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泳ぐことのできなくなった子どもの頃のお話


今はほんとうに六月だろうか、と思うくらい日差しがつよく暑い日が続いていますね。みなさんは暑さにやられていませんか、わたしはやられています。

こんな夏の日は、アイスを食べたりなんちゃらフロートを飲んだりして過ごしたいものです。

ちなみに、わたしは中でもコーラフロートが好きです。バニラアイスにコーラの甘ったるさが溶けている感じが好きです。

ついこの間は、ミルクティーフロートなるものを飲みました。ミルクティーの上にこれまたミルクティーのアイスと生クリームが乗っていて、甘くておいしかったです。甘さに甘さをかけるというこの背徳感…。

さて、夏といえば海!プール!ですが(今はご時世的にプールはだめなのかな…)、実はわたしは泳ぐことができません。それどころか、浮くことも潜ることもできない上に、水に入ることすら苦手です。

理由はいくつかあって、それを今日は話していこうと思います。

…これはまだ幼稚園の頃。
海に遊びに行ったわたしは、波が打ち寄せたり引いたりしていくのを追いかけて、ぱしゃぱしゃと遊んでいました。

喜んでいたのも束の間、履いていた靴が片方脱げてしまって、追いかけてしまったわたしは波に足を取られ、ぐるんぐるんと波に飲まれてしまったのです。(今でもその時の光景を鮮明に覚えています)

幸いなことに、深い場所まで持っていかれることなく父親に救い出されたわたしでしたが、幼心に「もう海には絶対入らない…」と思ったことをよく覚えています。今となっては笑い話ですが、こうして書いてみると結構危なかったですね。

それ以来、海を見ることは好きですが、波打ち際にすら近寄らなくなりました。これぞトラウマです。

さて、話題は海から身近なところへ変わり、お風呂での出来事です。

姉と二人だけでお風呂に入れるくらいになった頃、これまたわたしの元に危険が訪れます。
姉がおそらく体か髪を洗っている時、わたしは暇だったので湯船を覗き込んで水面を叩いたりして遊んでいました。(読んでもう想像がついていると思います)

そうしているうち、子どもは頭が重いためか重心が前にかたむき、そのまま頭から湯船へとダイブする形に。そう、頭が下になり足が湯船から出ている様は、まるで犬神家の一族の有名なワンシーンのようです。

ブクブクとなっているとそれに姉が気付き、掬い上げてくれたそうです。おそらく一人でいたら溺れてしまったことでしょう。これもなかなかに危険なエピソードです。


…まだあるのかと言われそうですが、あとひとつだけ。今度はプールでの出来事です。

小学生くらいの頃だったと思うのですが、我が家は毎年夏になると少し遠い場所にある大きなプールまで行って、家族で遊ぶことが恒例行事でした。

父親と姉は水も怖くなく泳げる人なので、当然遊びも少しハードなものになってきます。
深く潜ったり泳いだりするのはまだいい方ですが、その時二人がハマっていたのが“体を持ち上げてポイっと投げる遊び”でした。(周りに迷惑になるのでやらないでくださいね)

案の定、それに巻き込まれたわたしは放り投げられ、ぼちゃんと水に落ちたかと思えばブクブクと沈んでいくばかり。
すぐに掬い上げられましたが、水を飲み鼻に入り、(こいつもう一生許さん…)と思ったことを覚えています。

…と、もう水周りは制覇したのではないかと思うくらい、水難エピソードを多々お話ししました。

おそらくわたしは今後も泳ぐことも浮くこともなく、水に入ることもないでしょう。夏が近づくと、毎年のように思い出す記憶の話でした。


長々と読んでくださってありがとうございます。

また、次のエッセイでお会いしましょう。

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