見出し画像

SOUND DIG SELECT 23/01

最近聴いた音楽のマイベストを60分カセットテープに収録するというコンセプトのSpotifyプレイリスト♪ 1月は歌多めでA面ポップ、B面エレクトロな感じのリストになりました。

【A面】1~9 【B面】10~15 【歌あり】2, 3, 4, 5, 6, 8, 9, 12, 14, 15

カバーイラスト:トンネル、ダストシュートのようなもの…

コメント

■ Satoshi & Makoto - Flour

めっちゃ音が心地よい。CZ-5000 SOUNDS AND SEQUENCES のアルバム名通り、カシオCZ-5000のみで作成された楽曲をまとめたアーカイヴ的なアルバムで、現時点で2枚でてます。通しでまったり聴ける感じ。お勧めです。

MAKOTO名義のこちらも良いです♪ ソロ作かと思いきや、括弧に両名入っているのでソロではないのかな。こちらも同様にCZ-5000のみで作成されている楽曲とのこと。

CZシリーズは、オシレーターの位相を歪ませて波形を合成するPD音源というカシオ独自のシステムを内蔵したシンセ。位相を歪ませるって最初はピンとこなかったけど、DTM STATION にプロデューサーの技術解説・インタビュー記事があり、こちらを読んだらイメージが掴めました。パラメーターがツマミで弄れるようなタイプがあったら、ちょっと触ってみたい。CZ App for iPad はあるけど、やっぱり Android 版はないという …(Android ユーザの悲しみ)。

■ Aili - Make Me Rich

ベルギーから、Aili Maruyama、Orson Wouters のデュオ。なんか好きです。癖になる感じ。サウンド、メロディーも良いし絶妙なバランス感。

レーベルの紹介文を読んだら、7歳の時に東京からベルギーに移り住んで以来、日本語がそこで止まっていると書いてあって、歌詞の言語感覚というか雰囲気に納得しました。僕自身はフランス出身で思考言語が現地語ではなく日本語という逆パターンだけど(たまに?日本語変と言われることはある)、知り合いには日本語が子供の頃で止まっている人が多いので親近感を感じる部分があるのかも。

DANCEという曲も面白い。「眉毛剃って髪はさらさら髭パーマ」って歌詞のイメージが脳裏に焼きついて離れない。

■ Louis Prince - The Number Thirteen

ナッシュビルのシンガーソングライター。12月のプレイリストにも入れてましたね。その後過去作を聴いたらこちらも良かったので。あとPVがモノクロドットアニメーションで可愛いです。

■ Fievel Is Glauque - Little Bad Miracle, Less to Be

(変拍子)ジャズポップかな。最後の曲以外は2分前後の短い曲で構成されていて演奏も複雑だったりするけど、聴きやすくてメロディーもキャッチ―なので印象に残る瞬間が多い。短いので2曲選びました。

■ Ruben Van Rompaey - Pachinko

12月に引き続いて Alinovsky こと Alain Lefebvre が創設したレーベル Off のカタログを色々聴いて気に入ったアルバム。オランダのパーカッショニスト。サウンド良いです。オリエンタルなアンビエント。アルバムのタイトルが ORIENBIENT だしそのまんな感じ。なぜパチンコという曲名なのかはよく判らないけど…。

■ Lemond, Pierre Vervloesem - Cubs and Brownies

同じく Off のカタログから。Pierre Vervloesem が参加って思ったらメインの Lemond(Thierry Mondelaers) も X-legged-Sally のボーカルの人でした。めっちゃご機嫌、楽しい曲♪

■ Yaeji - For Granted

ニューヨークの韓国系アメリカ人のトラックメイカー。良いです。4月にリリースするアルバムの先行リリースシングルとのこと。

■ Uuuu - The Princess Anne Love Cassette

レーベル Editions MEGO から。4分間環境音っぽいドローンが流れ、最後の方でノイズ音とともに盛り上がる、そこそこ長い曲なのでプレイリストに入れるか最後まで迷いましたが、格好いいので。

■ Innode - Moon

同じく Edition MEGO から。オーストラリアの電子音楽家 Stefan Németh のプロジェクト。クールで格好良いです。調べたら Elektro Guzzi のドラマー Bernhard Breuer が参加してました。このアルバムは、もう一人 Steven Hess というドラマーを加えたトリオ編成とのこと。

Elektro Guzzi はグルーヴが心地よい人力テクノなバンドで、Innodeと比べるとノイズ要素は少な目、サウンド感触は近い感じ。コロナ前の通勤時によく聴いてました。こちらもお勧め。

■ VTSS - Make You Scream

アンダーグラウンド・レイヴカルチャー系テクノという感じのストレートなサウンドでハマる時は爆音ヘビロテしてるアーティスト。最新EPはボーカル入りの重低音サウンド、アンダーグラウンド感はそのままに聴きやすくなっててお勧め。

■ Hrtl - Lich - live at Povaleč

大好きなチェコの電子楽器メーカー Bastl Instruments コミュニティーから、同メーカーが主催するレーベル Nona Records で知ったアーティスト。新作のライブ音源シングルが出てました。音めっちゃいいです。ブワーン!ギュイーン!

■ PVA - Untethered

ジャケットワーク、ストレートなシンセサウンド。全体のセンスが好み。サウンドの雰囲気は Soulwax に似てるかな。Bunker って曲も格好良いのでお勧め。

Charlotte Adigéry & Bolis Pupul - Blenda

というわけでベルギーは Soulwax 主催のレーベル DEEWEE から。このアルバム良いです。アフロビートとかファンクとか、その辺りの雰囲気の入ったエレクトロポップ。It Hit Me、Ceci n'est pas un cliché 辺りも個人的に好み。あと、HAHA の狂気っぽい感じも面白い。

■ Die Antwoord, Baruch - BARUCH IN JOU OEG

Die Antwoord の新作シングル。映画を撮るため活動停止の噂から、その後どこに向かおうとしているのかよく判らないけど、時折シングルリリースがあるので聴いたりしてます。以前に比べたらマイルドだけど言語感覚が面白い感じで良かった。


あとがき

ということで2月も大分過ぎてますが、1月のプレイリストでした。Off、Edition MEGO、DEEWEE とレーベルにフォーカスを当てて、カタログの最新リリースを上から順に流して聴くみたいな Dig っぽい聴き方をした気がします。年始から3月まで、例年仕事とか忙しいので聴き飛ばしちゃってるパターンも多いと思うけど。

前回の記事で動画のリンクが無いよ!と言われたので今回は全曲動画リンクをつけてみました。Spotify のプレイリストはサブスク入ってないとフルで聴けないし、入っていても記事上だとプレビュー再生(フルで聴くにはプレイリストからSpotifyを起動する必要がある)になるので、動画が付いてた方がよいですね。あと、Bandcamp の方でも聴いた曲とかあって、それは別に記事書くかなぁ、っと考え中。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?