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順番抜かし野郎の出現!(英語の戦い)

フフフ
今日もおいしいおやつの時間だ。

ケーキ店にて。

( ´・ω・)ん?

この母娘は並んでいるのか?
持ち帰り?それとも店内飲食?

わからん

けど、並んでいる風かな?
と、思って、彼女たちの後ろに並ぶ僕。

「今日もバナナのケーキ食べるのー?」
「うんー」

楽し気な会話する母娘。
やはり並んでいるらしい。
しかし、できればもう少し前につめて並んでくれたらわかりやすいんだけどな。
なぜかヒト2人分ぐらいの間を空けて並ぶ母娘。

それから数分後に、少々恰幅のよい中年男性が現れた。
列に並ばず、店内に足を踏み入れている様子。

スーツと柄カバンの組み合わせがパーフェクトな紳士の装いではない、などと思いつつ、僕は
<このおじさん、まさか、順番抜かしする気じゃねえだろうな!>
などと考えながら見守っていた。

順番抜かしの可能性が高いことを察した僕は、
彼の黒光りしたオールバック髪と日焼けしたような肌を敵意を持って見つめ続けていた。

👁 👁

・・この男性がすぐに案内されることはなかった。

そうこうしているうちに、どういうわけか、わたしの前に並んでいた母娘は列から外れ、完全に姿を消した。

<バナナケーキ食べるんじゃなかったのかよ>

母娘の姿が消えて、1~2分ほどが経過した後
店員があの男を先に案内しようとしていた。
店員さん、待ってる人がいるって気付いて―!(列はここでしょ!)、などと思いつつ目で訴える僕。

「ひどい!」
「ワタシたちはこの女の人より先に来てたのに」

そう言って男とわたしを見る母娘。
帰って来たらしい。今までどこへ行ってたんだよ、戻ってきたのかよ、ってかなんでここを去ったんだ。

「もういいわっ!」
それだけ言うと、そそくさと踵を返して速足で去っていく母娘。

…え。待ってよ、店員に文句言って、あの男なんとかしてよ。
なんか気まずいんですけど。
二人の後ろ姿からは、怒りが伝わってきていた。

ざわざわ‥
ここで、さらに2-3組の女性客が現れて、わたしの後ろに並び始めた。

謎の空気を察したのか、店員の視線がこちらへ。

「あの!その男の人より、わたし、先に来てたんですけど!」

順番抜かしは許さない!
僕は訴えた。

そうすると、男は異論がありそうな顔をして
「*****」
何か言葉を発した、(やはり)英語だった。

えーご。━━━━(゚∀゚)━━━━!!
<やはり、アジア系外国人だったか!>

しかし、店員は英語が得意ではないようだった・・。
ちなみにその男もそんなに英語が得意ではないようだった・・。


「I am first!」
僕は男に向かって発してみた。

男:「ボソボソ before you.」

僕:「I am first!」

男:「**before you.」

僕:「I am first! They are first too. You are late!」

男:「**before you.」

僕:「I am first! You are late! They left here because of you!」

あの母娘の件は、アレでいいのか?
と思って、遠くに見える後ろ姿を指さしながら言ってみた。

男はわかったよーって顔をすると、ようやく列の最後に並んだ。

この男、僕らがいたことを知っていたと思うんだよね。
しらばっくれて順番抜かししようだなんて、いい度胸だぜ。
ってか、異国の女子供を押しのけて食べるケーキ・・恥ずかしくねえのかよ。

🕐

この日の紅茶とケーキはいつもより美味しく感じた。
そして、オンライン英会話のレッスンに感謝した。

なお、席に案内されるとき、僕は、あの母娘がキレて帰っていったことを店員に説明しておいた。(トラブル 防止のため)

男は、結局、後から来た女性客よりも後ろに並ぶことになった。

ざまあっ!


結論:順番抜かしには断固抗議しよう。
たとえ下手な英語でもw

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