エンソ・フェルナンデス@ゲームメイク/南米産一流パサーのプレー
キーパーソン
当ブログではたぶんチェルシー系を取り上げるのは初めてじゃないかな。
世界王者の司令塔
所属するチェルシーとアルゼンチン代表とでは、戦術も違うとはいえプレースタイルも若干異なりますが、今回はチェルシーにおけるエンソ・フェルナンデスを見ていきます。
典型的「南米系パサー」
例えばブスケツとかクロースは、相手のプレスに対してパスでかわす、というのがあります。最近ではモドリッチ系統が増えてますが、ドリブルで運んで相手ブロックをずらして動いたところで急所にパス出すとか。
ただ、エンソ・フェルナンデスに関しては典型的すぎる南米系のパサー。ギリギリまで引きつけて打開してパスみたいな。自分で相手プレスを剥がすまでが仕事で、それができてフリーの味方にパスができる。同じアルゼンチン人ならロ・チェルソもそうだし、ファン・セバスティアン・ベロンとかその典型的。故にプレースピードが欧州の求める戦術スピードからは遅くなるので、南米系のゲームメイカーはあまり成功しないですよね。ベロンがマンチェスター・ユナイテッドで上手くいかなかったのもコレが要因。
エンソも、その辺りは南米っぽさはあって、
相手2枚を引きつけるどころか、その2枚のプレスを掻い潜って打開してパス出す。
「ここまでやらんでもいいわ!!」
と、ペップなら言うと思う。ベロンもここまでやっちゃってチームのプレースピード落としてファーガソンから「アイツが触るとプレースピード遅れる」と評されて干されたし。
ただエンソの場合はプレースピードを落とさずに相手プレスを個人で打開することができる。
エンソも例外ではなく、自己完結型ゲームメイカーが南米っぽさですが、その上でテンポを落とさないためにシンプルにはたくところはダイレクトで叩く。
打開できれば結果オーライで許されるところはありますが、持ちすぎは基本、テンポを落としかねないのでゲームの流れを悪くするんですよね。エンソはキープだけではなく、レーン飛ばしてロングパスもできるし。独特のリズムは持っていますが、エンソは上手く欧州のリズムに合わせられているのかな。
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