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とある夏休みの一日のように


蝉の鳴き声もちらほら聞こえはじめて、肌を焼くような日差しと暖められた空気を吸い込む夏の日。

今日はなんだか子どもの頃に過ごした夏休みの一日のように、お昼前まで眠ってクーラーの効いた部屋でお昼ごはんを食べ、おやつを食べてお昼寝をして過ごしていました。

あとはアイスがあればかんぺきなのですが、暑い中買いに行きたくないな…と怠惰な理由で諦めました。それもまた夏らしくていいですね。

夏休みというと、「ぼくのなつやすみ」というゲームのことを思い出します。最近、クレヨンしんちゃんのぼく夏が出ましたね。

とても楽しそうで気になっているのですが、Switchを遊ばなくなって譲ってしまったので、好きなゲーム実況者さんが遊んでいるのを見て我慢しようと思います。

話を戻して、ぼくのなつやすみのことを。
有名なゲームなので知っている方が多いと思いますが、ひとりの少年が一月の夏休みの間、田舎(と言ったら失礼でしょうか)で過ごす日々のことを体験するお話です。
虫取りしてみんなと虫相撲したり、海で泳いで何かを見つけたり、出会った人たちとたくさんの物語がうまれたり。そんなゲームです。

はじめて遊んだのはまさに小学生の夏休みのこと、両親が一日家を開けるのでゲームを一本買ってあげると言われて、ウキウキしながらデパートのゲーム売場を眺めていたことを覚えています。

たくさんのゲームパッケージがあるなか、入道雲の浮かぶ青空の下、少年が虫取り網を持ってこちらを見ているパッケージにどこか惹かれて、内容もよく知らないまま「これにする!」と買ってもらったぼくのなつやすみ。たしかPS2の作品でした。

いよいよ一日中ゲームをしていても怒られない日、ゲームを起動するとそこには虫の声と海の音、カナカナと鳴くヒグラシの声。ここで好きなように過ごしていいんだ、と嬉しくなったことを鮮明に覚えています。

知らない土地を探検すること、虫を探しに行くこと、海を自由に泳ぐこと、夕方になればご飯に呼ばれてみんなで食卓を囲むこと、子どもの頃は体験していながらもどこか懐かしく、実際に夏休みを体験しているようでとても楽しかったです。今となってはそれが懐かしいですね。

久しぶりにそういうゲームを遊びたいなぁと、こんな夏休みみたいな日はよく思います。

子どもの頃はアクションゲームよりも、どうぶつの森やぼくのなつやすみみたいな、のんびりと過ごせるゲームのことが好きでした。今も変わらずたまに遊びたくなります。

出てくるキャラクターたちがみんなやさしくて、空気感がやわらかくて、ゆっくり流れていく時間のこと。まさにわたしの理想とする世界だなあと、今になってそれがすごく分かります。

そんな日々を過ごせるように、今日もやさしくやわらかく生きていきたいですね。きっと、わたしがそんな風に生きていたら周りにもやさしい人が集まってくると思うから。

今インターネットから繋がりのできた人たちは、みんなそんなやさしい人たちです。不思議なことに、実際に出会ってみると同じ雰囲気を持つ人ばかりで驚くくらいに。その人たちを大切にしていきたい。

ある夏休みみたいな日にそんなことを考えていました。今日はこれから少し涼しくなった夜風を感じながら、またぼんやりとして過ごそうと思います。

読んでくださってありがとうございました。
夏休みのような日か、忙しい夏の日か分かりませんが、無理せず過ごしてくださいね。

また、夏の日にここで会いましょう。

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