■ Sussan Deyhim, Richard Horowitz - Ishtar
Crammed Discs レーベルの劇伴作家による楽曲を音源化した Made to Measure シリーズ。っというのは調べて今回知ったのだけど、過去に同シリーズのアルバムを何枚か聴いたことがあり、ジャケットが特徴的なので覚えていた。本作は解説によるとペルシャの伝統、ニューヨーク・アヴァンギャルド、エレクトロニック・ミュージックの融合との事。インパクト凄いです。めっちゃ格好いい。

■ Kira Vollman - The Derelicts All Vie for My Affection
上記2つを聴いた後に、そういえばロサンゼルスのアヴァン・ロックバンドNon Credoの新しい活動あるのかな、と検索したらソロアルバムがが出てました。相変わらず暗く妖しいサウンド。良いです。

■ Marina Herlop - shaolin mantis
謎の生物の会話みたいな雰囲気。「ふゅろろろ~」って声(蛇腹の長いチューブを吹いた時にでる音に似ている)とか所々に挟み込まれる「ぁ↑?」が癖になります。

■ Yu Su - Xiu
シリアスな曲が続いたのでB面に行く前にポップで心地よい曲。バンクーバーで活動している中国生まれの音楽プロデューサー。アルバムはアンビエントや民族音楽的なアプローチの曲もあって面白いです。

■ Michel Banabila - Marilli 1, The Attic
未発表音源とファーストアルバムを合わせたアルバムとの事。プリミティヴなサウンド、サンプリングに電子楽器。良いです。少し前にVoiznoiz 2というアルバムにはまって聴いてました。こちらも格好良いのでお勧め。作品数が多いので他のアルバムはまだあまり聴けてないです。

■ Martina Topley-Bird - Poison
アンビエント系のプレイリストを聴いていて偶然見つけた曲。グルーヴ感とカリンバの音が良い感じ。

■ ゴンチチ - Coconut Basket
いろんな音が散りばめられていて面白い。ゴンチチはなんとなくアコギのイメージでスルーしてしまっていたけど、実際は電子音楽的なアプローチのアルバムも多く面白い楽曲があるらしいということを知った。作品数が多いので少しづつ聴いてみようかな。

■ Facta - In Bloom
ホワ~ンホワ~ンしたシンセの音が心地よくてずっと聴いてられる。Blushというアルバムも音のテクスチャーが気持ち良くてお勧め。

■ Jean C. Roché - Rancho Grande
フランスの鳥類学者のフィールドレコーディング作品。ベネズエラの鳥というタイトルのアルバム。Rancho Grandeは地名のようなので、何の鳥の鳴き声かは判らない。アルバムジャケットの写真はタチヨタカという種類の鳥で、画像検索したらクリーチャー感が凄くて笑ってしまった。可愛みある。

■ Gutevolk - めざめる惑星
ちょっと不安定できらきらしている、そんな感じ。1分過ぎた辺りからベースが入って音が重なっていく展開が好み。


あとがき

ということで第二回でした。全曲解説入れてみたけど結構難しい。情報間違ってないか調べたり、作文苦手なので書こうと思ったものの上手く纏まらなくて断念したこととか色々。そのうち慣れるかな。60分のプレイリスト考えてカバーラスト描くのは楽しいので、文章は書けたら書くくらいの感じで月一更新できたらと思います。

公開用プレイリストを作った事で、他の人が作ったプレイリストも聴いてみたりしたのだけど、これが好きな音楽に出会える可能性が広がって思いのほか良かったです。

実際にFourth World Danceという名前のプレイリストを見つけて、さらっとスクロールしたら前回のMong Tong「Minyo Pop」と並んで原マスミ「君の夢」が入っていて、この組み合わせのリスト面白そうだなと思って聴き、そこで発見した曲を結構選びました。リストの作成者のアカウント名から辿ったら、門脇綱生さんというニューエイジのディスクガイドを執筆しているライター、ディガーの方で、なるほど納得。(大量のプレイリストを公開していて、リストのテーマも面白い)

Fourth World Music(第四世界音楽)というキーワードは、音楽レビューなどで時々目にしてたけど、よく知らなくて調べてみました。Jon Hassell&Brian EnoによるFouth Worldという作品がルーツで、ハッセルの説明で「世界の民族様式の特徴と高度な電子技術を組み合わせた統一原始・未来的サウンド」という定義みたいです(英語Wikiより)。第四世界で調べると「経済のグローバル化から取り残され、社会的に排除された空間」という解説がでてきたので、これか!と思ったけど…そうではなくて、当時(冷戦時代)は第三世界が発展途上国という分類で、そこに第四世界を追加して新たな世界[を想像してみるというコンセプトとのこと。間違えて覚えるとこだった…

21世紀における第四世界 - https://jp.ra.co/features/3023

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