私の考える「不在の百合写真」の捉え方④
※この記事は別に読まなくても大丈夫です。ちょっとスクロールして興味が沸かなかったらそのまま⑤に進んでください。
今回はちょっと趣向を変えて、レンズの趣味の話をしたいと思います。
「こういうレンズで無ければ撮れない」という話ではなく、あくまでも私の趣味の話です。広角だって望遠だって良いのです。
ボケ(Bokeh)は百合
ところで、紀元前より百合に挟まって良いのは猫などの小動物かボケ(Bokeh)だけと言われているように、ボケ(Bokeh)には魔力があります。
ちなみにボケは英語でもボケ(Bokeh)なんですよ。知ってました?
前回までにピント位置、構図、ボケが不在の解像度を高めるという話をしましたが、私が特に重要視しているのがボケです。
それ故に最近この手の写真を撮る場合はほぼ一つのレンズを使っています。
それは「SIGMA 105mm F1.4 DG HSM」です。
公式が「ボケマスター」と名乗っているようなヤバいレンズなのですが、「デカい」「重い」で持ち運ぶことを考えたら最悪なレンズです。私が使ってるのはソニー版なので1.7kgもあります。
フードをつけるとご覧の通り。
なんでそんなレンズ使ってんの?
と皆さん思うのではないでしょうか。大きく分けて二つの理由があります。
その1:中望遠という焦点距離が人物撮影に適しており85mmよりも望遠で、しかし135mmほどではないという丁度良さ
その2:105mm F1.4と言う被写界深度の薄さ故の圧倒的なボケ量の魅力
とは言いつつも、ぶっちゃけ85mmも135mmも欲しいですね。
作例に関しては今までの記事で何度もお見せしているのでアレなのですが、この辺りは全て同レンズで撮影したものです(撮影後トリミングしているものもあります)。
写真によっては適度な距離感でほのかにイケナイ感じが出てたり出てなかったりしますが、言葉で説明する必要もなく、このレンズの良さを理解いただけると思います。
おすすめのレンズ
「さぁ105mm F1.4買いましょう!」なんて事は値段的にも重量的にも簡単に言えることではないので、上記の写真のような雰囲気の写真を撮るためのレンズの選び方のポイントを記して今回は終わろうと思います。
■35mmフルサイズ換算で85mm〜135mm辺りの焦点距離であること
■なるべくF値が小さい(よりボケやすい)こと
この二つを考えて選べば作例と似たような雰囲気になると思います。
ではまた次回。
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