『たちどまって考える』

今日読んだのは、ヤマザキマリ著『たちどまって考える』。

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ヤマザキマリといえば、あなた、かの『テルマエ・ロマエ』の作者だ。ご本人はそれはもう色々な体験をされていて基本イタリア在住のはずだけど、今コロナ禍で日本に留め置かれてらっしゃるようでTVでお顔を拝見することが多い。

実は漫画家より先にTVに出てらしたらしいですねぇ。北海道の局だったらしいから私は知らなかったけど。

先日ちょうどNHK『あさイチ』に出てて本の紹介があったので早速購入。新書なのですぐ読めてしまいます。イタリアと日本のマスクに対する違い、言葉による飛沫感染リスクの差、など面白い視点が結構あってなるほどと思うことしきりだった。

今までの人生、移動して旅で得たことを糧に漫画を描いてたけど、コロナで移動ができなくなった。一時電池切れのような状態になるも映画を観たり、本を読んだりすることで「自家発電」している、とのこと。いろんな映画、文学に触れて深く思考することが今必要なのだ、と。とても共感した。というか、私は若いころの方が止まったら死んでしまうマグロがごとく、出張や旅行に行ってたのに今では仕事まで家でZOOMで、でもそれがちっとも苦痛じゃない自分もいて、、、矛盾とも取れるけど、そうでないことを自分は知っている。

他にもいろいろと面白い視点があるので、興味があれば読んでみて欲しい。

しかし、私としては去年に出た『パスタ嫌い』の方が気に入ってたりするのだ。だって、そっちは食文化エッセイだもの笑笑


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