おだやかな自分
穏やかな人になりたい。いつも思う。
生意気な発言をした会議の後、友達と盛り上がりすぎた飲み会の後、小さなことでイライラしてしまった後。いつも思う。
でも穏やかな人ってどのような人だろう。
なので、辞書を引いてみた。
穏やか・・・①安らかに静まっているさま。②やり方や意見などが極端でなく穏当であるさま。③物静かなさま。
穏当(おんとう)・・・穏やかで当を得ているさま。無理なく、道理にかなっているさま。
当(とう)・・・道理にかなっていること、特定の条件にかなっていること。
辞書を引いたら、漠然と私が持っていた「穏やかな」のイメージがクリアになって、想像以上に心にピッタリはまった言葉になった。
「穏やかな」のように言葉ともう一度出会えることが、私はとても嬉しい。幸せだと思う。
言葉は不思議だ。闇雲に意味を調べれば出会えるわけじゃない。何かを考えたり、気が付いたり、思ったり、その傍らに言葉があって、見つけて、優しく拾い上げて、深く観察しないと出会えない。
でも生きていれば出会うことはあって、「穏やかな」のように、昔から知っていた人がとてつもなくcoolな人だった、なんてことも起こる。運命的だ。
さて、「穏やかな」人は「物静かだけれども、やり方や意見などが極端でなく無理なく道理にかなっている」人なのだ。私が憧れる人像の正鵠を射っている。まずは「極端でなく道理にかなう」やり方を目指そう。
おしまい。
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