『FACT FULLNESS』

ちょっと間が空いてしまった・・・

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今日はこれ。結構ベストセラーにもなってた『FACT FULLNESS』、実はAmazon Audibleで聞いていた。コロナ以前は車で出張出ることも多く、その時に色々聞けるようにAudible会員になってたけど、近ごろは車で長距離を移動することも少なく、余ったAudibleコイン消化のためになんの予備知識もなく買った本だ。

だけど、読んで(聞いて?)見ると勝手に想像してた本とは違い、確かに帯の文句通りに世界の教養というべき本だ。一度読んでおくと、ニュースで耳にする世界のニュースがまったく違うように聞こえるんじゃなかろうか?データを基に世界を正しく見る習慣、、、それを邪魔する8つの思い込みから自由になり、世界を知ることができるとは。これは子供にこそ知っておいて欲しいことだと感じた。小学校高学年から、中学、高校生はメディアのいうことをうのみにしない批判的思考、クリティカルシンキングをしかと身につけるべきではないか、、、日本学術会議の任命問題のニュースを見てぶつぶつとググる息子を見てそう思った。

あと、最後のあとがきのところで作者が本書の出版を待たずにすい臓がんで亡くなられていた、ということを知り、驚いた。小さいころどぶに落ち、祖母から助けてもらって九死に一生を得たというこの方がもうこの世にいないんだな、と思うと悲しくなった。ちょうど最後の方の章の感染症のリスクについて書いてあるところがあったから、今のコロナの状況を作者がどう感じてるか聞きたかったのに。

まったく予備知識なしに本を読み始めると時々こういうことがある。でも本書の場合、息子さんが共著になってるし、もう長年一緒に活動をされていたみたいだから、息子さんの意見をどっかで見ることがあるかもしれないな。聞いてみたいものだ。

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