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【12/21更新】漫画の設定裏話とキャラ衣装集(ざっくり室町時代)

登場人物が増えるに従い、キャラ表を追加しています。ほぼ私のための資料集ですが、興味のある方はどうぞご覧ください。

先日「美坊主ヒトヤス」という漫画を投稿しました。

思ったよりもたくさんの方に読んでいただけてとても嬉しいです!ありがとうございます。
(漫画を投稿するときはいつも、note公式マンガマガジンに入れてもらうのが第一の目標です。入れてもらえた。やったぜ。感謝!)

さて、「美坊主ヒトヤス」は時代や場所が架空という設定になってます。しかし裏設定では室町時代の初期をイメージしております。なぜならヒトヤスのモデルである一休和尚がその頃実在した人物だから。
で、衣装がね……室町時代のお坊さんは元より、武士も殿様も全然わからない。わからないまま描けないのであれこれ調べました。

「調べて描いて、調べて描いて」を繰り返して第1話を描き上げ、なんとなくそれぞれのキャラ衣装が固まってきた。のはいいんですが、着物の細部があまりにもややこしい!衣装の名前からして難しく、私の頭ではとても全部を覚えられない。
そこで早く2話を描きたい気持ちをむむむと抑え、キャラ別に衣装をまとめることにしました。2話以降はこれ見ながら描けばいいんだから、めっちゃはかどるはず。

て言うか、1話描く前にこれやっとくのが普通だと思います。まずキャラ表作る。ただ私、ここにあまり時間をかけすぎると、作業がもうめんどくさくなっちゃって、肝心の漫画を描く気力が萎えるんですよね。漫画は勢いで描きたい。服装とか間違ってるところはあとで直す。テンション高いうちに描きたい派です。

そんなわけで資料を作るのがすっかり遅くなったわけですが、ここまでいろいろ説明しといてこんなこと言うのもアレだけど、これ完全に私のための資料集です。ほかの誰も求めてない。切実に欲しかったのは私一人。
そんなものをみなさんの前に出すこたあないんです。けどね。中にはこういうニッチなのを「ぜひ見たい!」という奇特な人もいるかな〜と思って。noteだったら絶対いるよな〜と思って。

単なるキャラ表だとほんとに面白くないので、漫画の舞台裏的な話を始めにちょっと添えました。「美坊主ヒトヤス」がどんなふうに誕生したか、興味ある方はどうぞ読んでってください。

【2.7追記/訂正と大感謝!】
キャラ衣装資料の中で、履き物を「わらじ」としていたのは誤りでした。正しくは「わら草履」です(訂正したイラストに差し替えました)。ご丁寧に教えてくださったYukiさん、1ヶ月にわたる東北湯治旅の合間に連絡くださってありがとうございます!こまめに更新されている湯治旅noteの、自前の浴衣姿が粋でステキ。

ビーサンで山には登れない。一緒にしちゃダメ。勉強になりました。


自分が気に入ったのもあるけど、正月マンガを熱烈に支持してシリーズ化を望んでくれた一部マニアの方々に後押しされたのが80%ぐらいあります。
一休和尚についての説明書きはWikipediaを参考にしました。
以下、キャラ表です。

いまのところ、登場人物は上の4人なのでここまで。キャラが増えたら追加すると思います。細かい字が多く、読みづらかったらすいません。

特にヒトヤスを私が気に入ってるので、しばらくこの漫画を続けて描いていくつもりです。よかったらおつきあいください。

【11/16更新】増えたキャラを追加しました↓


最後に、めちゃくちゃお世話になったサイトをいくつか紹介しておきます。足を向けては寝られない。

「有職装束【綺陽装束研究所】」
主に平安時代を扱っておられますが、装束から小物に至るまでの解説がとにかく細かい!メニューも豊富。このサイト1つで事足りる気もします。

「日本服飾史」:
一目でぱっとわかるマネキン写真が豊富。正面だけでなく後ろ姿も撮影してくれており、写真の下にはイラストによる図解まである。神!

「刀剣ワールド」:
衣装だけでなく文化にも細かく触れられるのが魅力。イラスト解説がわかりやすく、読み物として隅々まで楽しめる。


サイト巡りをしてみて、平安や戦国時代を解説したサイトが多いなあという印象を受けました。室町初期はほぼ見つけられず。
今年のNHK大河「13人の鎌倉殿」は現在、ヒトヤスより300年ぐらい前の話が展開中だけど、衣装など参考になるのでガン見しています(資料として見るのが目的だったのに、ストーリーにすっかりハマってる。おそるべし三谷ワールド)

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