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漫画家・松本千秋さんトーク書き起こし(前半)/「38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記&ヤバい結果日記」読書会イベント

※この記事は文化系のためのオンラインマッチングサービス「猫Match!」の『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記&ヤバい結果日記」/読書会&トーク(ゲスト:漫画家・松本千秋)』
イベントより、松本千秋さんトークショーパートの一部を書き起こしたものです。

語り手:松本千秋(漫画家)
聞き手:あじさい(文化系恋愛アドバイザー/猫Matchマネージャー)
   :ひろかわ(猫Match!スタッフ)


■はじめに

あじさい(以下あじ):では時間になりましたので、トークショーを始めさせていただきます。
聞き手をつとめます、猫Match!マネージャー・文化系恋愛アドバイザーのあじさいです。

ひろかわ(以下ひろ):スタッフのひろかわです。わたくしごとかつ業務連絡で大変申し訳ございませんが、私松本千明さんのファンでして、もしあまりにもうるさかった場合、スタッフが私をミュートすることになっておりますので、万一私の音が消えた場合はトラブルではございませんので、皆さんご安心してそのままお話聞いていただければと思います。わたくしごとで失礼しました。よろしくお願いします。

松本千秋さん(以下松本):はい、よろしくお願いします。

あじ:読書会では各テーブルを回っていただいたんですけどもいかがでしたか?

松本:Tinderを慣れて使いまくってるような方はいらっしゃらないなっていう感じでしたね。ま、知らない世界です! っていう感じなのかなって思いました。

あじ:マッチングアプリを使われてる方自体は多かったけど、松本さんみたいな感じの使い方があるとは思いませんでした! みたいな人も結構いらっしゃいましたよね。

松本:大半そうですよね。きっとね。うん。私みたいな人は……Twitter上でしか見かけない(笑)

■Tinderを選んだ理由

ひろ:私もちょっと先ほど感想をお伝えさせていただいたんですけども、マッチングアプリって言って、一番最初にTinderをやるってのはあんまり聞かないなっていうのがあったので。最初にTinderを選んだ理由とかってあるんですか?

松本:年齢コンプレックスがあって、婚活アプリだともう売れ残り市場って言われる年齢の、37歳でやっと元旦那さんが離婚届に判を押してくださいまして、やっと独身になったのが 37歳だったというわけで、そこから真剣なお付き合いとなると、殿方たちはみんな「えっこの年齢の女性に責任は取りたくないかもー」って感じで、あんまりモテなかったんですよね。
 だから、その婚活アプリっていうのはもう検索にも引っかかんないんじゃないか、もう意味ないかも思ったのと、友人からその婚活専門のアプリを見た時にちょっとその……私当時ちょっとイケてる街に住んでたんですけど、で、その当時の職種は結構イケてるメンズが多い職種に属してたんですね。それで婚活アプリを見たらなんかお洋服のセンスとか髪型のセンスとかが、私の周りにはいらっしゃらないちょっと冴えない感じの方が多いなーと思って。なんか惹かれる男性もいないんだけど、年齢から言うと「37歳のババアかしょうがねえな」ってそういう方たちから批評されてるのかと思うと、無理!! って思ってやめました。すぐTinderに行きました。

ひろ:実は最近Tinderをインストールしたんですけど、あのやっぱり東京ではないので、松本さんほどではないんですけど、他のマッチングアプリに比べてグッドルッキングの方がすごく多い。

松本:そうですね。

ひろ:服装とかそこら辺もすごいお洒落でしゅっとしてる人が多いなと思います。

松本:そうなんですよ。全然違うんですよね。

あじ:やっぱり婚活アプリとTinderって完全にくっきり別れてて、もうTinderだと、遊ぼう! みたいな感じの人が多いんでしょうか。

松本:でも100パーじゃないんですよ。ちゃんと彼氏彼女探してる勢ていうのが一定数いて、またあの、我々が思う以上に年齢層が低いですから。大学生とかはTinderで知り合ったって真剣交際になんて容易になるというか。私は年齢的に真剣交際になりえないような人達とかまずマッチしてたのでちょっとお話にならなかったんですけど、世間一般的に引っくるめれば、ちゃんと付き合うとか結婚するとか可能性はゼロではないと私は思います。

ひろ:夢のあるお話ですね。使ってる身としては、私も多分ちょっと真剣交際に進むかと言われると遊びの……あのご飯行こうみたいな人ばかりよく見つかる。でもTinderの中でも、漫画にもありましたけど、一定数はやっぱりいる感じの。

松本:いますし、あれ海外のアプリじゃないですか。日本人だと「Tinderって遊ぶためにあるんですよね?(鼻声)」って感じだけど、アメリカ人とかは「今からパブ行くんだけど人足りない」みたいなのとか、またはまあ本当に彼氏探しててとかも。まあ、海外の方がもうちょっとラフでもあり真剣でもあるっていう。臨機応変に。ま、あなたと私っていう感じで、このアプリだからっていうのがもうちょっと薄いんじゃないかな。日本人がやっぱりTinder……怖い……って思ってるんじゃないかなと思います。

あじ:漫画の中では出てこなかったんですが、じゃあ海外の方ともマッチングされたりしたこともあったんですか?

松本:私、超ジャパニーズで英語苦手なんですよ。でもいっぱい出てきますね。なんかもうめっちゃ出てきますよ。私は使わなかったんですけど、語学の勉強のために、英語の先生に習わなくても、あの、深い関係になった方が、ベッドで喋る方が英語が上達するからって言って、異国の方とマッチするっていう人はめっちゃ聞きました。

あじ:楽しそう!


■漫画家になったきっかけ

あじ:『マッチングアプリをやってみた結果日記』作中の最後で漫画を書き始めるじゃないですか。最初はイラストレーターさんだったんですよね。そこから、何か漫画家さんになるきっかけっていうか……もちろん漫画にも書書かれてるんですけど、もう少し詳細にお伺いできたらなって思うんですけども。

松本:イラストレーターと言っても、ちょっと広告代理店系の仕事をしてまして、CM プランナーとかアートディレクターの言った通りのものを提出するっていう、自分の発想じゃないものを提出するイラストレーターだったんですね。企画書の絵とか。もう設定が決まってるイラストをただただ言われた通りに書くみたいなイラストレーターだったので。
 なんか昔の知り合いとかに、君は君の感性があるのにそんな上のディレクターに言われた絵しか描かないで人生生きてて大丈夫なのかとか、お前の方がセンスあるじゃないかとか。仕事で結構言われることがあって。でも私の、何のキャリアもない中で、どうやって自分を出すの、え、漫画家にでもなるしかないかな……いやハードル高っ、みたいなことを、5年も 6年も言ってたんですよね。っていう中でTinderを始めたら、こんなことがあってあんなことがあってって、そんなにネタになることある? みたいな。こんなにすごいコンテンツ持ってんだったら、ここからやりゃいいんだろって。私はその、言われたまんまの絵を描くのはどうなの問題にもう終止符を打とうと思って、自分で物を作ろうっていうことで、これがじゃない? って思ったっていうのがきっかけです。

ひろ:イラストレーターをされてただけあって、あのー漫画を読んでてもすごいお洒落なんですよね、絵とか構図とかも全部。ちょっと2巻の話をしてしまうんですけれども、先生っていう方が出てくるんですけど、先生ってすごいクズな言動をずっとされてるのに、あのイラストのおかげでスタイリッシュに見えてしまって(笑)

松本:嬉しい(笑)うん、なんかそのクズが出てくるけど、女の子にはときめいて読んで欲しいなと思って。ラブリーな感じで読ませたいなって思います。

ひろ:じゃあその意図にどっぷりハマってました。

松本:嬉しいです。

あじ:ドラマ版の方だとクズの感じが前面に出てるから、ちょっと怖いなと思う時もあったんですけど、漫画の方ではクズでもチャーミングに描かれてますよね。

松本:そうですね。かわいい、愛せるクズを目指して書いてます。

あじ:愛せるクズ……。イケメンとかヤリモクの人の生態っていうか、なんか共通の特徴みたいなものってあるんですか?

松本:うーん。女性の美人は相当なイケメンとじゃないとワンナイトとかしたくない。まあ、自分と同じぐらいのルックスのイケメンとじゃないときっと美女は致したくないと思うんですけど、グッドルッキングの男性はたいしてセックスのお相手に完璧な美女を求めてないってことに途中で気付いて、ラッキー!って思って。わたくしはもう38歳ですから、普通に20代のイケメンなんて字だけで言われたら絶対無理やろそれって思ったんですけど。(Tinderで)メンズでファッションモデルが出てきたら、謙虚な女性はLikeもしないと思うんですよ。Likeしたって意味ないしとか、Likeするなんておこがましいとか思うんだと思うんですけど、私はもうとりあえずLike、あっこれはファッションモデルだ、と思ったら全部Likeしてって、そしたら向こうも、38ってもうプロフィールに書いてあるのに「こんちわー」みたいに来る感じだったから、うん、この人達もうある程度小綺麗だったらおばさんでも何でもいいんだと思って。で、それに味をしめたという感じですよね。ふふふ。


■婚活アプリに潜む〇〇〇〇について

ひろ:松本さんご自身がお綺麗な方なのでっていうのもあるのかもしれないんですけど、個人的に気になってたのが、私は普通の一般の婚活のマッチングアプリをやってたんですけど、あの婚活のマッチングアプリで会うヤリモクたち、なんて言うんですかね。すごい、やりてぇぞみたいなのをガンガンに前面に出してくる方々が多くて、ゲンナリしてしまうんですけど。

松本:ええー。

ひろ:そういうTinderのイケメン達は何かどういう感じなんだろう、もうちょっと余裕がある感じなのかなと漫画を読んでてお見受けしたんですけども。

松本:私の勝手なイメージで、婚活アプリの男子のヤリモクっていうのは一回誠実なふりをするものだと思ってたんですけど、ふりもせずにエッチしよって言ってくるんですか?

ひろ:あの、1 巻の 1人目君みたいに、22 時待ち合わせでいい? みたいなものを出してきて、なるほどなるほど……みたいな気持ちになったりとか。あと勝手なイメージなんですけど、なぜか上半身裸の写真をプロフィールのどこかに入れてたりするものですね。

松本:なんで婚活アプリやってるんですかねその人達。体をお披露目してるのかな? そっちにもそんな人がいるのかーって思いましたけど。住み分けて欲しいですよねちゃんと。だったらそんなことしないでよって。

あじ:婚活アプリなのに上半身裸でプロフィール写真を撮る男性がいらっしゃるんですね。すごい世界だ…。

ひろ:おります。たいてい割とその方がヤリモクなんで、もう上半身裸を見るたびに、あっ、て思うようになってしまいました。

松本:パーソナルトレーナー以外全員失格ですね。

ひろ:そうですね(笑)ジムで働いてる人だけはセーフですけど、それ以外はちょっと。

あじ:よくない。

松本:でも騙してくる人よりいいかもしれない。なんか、顔面で勝負できない人がスペックとか誠実さを装っといて、デートしたら朝まで一緒にいようとかちょっとホテルで休まないとか言ってくるのが一番嫌いですね私は。このパターンが婚活アプリにいるんじゃないかと思ってちょっとそれが嫌なんですけど。

ひろ:それでいくとまだマシなのかもしれないですね、言い方が悪いですけど。わかりやすいっていう時点で。

松本:Tinderっていう時点でちょっと、あの、Tinderなんだから純愛求めてくんなよっていわれたら確かにーっていい諦めはつきます。


■書籍化について

あじ:漫画の中では松本さんの書かれ方もあるというか、僕はそういう書かれ方をしてるなって思ったんですけど、「付き合おう」って言ってれば付き合えたんじゃないかみたいな人って何人か出てくると思って、 そう書かれてることに気になったんですけども、そういうのってなんかその全体のテーマと結構分断されてるっていうか、また読書会でも出た話題なんですけど、一つのできごとを「なんかあれはどういうことだったの?」って考えてる間にまた次の人がやってくるっていうか、そういうドライブ感みたいな、その辺りは意識されて書かれていましたか?

松本:誰とも付き合わないでポンポン次に行くことを、漫画の構成上意識してたか?

あじ:そうです。

松本:ぶっちゃけほぼほぼフィクションだけど、一応ノンフィクションですから。マジの話を書く必要はないじゃないですか。超絶リアリティショーマンガだよってなったら実は何人目くんからザオラルが来ました、みたいな長編漫画になりますけど、どちらかっていうと出版社様がですね。まずは一冊本を出すぞと。で、一冊本を出すには何ページだって言われて、そのページ数に合わせてまずマンガを書いたんですよ。で、まあ、それならもうちょんちょんちょんちょんいろんな人が出てきて、終わり、みたいな感じにすればいいよねってお話だったんですけど、連載してたらCakesで結構人気が出ちゃって。これだけ売上があるなら続編も書いていいよって言われたらもう、私の中ではもう五冊ぐらいあったけど、また出版社様が 一冊出してあげるっていうから、一冊かあ……って。それならまあ読み切りでいろんなメンズ、いろんな男の子が出てきた方が面白いんちゃうかとか、そういう感じですっ飛ばしてて。おっしゃる通り、その何回も何回も、もう出会って二年経った男の子から会いたいって言われることとか、改めて最初からその慎重にメールをやりとりして、再会したいっていう男の子とかは、リアルな世界では漫画に描いた男の子の中に何人もいらっしゃいました

あじ:なんかすごい根本部分のお話みたいのが聞けた気がします。ありがとうございます。あと、近作のトーキョーカモフラージュアワーの話にもかかってくるんですけど、解像度でしたっけひろかわさん。


■作品の解像度はどこから?

ひろ:そうですね。作品の、トーキョーカモフラージュアワーもなんですけど、出てくる女の子のお気持ちとかそういうところの解像度がすごい高いなと思ってて。その解像度の高さはどこから来てるのかなって。

松本:Twitterの婚活してるアカウントをかたっぱしからフォローしてて、若い女の子は何で悩んでるのか毎日毎日読んでるんですけど、途中で、みーんな悩み一緒だなって気付いてきて、これ多数決取ったらだいたい同じことで愚痴ってんなと思ったので、ということはこの気持ちを察してあげて、まあ自分も共感できることを書けば、もう割とあらゆる人の人生の一部として表現できるんじゃないかなと思って。それで今も、裏垢…っていうか自分が漫画家になる前の本アカで、結婚に向けて四苦八苦してる一般女性を大量にフォローして、見ながら書いてます。

ひろ:生の声を活かして作品に消化されてるって感じなんですね。

松本:38 歳~で書きそびれたエピソードを、キャラクターをこうやって移動して。

あじ:そうですよね。五冊分あるなら残り三冊分のネタがあるわけですもんね。

松本:そうなんですよ。

あじ:みんな多分、 Twitterとかで普通に人の人生とかは覗き見てると思うんですけど、大量に見てリサーチして作り上げる、そのフィルターっていうのがやっぱすごいですね。僕らは、あ、こういう人いるんだーって感じでなんとなく見ちゃったりするので。

松本:でもやっぱり共感できないと拾えないんですよ。あ、そうなんだーくらいじゃ何も描けないから、だからある程度私に近しい感覚の女の子向けになってるんだろうなとは思います。


■恋愛とは結婚とは

ひろ:猫Match!の方にこうググっとハンドルを切ってしまうんですけども、猫Match!は「一人で生きていける時代に、それでも他人と生きていくことに向き合いたい」というのをテーマとして掲げてるんですけれども、松本さんにとって恋愛っていうのはどういうものなんでしょう? 必要なものなのか、どういうポジションにあるのかっていうのを伺いたいんですけども。

松本:そのテーマに近いことをちょっと毒っぽく言うと、経済的に自立してたら結婚のメリットって何なんだろう? っていう。良くない言い方してますね。ふふ。
 私が前に結婚した時って、自分が稼いでなかった時なんですね。で、母親に頼りない娘だと思われて、今の彼氏と結婚しなさいよってすごい勧められちゃったんです。私自身が自立心がない女だと思われて。心配された母親に、なんかもう結婚式代出すからあの子と結婚しなさいよって言われて結婚したタイプだから。でも、それを否定する訳じゃないんですけど、どうやったって殿方の経済力と合体することでしか、老後が不安っていう女子が結婚するっていうのも、いたしかたなしよろしくもないけど、当たり前だけどそういうのもあると思うし、どうしてもお子を、みたいな。子供がほしいからそれって結婚でしょっていって結婚するっていう。私はその二つなんじゃないかと思ってて。
愛だけで繋がるんならフランスみたいな結婚の仕方でいいと思うし、子供か経済力なんじゃん? 結婚ってっていう。私のトラウマが挟んでそういう結論にって感じです。

ひろ:経済的に安定してたらもう必要ないかなっていう。恋愛単品だけだとどうですか? スパイス的にあっても良いものなのか、それとも特に不要なものなのか。

松本:お一人様がすごい得意な人だったら要らないんじゃないかなって思いますね。でも、いやーちょっとクリスマス一人だったらへこむわとか、大晦日除夜の鐘一緒に聞く人いないと寂しいって人だったら、やっぱり恋は必要なんじゃないかなーって思いますし。でもその、探して見つける恋じゃなくて、もう勝手に落ちる時あるじゃないですか。あの、勝手に好きになっちゃって落ちた時の人生の醍醐味感というか、めちゃめちゃ楽しいじゃないですかねって。だから恋愛って必要か必要じゃないかっていうか、落ちたらめっちゃ楽しくって苦しくってってすごいんだけど、漠然と恋愛どうすか、彼氏どうすかって言われたらうーん。出かける時一人だと辛いから要るかな? ぐらいなものなのかなあっていう気分ですね。

あじ:じゃあもう恋愛そのものに関してはコントロール出来るものではないっていう感じですか。

松本:うーん。めっちゃ好き! ってなったらすればいいし。一人かっこ悪いってなったら探せばいいしみたいな感じですね。

あじ:寂しさを何とかするだけだったら、別に結婚する必要もないしっていうことですよね。

松本:一人で完結してるならいいやんだって。そっちの方が人口多いし。一人だわーって言ってる人口の方が結局多いんだろうって思って。ふふふ。

あじ:寂しさっていうか、自分に自信がなくて、せっかくアプリとかでいい人と出会えても自分にコンプレックスがあって、うまく付き合えなかったり、相手を信頼できなかったりすることもあると思うんですけど、そういうコンプレックスの解消の仕方とか、解消しなくていいっていう考え方も勿論あると思うんですけども、そういう時の態度っていうか、人と接していくためのコツっていうのはありますか?

松本:難しいですねー。私もコンプレックスまみれだし、コンプレックスを持たないで生きてくのってめちゃくちゃ難しいと思うので。でも内に秘めてると何も解決しないから、ここがこうコンプレックスなんだよねー。っていう話を、特に男の人は言った方がいいんじゃないかなと思います。なんか恋愛下手な男の人って、こうだったああだった、どうしよう、とか。結構ね、男の子の方がね、コンプレックスの使い方が下手なのかと思うんですけどね。

あじ:イキっちゃうんですかね。

松本:うん。なんかね、もうデート相手の女の子に、僕はデートに慣れてないし、何をしたら喜んでもらえるかわかんないんだけども、でも楽しませてあげたいと思っていて。だから君はこういう場合どうしてくれたら嬉しいのかなーって教えてもらったら。僕は君の喜ぶような男性になりたいんだけど、って言って。もう自分がイケてないとか、そういうのはもう置いといて、僕は君の理想の人に近づきたいんだけど、どうしていいか教えてくれる? って言って、どんどん解決しちゃえばいいよねって思って。

ひろ:そういう男の人は可愛げがありますよね。言われたらちょっと嬉しい。

松本:女の子は、私ブスだからとか、私ちょっとイケてないからとかいうのはあの、忘れることです。私はイケてるんだって勝手に思えばいいと思う。それでいい。

あじ:ありがとうございます。
さて、このイベントの申し込みの時にお焚き上げ、皆さんから人に話せなかったり、話したかったり、というお焚き上げのお題を募集したんですけども、いくつか届いております。


<後半へ続きます!>



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