5 軸を強くする2回目 回転に強くなる為の「中心軸と顔の仕組み」
ようこそ ♪
イメージするだけで上達する 「あられちゃんのバレエ教室」 です。
前回までの中心軸は、「土踏まず」とつながりましたか?
中心軸の感覚がなくても、ある程度のパは出来ると思いますが、回転物となると、やはり「中心軸と顔の関係」は、とても必要になってきます。
特に、難しい回転物を確実に成功させる為には、顔がつかなくては出来ないと思ってもいい位。顔が回転を引っ張っていく感じになるの。そして、顔が使えるようになると、逆に中心軸の感覚がより明確になってくるので、色々なパがやりやすくなると思うわ。
今日は、回転に強くなる為にも、上半身の軸のつながりについて説明していきますね。
まずは、中心軸のおさらい。
上半身のゴムを抜き出すと、下の図【座骨と耳をつなぐライン】です。
耳のゴムは、土踏まずにつながっています。
あられはネコだから、顔をグルっと回して背中の後ろを舐めるたりするんだけど、それは背骨ではなく、その周りの筋肉を動かしているから、柔らかく動けるのよ。
よく「背骨の一つ一つの空間を開けて、背骨を動かす」 と言われているけど、ネコ界では骨を意識することはないわ。
背骨を動かしているように見えると思うけど、骨を直接動かそうとすると、逆に硬くなってしまうの。
骨格や関節は、動きを調整する役目だと思った方が良いわ。
だから、首や背骨をグイグイ動かすのは要注意ね。あとで、痛くなったりすることもあるわ。
背骨はS字なので、色々な動きを生み出せるし、衝撃も吸収しやすくなっているの。
よく 「バレエの立ち方は、背骨を伸ばしてまっすぐにする」 と表現されますが、背骨は直線に伸ばさないで下さいね。背骨は、常にS字の状態を保っておきます。
筋肉は、背骨がS字の状態で配置されています。S字が伸びてしまうと、筋肉は常にピーンと張った状態になり、首・肩・腰などが緊張して固くなってしまうんです。
身体のどこかの部位に痛みが出たりする原因にもなるのよ。
それに、胴体も長く大きく見えちゃうしね。背骨は短く使うほど、骨盤も立つのよ。
なので、「背中がまっすぐ」と、「背骨がまっすぐ」というのは、違うので気をつけてくださいね。
バレエの立ち方は、身体を中心に集めるので背中はまっすぐになるけど、背骨はS字のままなのです。
この上半身のゴムの感覚が明確になると、回転の時の顔が使えるようになってくるの。
では、回転の時の顔の使い方を説明しますね。
いつもお教室でやっているように、顔を振って 「左の肩 ・右の肩」 に乗せていきますね。
まずは、顔を左の肩に乗せてみます。
この時、下の図 のようなゴムが顔と肩につながっているとイメージします。
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