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ほたもちの販売について

靑色研究所の猫市です。
いつもツイ……ぺけったーなどではお世話になっております。

ずっとどうしようか悩んでいた事なのですが、自分なりの答えが出たのでまとめました。長くなりますが、どうかお読みいただければ嬉しいです。

題にもある「ほたもちの販売について」ですが、これまでは通年品として常に靑色研究所の商品ラインナップに数えていましたがこれからは「不定期制作・販売」へと段階を踏んで移行しようと思います。

一番の理由は「蛍石の価格が上がった事」にあります。私がほたもちを初めて作り出した約5年前、蛍石はまだ300g購入するのに3000円でおつりが来るくらいでした。現在、おおよそ100gを3000円で買えたら良い方です。下手をすれば数十gで5000円超える時もあります。蛍石は需要に対し採掘量が減り続けているらしく、工業用に使うもので一度閉山した鉱山を開けてまで採掘しているという話も聞きました。

こうなると必然的に原材料代も販売価格も上がります。単純に値上げをしたら問題ないじゃないか?と何度も思いましたが、今日に至るまで何度か値上げを行っていて、これ以上上げると今度は購入されにくくなるだろうなと言う予想が出来てしまいまして。有難い事にほたもちは子供のお客様も多いです。値上げがきっかけで欲しいと思ったけどお小遣い足りなくて高くて買えなかった、もしくは親に「高いからだめ」と言われてしまう可能性もありそうだなと。そう考えたら切ないなぁ……と値上げはずっと見送ってきました。

現在手元にはまだ安かった時期に仕入れた八面体の蛍石がそれなりの量ありますので、今すぐ不定期制作・販売は行いませんし価格も現在のままを維持しようと思います。
蛍石を使い切り不定期制作・販売へ移行後は手元にある程度八面体の蛍石が集まった時に制作し、白鳥の停車場様での委託販売と抽選式通販での販売を行おうかなと思っております。

八面体の蛍石の可愛らしさに魅入られて「蛍石を広めたい、布教したい」という趣味全開で作り出したほたもちが現在沢山の方へお迎え頂き可愛がって貰っている事が何よりも嬉しいし、産み出して良かったと心から思います。

目の色がカラフルなほたもちやら装飾付けたほたもちなんかも制作したいとずっと思っています。まだきっと新しい子も出てくると思います。時代と共に少しずつ変化してしまいますが、どうかこれからもあの静かに佇む謎生物を見守ってくだされば幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。


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