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IOSTについてまとめてみた

まず初めに....

この記事は、仮想通貨IOSTの技術的な観点から、IOSTの良さと応用例として考えられる物事について書いています。内容は定期的に更新していく予定ですので、何回かみていただいて、よろしければ私のことをフォローしていただけますと幸いです。



1.IOSTとは?

IOST はInternet Of Services Tokenを接頭語で省略した表記であり、世の中に出回っているクレジットカードのように広く使われることを目的としたブロックチェーンベースのプラットフォームのことです。
そもそもこれまでのブロックチェーンの課題は、ズバリ、スケーラビリティとコンセンサスアルゴリズムにあります。

まず、スケーラビリティ問題は、取引量が多くなった場合のチェーンの長さ(スケール)が大きくなるといった問題になります。ブロックチェーンの名前の中にあるように、取引が増えるとチェーンがつながれていくため、保持するデータ量が膨大になるのは、何となくわかります。ビットコインでは、取引に対して、どこかの誰かがマイニング(ブロックを繋げるための計算)を行い、ビットコインブロックチェーンのネットワークの参加者同士で認証しあうことで信頼性を保っています。しかし、ブロックの長さが長ければ長いほど、認証(答え合わせ)に時間がかかるため、スケーラビリティ問題に直面します。

2.IOSTで何ができる?

IOSTの特徴は、その取引時間の速さと、ビットコイン同様の分散型取引所の実現があります。最近注目されているDeFi領域で利用しやすく、さらにiUSDなどのステーブルコインのリリースも行われています。
最近、Polkadotとのクロスチェーンネットワークへの接続成功がプレスリリースされましたが、実はIOSTのクロスチェーンプラットフォームも開発されているみたいです

個人的に面白いと思ったものは、IoV(Internet of Vehicles)への取り組みです。IoT(Internet of Things)は最近よく聞くワードになっていますが、車で同じことをやるわけです。例えば、これまで、車の価格は、新車か中古車かで大きく決定されます。しかし、実際には、車が動くことによって得られる情報は膨大です。走行距離、違反記録、運転経路などなど。こういった情報を使ってデータサイエンスを行うといった応用は不思議ではありません。そのため、ブロックチェーンを使って、改竄されないように、情報を保持し、履歴として残すことで、車の所持者や提供者に、データから判断する機会を提供します。

3.今後のIOST

IOSTはまだまだ出来立てのブロックチェーン技術ですが、今後、ブロックチェーンの普及に伴って最も重要な点である取引の速さによって、色々なプロジェクトに参入すると言えます。
個人的には、自動車業界で頑張って欲しいなって思います。

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