21 イメージ力でスタイルが変わる
こんにちは。 ネコのあられです。
最近では、骨格モデルを使って教えてくれるバレエ教室も出て来ましたよね。
でも、この骨格なのですが、みなさんは、どのように肉付けをイメージしてますか?
実は、その肉付けのイメージが、自分の姿・形のスタイルを作ってしまっていると言っても過言ではないんですよ。
特に骨盤と股関節。
普通は、ターンアウトを的確にしようとして大転子の動きに注目してしまい、骨盤の外で大転子を動かそうとすると思うんです。
つまり、骨盤の外から脚の形を作っているとすると・・・・・
図にしたら、こんな感じかしら?
う~ん、これだとなんか、下半身がズドーンとして見えちゃうかな?
で、あられの提案としては、下の図ね。
違いが分かりますが?
下の図の方が、随分、スッキリと見えますよね。
骨格の内側に、肉付けをしているのです。
あられたち四つ足動物は、だいたいこんな感じで身体を使っているの。
以前に「脚の始まりは腸腰筋」というお話をしたのですが、
大転子の操作も腸腰筋で行います。
骨盤の内側からターンアウトを導くのです。
つまり骨盤の中に脚を作ってしまうというわけね。
どうですか?
同じ骨格なのに随分違った青いラインが引けてしまうでしょ。
つまり、お腹やお尻という存在はなくなり、全て脚の感覚で使うのです。
例えば、アラセゴンに脚を高く上げたいと思ったら、パッセの時に、いかに膝を脇に近づけて抱えるかだと思うのですが・・・・
下の図を見て下さいね。
右の図の「骨盤の外から脚」で使うと、脇から脚が遠くなって、お腹に力が入らなさそうでしょ。
頑張って膝を脇に引き付けても、脚が重そうに見えて、そこから膝下を伸ばしていくことも大変そうに思えますよね。
左の図のような感じで、骨盤の中(お腹の中)で脚を作るイメージを持つと脚が軽くなり、随分と上げやすくなるんですよ。
そうそう、座っている時にも骨盤の中に脚を作っていて下さいね。
そうすると、お膝がパカ~ンと開いた姿にはならないですよね (*^m^*)
脚が中心に集まっているので、自然と背筋も伸びると思います。
こうして普段から骨盤の中に脚を作っていると、縦長のスッキリしたスタイルに変わっていくことは可能だと思うんです。
エシャッペから立ち上がった時にも、内ももが中心に集まって美しい形になり、アラベスクの時にも、骨盤の中に脚がいると、後脚がアラベゴン~にもならないと思います。
そして、もっとバレエの動きを追求するとしたら、下の図ね。
以前にもお話しましたが、手や脚を関節から骨を動かすのではなく、中心軸からのゴムで操作すると動きも大きくなるし、中心から動きが生まれるので、見た目もとてもキレイになると思います。
まぁ、簡単に言うと「あられのリボ~ン」の感覚が身体に入っていればいいと思うの。
これについては、「教室1」と「教室8」 を。
片足で軸を取る時のゴムの張り方については、「教室9」を参考にして下さいね。
身体のイメージ、伝わったかしら?
じゃぁ、今日はこれまで。
またお会いしましょうね。
バイバ~イ♪