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2021年の藤井風「風」から2022年は藤井「微」風へ

あけおめ配信2021

あけおめ配信ではじまった2021年。
まずはここから。
2020年からどっぷりと沼にはまっていた私だったが、その日は家族と映画を見に行っており、17時に間に合うかギリギリだっった。
帰宅後そそくさとPCにかぶりつくワタクシに家族の目は「?」。

そう、まだ、ワタシがそこまではまっているということが家族に認知されていなかったのだ。私自身、この感情や衝動をどう伝えていいのかわからない。まるで、思春期にめちゃくちゃカッコイイ音楽に出会ってしまってすべてを知りたい見たい聴きたい、思春期のあの時のソレなのだ。

あの頃は母親とか妻とか、そういった役割もなくただ、ひたすらに好きなことをしていればよかった。自分の好きなことの為に予定を調整したり家族に理解してもらう必要なんてなかった。

どう、みんなに、家族に伝えたらいいのかな?
いつの間にか私は役割に邁進して家族に遠慮して「おのれ」が薄まってたのかな?自分てどこ行っちゃったんだろう??

日々の生活の中に突如住み着いた「大好きな音楽」によって(今年で何度目かの年女だけども)
自分てどんなヒト?
どんな人間でありたいの?
と振り返るきっかけになったと思う。
年齢を重ねても模索は続く。そう、旅路が続く限りは。

HELP EVER HALL TOUR(助常箱旅)

当初、チケットは落選。しかし、コロナ禍という時節柄、チケットトレード開始。ダメ元でチャレンジしたら二度目でトレードしていただけることに。
なんという幸運。
2021年1月10日、人見記念講堂にて初めて藤井風を浴びた。

この頃には家族にも認知されたかな?それでも、ここまで(洞穴にまで)とは思っていなかったと思う。

この時をきっかけに長らく情報収集のためのツールでしかなかったTwitterにいてもたってもいられずつぶやき始めた。私の中では大きな動きだったと思う。

「旅路」リリース

2021年3月1日 ドラマ「にじいろカルテ」とタイアップした「旅路」が配信リリースされる。
この時に、どうしても感じたことを書き残したくなってこちらのnoteにたどり着く。

この時の記事を読み返すと、コロナ禍でなかったら私は立ち止まることもなく、日常を続け、新しいことを取り込む余裕がなかったかもしれない。

長くヨガのレッスンを受けているが、この1年ほどヨガ二ドラ(瞑想)のクラスも受けている。先生がおっしゃるには、人間の脳(意識)はこれまでの経験から構築された潜在意識が9割ほど占めており、表に現れる顕在意識(無意識の反対、意識的に行っていること)は1割程度だそう。
潜在意識はこれまでの経験から無意識に自分を外敵から守るような動きをもたらしたり、ネガティブな要素を含む。そこを少しづつ良い方向に働きかけることでより良い状態になれるのではないか。

何もしない何も考えないただただフラットにいる時間。
瞑想は、意識的に日常から意識を切り離すことで日常で意識していない潜在意識と繋がり、気づきをもらえるのではないだろうか。

突然、スピ的なことを書いてしまいました。私はスピリチュアルな思想に偏ることは好みません。
ただ、日常的に瞑想を取り入れたことやコロナ禍で立ち止まったことがこの瞑想に近い時間を私に与え、藤井風を取り入れることができたのではないか、と今となっては思うのです。

報道ステーションからの"FREE” LIVE2021

2021年3月1日 テレビ朝日「報道ステーション」出演。
コロナ禍で思うように活動できなかった後輩やすべての卒業生に向けての風さんの思いがとてもよく伝わる内容だった。
テレビ朝日さんがアーカイブを残してくださっているので、紅白を機に藤井風に興味を持たれた方にぜひ見ていただきたい。
彼の音楽性だけでない人間性が伝わると嬉しい。

常に「自分の音楽が誰かの役に立つのであれば」との思いが彼のなかにあるのだと思う。

与えられた優しさを自分も他者へ与える。

この姿勢が一貫していて清々しい。

この思いはWDM河津氏発案のフリーライブにも通じるところだと思っている。私は河津氏と同世代で、おそらく同じくらいの子の親ではないのかと推察している。

わが娘たちをみていても思う。

卒業式も入学式もなくなった。授業もままならない。突然バイトの予定がキャンセルになる。急に向こう一か月間の予定がキャンセルになるということもこの2年間にはあった。サークル活動も活動内容によるがほぼないところも。イベントに行くにも旅行に行くのも制限がかかる。成人を祝う会も例年とは様子が違う。

河津氏が藤井風アプリ内「感謝の夏ep.1」で教えてくださったエピソード。こういったことも共有して下さって本当にありがたいし、共感でしかない。

「フリーライブを成功させることと同時に広く認知してもらっていろんな人に見てもらって元気になってほしい。」

これまでになく様々なメディアの取材を受けたこともそういった想いからではないかな、と勝手に想像している。

MVが出るたびに驚かされて

「旅路」MV、2021年3月12日突然の公開。
彼の地元で撮影された、肩の力が抜けてラフで、郷愁を誘う。
ドラマの中で聴く「旅路」とはまた違う表情に聴こえるのが不思議だった。

「きらり」MV、2021年5月20日公開。
踊ってる!バイク乗ってる!!キラリしてる!!!
にやにやが止まらない。
この子ほんと、すごい子だと思ってたけどほんとにすごい子やなあ、と。

そして公開後のアフタートーク。
至れり尽くせり、とはこのことかしら。
みんなにより良く作品が伝わるように、楽しんでいただけるように、とのチーム風の思いに感謝です。

「燃えよ」MV、2021年10月24日公開。
これは、もう、すご過ぎて。あのアリーナツアーの中、このMVを撮影していた風さんの努力もすごいし、スケジュール完遂したスタッフの皆様すごすぎます。今回のアリーナツアーはダンスも多く体力勝負だった思う。
もっともっとこのMVについては語りたいけども。また今度。別枠で書く機会があれば記したいと思います。

HELP EVER ARENA TOUR 「HEAT」

このツアーも、当初の抽選はダメで、トレードで行けることとなりました。本当に、行って良かった。
ワタシはこれまで同じミュージシャンに対して年に何本もライブに行くほど執心したことはない。それなのでやはり家族がどう思うかが気がかりだったが、毎度毎度、こころよく出してくれる。

きっと私が母親像や配偶者という立場に縛られて生きていて、わが家族はそれほど思っていない。私が縛られているだけなのかな、との思いに至る。そこを今年は崩したく。それはもちろん子供が成人したということもあるんだけども。

そして横アリ参戦しました。サイコーでした。

続いて、代々木ファイナルの配信。
配信で参加。
本当に素晴らしく、配信ならではの工夫もあって楽しみました。

2020年の武道館には残念ながら沼落ちしてまもなくて、チケットとるどころではなくてただただ、あ~いまやってるんだな、と思う程度だったのですが。後ほど、Blu-rayで様子を見まして。

そこを踏まえての一年強をみると、確実にパフォーマンス力が向上しています。段取りや、MC、歌唱力、新たに加わった「ダンス」、すべてにおいてうまくなっているなあ、と実感します。

いえいえ、そもそもパフォーマンスの完成度は高いんですよ。ピアノの技術と歌唱は今も昔も変わらず安定。ただ、ご自分も仰っていたようにライブを観る経験もないような環境で育ってきた彼として、上京してからの2~3年で急速にそういった機会も得て、自身も行い掴んだことがあるんだろうと思います。

それにしても格段にセンスが良い。その、客席の空気をつかむ力とか。そういう空気把握力がめちゃんこ強い子、という気がします。

この2年の成長は目まぐるしく、この先が恐ろしく楽しみ。

紅白歌合戦2021@NHK(東京国際フォーラム)

きらりを歌唱すると聞いていた。

いやいや、いろいろ周囲では出るんじゃないの?的な話題は出ていたんですけれども、私は頑なに「出ないのではないでしょうか」と言ってたんです。

期待していないわけではなくて。「出る」と言った後の出ないが怖くて。なんとなく、出ないんじゃないかな?というスタンスでいました。

でも、風さん、なんとなくにおわせてきましたよね。
決意表明的なメッセージが来たタイミングで確信しましたけども。

でも、今回の紅白は何があるかわからないよね、と思ってました。出たら嬉しいし出なかったらそれはそれで、という心持でいました。

ただ、NHKの密着の時にも感じたけれども、NHKさん本当に風さんを愛していて大切にしてくださっている感じがしました。
それに風さんも答えたし。

本当にお疲れ様でした。ものすごく楽しかった。素晴らしかった。
ライブでも風さんがいつも一人一人に届けていると仰っていたことが変わらずできていて素晴らしいと思いました。

ねそべり紅白

そして。
年が明けて2022年1月2日。
今年もまたまた、あけおめ配信して下さった。

本当は、実家に帰ってゆっくりしてね、という想いだけれども。こういう機会を風さん自身がOKして設けてくださっていることに感謝です。

いつも自分の言葉で、できる範囲で仲間に優先的に伝えてくださる。

うん。ファンとか、あえて言わないようにしますね。

うちら兄弟やし、姉妹やし。仲間やし。

楽しくて細かい描写についていろいろ語りたくなっちゃうけど、感謝だけ伝えて終わろうと思います。

風さんが歌ったすべて、素敵でしたし、higher love 最高だった。
もう皆さんもごらんになったかな?

2022年は藤井微風

私的にはこの一年強、風さんの洞穴の奥地にずんずん進んでいく母を冷ややかに見ていたJD娘たちが、紅白をみて風さんが一番だったといってくれることがとても自己肯定感に繋がっているという・・・不思議な現象が起きてますけども。

藤井風が私の生活に活力と望みと新たに見える世界を与えてくださったことは確か。

自分の在り方を想う時間も増えたことは確か。

若い人から教えていただくことの垣根も取ってくださっている。
有難い存在。

とりめとめなく、長文書き綴り、読みにくかったと思います。
でも、これが今の私か、と思えたのでこのままアップします。

今年も機会があれば綴りたいと思います。

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