見出し画像

1 ネコが考えたイメージするだけでバレエが上達する秘策


はじめまして。
ネコのあられです。
突然ですが、皆さんは身体の中をイメージしてみたことはありますか?
身体の中に色々な図形をイメージしてみるんです。
この身体の中を感じる力、すなわち内観力を育てると身体能力はグ~ンとUPするんですよ。

あられちゃんのバレエ教室は、全24回です。
「教室1」から「教室10」までは初級編です。
身体の感じ方の基礎から始まり、ピルエットの攻略までを書いています。

「No.11」から「No.24」は、更に身体能力を高める為の中上級編となっています。

できれば、「教室1」から順を追って読んで頂ければ、身体の内観力が段々と育っていくと思うので、ゆっくりと読み進めて下さいね。

レッスンの時だけではなく、常に身体の中をイメージすることにより、骨格や筋肉のつながりが感じやすくなるので、身体を思い通りに動かせるようになっていくと思います。

ではでは、早速、はじめますよ~♪

-----♪------♪-----♪------♪------♪------♪------♪------♪------♪------♪-----♪------


こんにちは。トウシューズを履いて踊るのが大好きなネコのあられです。
あられは4人兄弟の末っ子で、一人だけ女の子なの。
優しい人間の家族と毎日楽しく暮らしているわ。

いつもその家族の人たちが 
「あられちゃんは忍者みたい。兄妹の中で一番すばしっこくて、バツグンの身体使いだね」って、ほめてくれるの。
俊敏に動くのは得意なのよ。
人間のお友達がバレエのレッスンをしているところを見るのも大~好き。
いつもお教室の窓から覗いて、今日はどんな感じ?って楽しんでいるの。
ピアノの曲が流れてくると、もうステキッ!あられまでウキウキしちゃう。

そこでバレエを愛している皆さんのために、あられも是非、応援できたらなと思って、ネコの視点から見たアドバイスをさせてもらおうと思ったの。
よかったら、読んでもらえるかしら?

あのね、あられが音もなく、もの凄く高いところに跳び乗ったり、降りたりできるのも、うまく重力を使っているからなの。
ほら、ボールを床にポンポンとつくと、そんなに力まなくてもきちんと跳ね返ってくるでしょ。

床に向かって下への力が働くと、その力と同じだけの力が押し返してくるのよ。
なかなか上手くいかないなという時は、身体がまとまっていなくて重力をうまく使うポジションに入れていないからだと思ったわけ。
つまり身体がボールになっていないのね。

バレエは片足のつま先立ちで重力を操らなくてはいけないから、そりゃ大変よね。
優雅に踊るためには手足も長~く使わなくてはいけないから、体幹が強いということも必要よね。
バレリーナって大変。

そこでね、ジャジャ~ン、あられの秘策登場~!

まずね、1番で立ったら肋骨の中に丸~いボールをイメージしてみて下さい。

レオタード

では次に、そのボールと両足の土踏まずが近づくように引き付け合って下さい。

イメージできましたか?

お腹が引き上がって、お腹と背中が近づいてきたと思いませんか?
身体が中心に集まるから、お股とお尻もキュッと締まったように感じません?
もう少し続けてみて。

どうですか?

今度は、お背中もスッとして、首も長くなったように思いませんか?

あられはねぇ、おすましする時はいつもここを使うの。
あられには鎖骨がないけれど皆さんには鎖骨があるから、鎖骨を意識するともっと頭も高く上がっていきませんか?

身体を中心に集めるほど、外へ向かって伸びやすくなると思うんだけど。

バレエって少しでも手足を長く、そして大きく動きたいと思うから、
外へ伸びていくベクトルが強く働きすぎてしまうんじゃないかな。

お腹も引き上げたいという気持ちが強くなると、肋骨が上がってしまうでしょ。
そうすると身体がバラけてしまって、色んな所が弱くなってしまうと思うの。

そんな時に、「ひざ伸ばして~ つま先伸ばして~お尻締めて~ 腸腰筋使って~」 なんて色々注意されたら、意識したところに力が入って身体が固くなってしまい、動きもギクシャクしちゃう気がしません?

外へ向かって伸びたい時こそ、中心に集めておくベクトルが必要なのよ。     
ほら、リボンを結ぶ時、中心をしっかり締めてピーンと張るでしょ。
自分の身体をリボンだと思って、胸に結び目を作るようにして、
ピーンと張ってみるといいわ。

リボン

その時、リボンのすそをしっかりと両足で踏んでおくのを忘れないでね。

身体の中が小さく集まると、背中も柔らかく感じませんか?
手足の力みも、いい感じに抜けていませんか?

ではそのまま、プリエとルルベ(つま先立ち)もしてみましょうか?
その時も胸のボールと土踏まずが近づくように常に引き付け合っててね。
ここの間隔を伸ばしてしまってはダメよ。

どうかしら?

手足の力が抜けている方が、足元もしっかりしていませんか?

バーレッスンの時は、この胸のボールが軸になる足の土踏まずの真上に来るのよ。
つまり、この胸のボールは重心なの。

例えばタンジュの場合でも、軸足がずっと同じ足で立っていたとしても、出す足が前・横・後かの方向によって胸の重心の位置は変わると思います。ずーっと同じ背中の位置では、とてもやりにくいですよね。ましてや軸足が入れ替わったら、けっこう背中を移動させる必要があるんです。

この胸の重心が、軸足をしっかり押さえつけておくと、背中も強くなったように感じると思うわ。

ワガノワの生徒さんは、とても背中が動くでしょ。ちょっとそんな気分でやってみてね。

あっ、その時に鎖骨は常に水平になっていることを気を付けていてね。
重心の位置に気を取られて、身体が傾かないようにね。

そして胸で結んだリボンのすそも、ちゃんと両足で踏んでおいてね。
そうすると足裏もしっかり使えるようになるわ。

ハイッ! (お教室の先生のマネをしてみたの、ウフッ)

今日は、このことだけをお伝えしましたが、上半身と手と足がつながった感覚ができましたか? 身体全体がつながった感覚、まずこれがスタートだと思うの。

お教室のレッスンでも使えるかしら?
よかったら試してみてもらえるといいな。
そしてよかったら、どうだったか感想を教えてね。
バレエが大好きな方とお友だちになれたら嬉しいです。

そうねぇ、バレエの時だけではなく、歩く時にも肋骨の中のボールが足の土踏まずの上にくるように、背中を前に前に進めてね。そうすると身体も軽く感じられて弾んでしまうわよ、きっと。

そうだ、このボールを「あられ玉」なんて命名しゃおうかしら?  
あられが丸くなってみんなの胸の中に入っているの。

画像3

そうするとわざわざ意識しなくても、いつもあられが中に入ってみんなの身体を上手く操ってあげれるじゃない?
レッスンの時には、「あられのリボン~!」
って、面白くない?
なんてね。

あっ! お母さんが呼んでる。

ご飯の時間かな?
じゃあ、また。

次回はね、自然にターンアウトができる身体になって、強い体幹を作ろうと思ってます。ちょっとした秘密兵器があるのよ。ウフフ。

良かったらまた、お会いしましょう♪
じゃぁねぇ~!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?