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finale27 初心者向けメモ〜その1

2023年になり、猫目石一家は初のfinale(譜面作成ソフト)使用族となりました。過去にはシベリウスを使って、譜面浄書をしたことがあります。しかし、途中で簡単にはできない部分がでてきまして・・このソフトは猫目石には向いていないのではないか?大変そうだけど、別のソフトを使用して、浄書するべきではないか?との思いが沸き起こってまいりましたね。

そのため、使い続けておるnotion6に加えて、難関だと噂のfinaleをモノにしようと考え、5月ごろから使いはじめました。最初は一つわからないところが出て来れば、何時間も調べるというやり方で、一進一退でしたね。


猫目石流、finale使用方法

猫目石はnotion6で音符のみを打ち込み、musicXMLに変換して、このデーターをfinaleに読み込ませる手法をとっております。最初からfinaleを使うことはしておりません。

notion6はリアルタイム打ちがスムーズ、且つペン入力ができますので、スピードが速く、下書きにはもってこいだと思うからです。finaleはどちらかといえばステップ入力やキーボードショートカットを使って、譜面作成していく考え方であるため、スピードは二の次なのでは?

われわれはmididata作りも、リアルタイム打ちをして、editしていくタイプですので、譜面浄書をする上でもこの癖は抜けません。何かと弾きたくなります。

notion6→finale27 (music XML)覚書

全てが変換されるわけではなく、できることとできないことがあります。また、曲にもよると思っています。

1)音域が広く、音部記号が頻繁に変わる曲
なぜか、音部記号が反映されておりません。手間が許せない族さんは、最初からfinale入力がよし。多少の手間がかかっても、XMLが良いならば、とりあえず音符のみ入力し、変換してから、finaleで音部記号のみいれれば、真っ当な譜面になります。

2)多声部の曲のスラー
ポリフォニック的な曲の場合は音だけ入力し、スラーはfinaleで後付けしたほうがうまくいきます。

3)オクターブ記号 ペダル記号 
notion6では入れない方がよし。オクターブ記号の後の部分、finaleではずっとオクターブが生きてしまい、ものすごい加線の数になってしまいます。

ペダル記号はfinaleのほうが正確に記入できます。

4)強弱記号
notion6で入れても反映されますが、変な場所に飛んだりしていますので、後付けのほうが楽です。

5)テンポ情報
入れない方が良いです。finaleで改めて入れたほうがうまくいきます。

再生時、テンポ情報を反映させるには?
曲中のテンポが一定ではない曲の場合は、下記の方法が良いと思います。

発想記号ツールを使いテンポ入力をする→プレイバックをクリックし、メトロノーム記号の数値を優先するにチェックを入れます。

6)小節線の種類
複縦線、終止線 反映されません。

7)連桁
notion6が便利。簡単に切ったりつなげたりできます。

8)連符
三連符がずっと続くなど、単調なモノであれば問題なし。しかし、下のようなリズムだと崩れます。→ 下記譜面 Gからのの三連符入りのリズム


このような場合、finaleの高速ステップ ハンズフリーモードが便利です。

★高速ステップモードからoption 1を押す→箱が出てくるので、八分音符の三連符なら、八分音符3つを八分音符2個分に入れると設定(3:2です)→音の高さを設定→たとえば♩ ♪ ならば、キーボードの5と4を押しリズムの入力。

続けて別の連符を入力する時はcaps lockを押す→次に 7連符ならばoption 7 と押す(右上に見えないほど小さな数字 7が現れる)→音の高さを決めてからリズムを入力 (16分音符入力ならば キーボードの3を押す)

※ optionの次の数字は連符の数字です

option 1は連符の中に、音価が違う物が含まれる場合に使います。これがなかなか使い勝手がよろしいのです。

他社ソフトとは違い、最初はわかりにくいかもしれませんが、しくみがわかれば簡単ですし、楽典の勉強にもなります。練習すれば、必ずできるようになります。頑張って、理解を深めましょう。

9)スコアマーク
完璧に入っています。

メロディに簡単な伴奏がついているような曲、弦楽四重奏でも音域が狭いものは、XML変換大丈夫でした。変換がうまくいかないのは複雑な曲ですので、工夫が必要です。

段を超えてのスラー ペダル記号などの入力

譜面を拡大している場合、100%以下に縮小すれば、簡単にできます。猫目石は不器用なので、200%の画面では、どうしてもスラーを続けることができないことがありました。

最初からfinaleで入力する場合

新規ファイル作成にはいくつかの種類がありますが、猫目石はセットアップ・ウィザードによる新規ファイルを選んでいます。

これが最も自分の音楽には使いやすいと感じています。テンポ入力のときに、≒(ニアリーイコール♩≒ ◯◯) が使えるからです。テンプレートからの新規ファイルは、テンポ入力の種類が少なく、猫目石には不向きでした。

長くなりましたので、今日はこの辺にしておきます。楽典の基本については、少しお時間をいただきます。現在締切のある仕事を複数抱えており、時間がとれません。猫目石一家は不器用ですので、音楽以外の事柄につきましては、時間がかかるのです。

できるだけみなさんにわかりやすいようにお伝えしたいと思いますので、お待ちくださいませ。いつも同じようなことばかり書きまして、申し訳ございません。


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