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今こそ『計算マコちゃん』を、見習おう!



海外ドラマ「スーツ」、面白いですね。
織田裕二主演でリメイクされた日本版は、見ていませんが、
Netflixで、毎日のように見ています。


主人公のイケメン敏腕弁護士ハーヴィと、
同僚のルイスとのやり取り・・好きだな~。
全然イケてないのに自信たっぷりで、あからさまに上司にはゴマを擦り部下には横柄で、いじめに加担することもあり、仕事ぶりは堅実だけど地味だし、卑怯な事や、
恐喝まがいの駆け引きもするんだけど、
全部裏目に出る「策士、策に溺れる」、略してSSOタイプのルイス。
小物っぷりが愛しい人間です。愚かさが、愛しい。L・O・V・Eるいす。


そのルイスを、からかっては利用したりするハーヴィ。
わざと「賭け」をします。絶対に負けない自信がある「賭け」をして、
ルイスが負けて、「負けたから、約束通り○○するよ」と言うと、
「いや、やっぱりしなくて良いよ。じゃあな。」と、彼と別れる。


それを見ていた上司ジェシカが、「賭け、する意味あるの?」と聞くと、
「ルイスに貸しを作る事に意味がある」と、答える。



精神的貸借関係は、物理的な物がない分、重たいかもしれない・・・。



最近ふと、昔「スマスマ」であってた『計算マコちゃん』が見たくなって、
YouTubeで見ました。


彼氏の草薙くんを待つ間、気怠そうに枝毛チェックをしている『マコちゃん』、
(枝毛、多そうです)
後ろに、草薙くんの気配がするや否や、
「ケンケンパッ、ケンケンパッ!」と、無邪気に子供の1人遊びをします。
(私、無邪気ですよ、の計算。1人の時でもこんな感じの天然ですよ、の計算)


その後2人でレストランへ。
4人席でも、対面席に座らずマコちゃんは「つよちゃん・・お隣よろしいですかぁ?」と、並んで座る。

心理学的にも、相手と対面する構図は無意識に相手を敵と認識するので、夫婦やカップルは喧嘩になりやすいそうです。会議などでもそうですよね。マコちゃんは、ビジュアルや不思議ちゃんキャラだけでなく、深層心理まで駆使する『計算女子』。普通の男なんて、マコちゃんにかかれば、狼の前に飛び出してきた仔ヤギも同然。


メニュー を待つ間、マコちゃんは、
「あれ⁈ あれれ⁈ ・・携帯がない!」と、慌てます。草薙くんに、「ちょっと、マコの携帯鳴らしてくれる?」とお願いして鳴らしてもらうと、
大塚愛の「さくらんぼ」のメロディ~が流れ、
胸の間から「さくらんぼ!」のタイミングで携帯が出てくる。


「服に入れてて、マコちゃんって天然だね」って、草薙くん。


計算・・・恋愛ソングをその場に流して、自分たちの世界を強化し、同時に、
携帯をなくすおっちょこちょい で、可愛い自分をアピールする。
携帯を探す動きは、落ち着かない子供のような印象を相手に与えて、庇護してやりたいと言う欲求を抱かせる。

電車では、子供が近くに来ると「ね〜、ね〜、つよちゃん、子供〜!マコね〜、子供大好きなの〜!」と、子供好きアピール。隣に座ってる香取慎吾扮する友だちが「マコちゃん、子供好きなの知らなかった〜。」と言うと、同じく同僚女子の横山めぐみが「子供嫌いだから女子アナになったんでしょ!」と、キツイコメント。マコちゃんって女子アナだったんだ、と今更知りました。

草薙くんは、「マコちゃん、子供好きなんだ〜。結婚したら子供いっぱい作ろう。」と、逆に無邪気。

マコちゃんは、急に黙り込みます。

「・・?どうしたの?マコちゃん?」と聞くと、

ほっぺたを「ぷっ」と膨らませて、「・・マコ、子供の作り方、知らないもん!」。香取くんと、めぐみちゃん、爆死 。


計算マコちゃんでは、面白くデフォルメして、笑いを誘うけれど、
実際の生活でも、気づかれないように小さな「計算」は、みんなやってますよね。

マコちゃんは、立ち居振る舞いも、かなり計算されています。

ツインテールは、動くたびにユラユラ揺れて、逃げる獲物の尻尾を連想させるから、オスの狩猟本能を刺激して、「モノ」にしたくなるらしいし、ひらひらのスカートも同じく。いつも上目使いの「顔芸」は、小顔効果と、デカ目効果で、無垢な赤ちゃんを連想させ、守ってあげたくなる。「○○でぇ〜」「○○なんだぁ〜」と、語尾を伸ばすのは、子猫がお母さんを呼ぶときの「にゃあ、にゃあ〜」に似て、やはり守ってあげたくなる。

守る方と、守られる方では「相手を意のままにコントロールする」と言う点で、圧倒的に「守られる」方が強いですね。その小ささ、その頼りなさ、その脆弱さこそが強み。

マコちゃんのメンタルは、そこらの男が束になっても擦り傷一つ付けれないほど、鋼。なんたって、何千人の中から選ばれた女子アナ。生まれ持った美貌と知性と、すくすくと育ったエリート意識と、奸智に長けたキングオブメス。その最強の生き物が、天然な女の子を演じる・・・・羊の皮をかぶった狼・・。マコちゃんを演じる中居くんは、ちゃんとマコちゃんの内面の狼性を、時折目の奥でギラリと光る瞳孔や、舌舐めずした後のような唇の輝きを作ってる(?)間違いない!


最近の若い子は、「欲」がなくて、バブル世代のように「ガツガツ」していないような気がします。計算しない生き方⁈ 淡白⁈
みんなが、飼い慣らされた羊のように穏やかな性格。
そのうち『マコちゃん』みたいに、計算高い人種がまた増えてきたら、
どうなるんだろう。
今こそ、『計算マコちゃん』を、YouTubeで見て、計算力を身につけよう!
計算力、大事!


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