くるくると考えている自分

大きい大人になりたいと
思った小さいこどもたち

小さいころに戻りたいと
思った老いた大人たち

未来と過去は交叉して
思ったよりも近くにある

明日は永遠に来ないけど
昨日は永遠ついてくる　

繰り返されるサイリウム

やっと手を離したんだ。それまでに見えるストーリを隠して。未来を見据える瞳には何があるんだ。何かが分かるんだ。

大丈夫と言おう、その一言でひとりになれるから
笑顔になろう、その行動でひとりになれるから
誰かに頼りたいわけじゃない
時間だけが解決する何かを分かっているんだ
甘えることが怖いわけじゃない
解決できない自分に失望したくないだけ
さあ休もう、さあ部屋で、さあひとり

悲しいことがあるたびに、映画を見るようになったのは
主体的な涙を期待できないから
悲しみとも向き合えない私には
一体何と向き合えるのか、

向き合う力は残っていない
向き合う方法も覚えていない

嬉しいことがあったのは一体いつだっただろうか
私が閉じ込めたと思ったものは
一体何の感情か、

負の感情に向き合わないことは
陽の感情を見失う
見ないで生きること、それは、
すべてを見失うこと

ぐるぐる毎日考えている今日この頃。