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手の中のちいさなかけらたち


こんにちは。雨空が続いた日々も落ち着いて、30度の超える日々がはじまって、すっかり夏の様相ですね。

夏のことは好きですが、ここ数年あまりに暑いので体調が悪くなりそう…となかなか出かける気になれないのがもどかしいところです。

まるで世界に薄くかかっているフィルターをなくしたような空の下、あついあついと歩きながら木陰やお店に入った時、涼しいね天国だねと話すのが好きなのですが。そうも言っていられない。

みなさんもどうか体調にはお気をつけて。水分とか塩分とか摂りつついきましょうね。

ついこの間、久しぶりにディズニーシーへ行きました。パートナーとずっと行きたいねと話していたのですが、こんなご時世なのでチケットもなかなか取れず、ようやく。

当日、朝から雨が降っていてすこしどんよりしていたのですが、途中から曇り空になりました。パートナーは雨ふりの人で、わたしは晴れの人なので、きっとお天気はその中間を取ってくれたんですね。よかった。

やっぱり夢の国のことが好きです。

わたしは絶叫系の乗り物に乗れないので、山の上から落ちたりタワーオブテラーのてっぺんから落ちたりできないのですが、その分景色を見ながら写真を撮って、ご飯を食べてゆっくり歩き回るのが好きです。

いまはポップコーンもあまり売っていないし、食べ歩きできるものも少なくて寂しいですが、いつかまたできるようになったらいいな。

夢の国とは不思議なもので、頭にかわいいものを着けていても誰も気にしないし、誰にでも手を振っていいし、誕生日にはみんながお祝いしてくれる。あの時間だけは現実のことを考えなくてよくて、楽しいことだけしていいんだよ、と言ってもらえているようで。

あの空間を作っている人たちのこと、わたしはすごく尊敬しています。きっとものすごく大変。

現実に疲れて何もかも嫌になったとき、そこに行けばすこし気持ちが明るくなって、楽しい時間を過ごせること、それが救いになっている人がたくさんいるでしょう。いつもの日々では感じ得ないものだから。

またいつもの毎日を生き抜いて、いろんなことに気をつけながら健康に過ごして、行くことができたらいいなと思います。世の中のいろいろも、少しずつ落ち着いていったらいい。

拾いそびれてしまいそうなくらい、ちいさな幸せのかけらを見つめながら、時にはそれを誰かに手渡しながら。できるだけ優しく生きていたい。

パートナーと「また来ようね」と話して、夢の国の扉を開いていつもの世界に戻りました。手のなかに落ちたその幸せのかけらたちはきっと、今を生きる力になってくれることでしょう。

はじめて2人で行けた夢の国で、そんなことを考えていました。カメラのレンズに写したたくさんの記憶たちと一緒に、この先も。

では、今日のエッセイはこのあたりで。今週も読んでいただいてありがとうございました。

また来週、ここで会いましょうね。
体調にはお気をつけて、涼しくしてお過ごし下さい。

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