おすすめのnoteBLマンガ
久方ぶりのBL記事です。こんにちは。
このところ、ほっこり祭りにかまけているのと、「週刊BLマガジン」に新しい運営メンバーを二人も迎えてすっかり隠居した気分になり、BL記事を書くことから遠のいておりました。運営責任者としておわびします。ごめんなさい。
でね、またみなさんに紹介したい素敵なBL作品をみつけちゃったんですよ。noteの中で。もうすごいんです。アートなんです。まあとにかく読んでみてください。
maruさんの作品です。モノクロで言葉のない世界。BLマンガと言うよりも、ゲイアートと呼びたいような、静かで奥行きのある世界です。
現在４話まで進んでいて、いま主人公の二人がとんでもない状況に置かれています。続きがすごく楽しみ。
もう１本「GAME」というマンガもあります。こちらはBLではなく、主人公の男性が出会った女性と行動をともにしながら物語が進行中。本当にゲームの中にいるような感覚が味わえます。不思議な冒険物語。
BLマガジンの責任者をやっといてナンですが、私本当はBLよりもゲイカルチャーのほうに惹かれるんですよね、昔から。
つまり、女性が妄想で書くBLの世界よりも、ゲイの日常が綴られたコラムや、リアル寄りのマンガが好きなんです。
そういう意味でmaruさんの「７７７７」というマンガは、カップル二人の日常がすごく自然に描かれているところにとても魅力を感じました。
あと、これもnoteで見つけたマンガなんですけど、
ポパイさんの「空白と嵐」もすごく好みのテイストです。こちらは４話が同日に投稿されたあと更新がストップしているのですが、再開を楽しみに待ちたいと思います。
「ジェンクシー」というサイトをご存知ですか？「国内最大のゲイ向けWEBマガジン」と謳われているとおり、ゲイに役立つ情報があらゆる角度からこれでもかといわんばかりに集められています。
ゲイやレズビアンを題材にした映画の紹介などを私はよく読むのですが、中にはこんなノウハウ記事もあります。
デートを初回から３回めまでスムーズに運ぶ方法。中身を読んでいただければわかりますが、ここにかかれている７つのコツは、すべてストレート（異性愛者）にもばっちり当てはまります。むしろめちゃくちゃタメになる。気になる誰かがいる人、デートがうまくいかずに悩んでいる人には、きっと助けになりますよ。
私が大阪に住んでいた頃、ゲイの知人が何人かいました。いまも身近に数人いますが、共通して言えるのはみなさんとてもセンシティブだということです。
美的センスにすぐれているから着るものやインテリアはおしゃれだし、料理上手、話がおもしろくて、たいてい手に職を持っている。フラワーアレンジメント、イタリアンシェフ、デザインなどのアート関係。
シェフは歌もうまかった。一度遊びに行ったマンションの廊下に、彼（彼女）がお風呂場で歌う声が聞こえてきて、その声量と音域の広さに腰を抜かしたことがありました。
歌と言えば、氷川きよしさんが中性化したことが話題になっていたそうですね。先日友人から聞きました。私は芸能情報にまったく疎いので知らなかったのですが、ググって見た氷川さんの笑顔はどれもしあわせいっぱいで、心から祝福を送りました。
氷川さんが女性の一面を持っていることはズンドコのころから気づいていたので、全然驚きませんでした。体が細いからレディスのシャツを着ていると話しているのを聞いたとき、ああそうかと思った。我慢しているのもわかりました。だから解放されているいまの氷川さんを見るのは、私にとってもなにより喜ばしいことです。
いま私が暮らしている岡山県でも総社（そうじゃ）市に続いて岡山市が、同性パートナーシップ制度を導入することを発表しました。広島市と足並みをそろえての導入です。転勤で行き来する機会が多い二市間で、転居後の手続き負担を軽減するための連携とのこと。
これがニュースで報じられたとき、「大森さん、やるやん！」と思わず口走ってしまいました。いまの岡山市長の名前です。
こんなことがいちいちニュースにならないぐらい、あたりまえに制度が整い、同性同士手を繋いで歩いていても誰もなんとも思わない世の中に、早くなればいいなと思います。
私の知り合いはクローゼット（ゲイであることを隠して生きる）が大半で、それは公にできない事情を社会の側が作っているからだと感じています。
著名人のカミングアウトや、先に紹介したようなマンガが読まれることで、生き方の多様性がもっと広く認知される日がきっと来ると信じています。できれば令和のうちに、その日がやってきますように。
なんだか最後マジメに書いちゃった。ちょっとアキオでも貼っておきますね。
（続きはマガジン「第４３話」へどうぞ）
最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。