見出し画像

友達が出来たと勝手に喜んでる。そんな話。

ここ数日でめっきり寒くなってきた。
大好きな秋だ!!なんて思っていたら、すぐそこに冬がひょっこり顔を出してるように感じるのは、私が寒がりだからだろうか?

先日、お世話になってる人を県外から呼び付けて、勝手に接待するという暴挙に出た私。

来てくれる師匠たち、ありがとうございます。
師匠と言いながら呼びつけるあたり図々しい。

県内をあちこち連れて行く中、車で話す際に師匠の1人である女性に「友達っていますか?」と失礼極まりない質問を投げかける。
もう1人の男性の師匠は後部座席で爆睡中。
ずっと女性の師匠とおしゃべりしていたのだ。
仕事の話をしながら、その延長線で個人的な話もいていたので、ついつい聞いてしまった。

なぜなら、私は友達がいない。
胸をはって私たち友達なんです!!
と晴れがましい笑顔で言える相手がいないのだ。
そして、その事を少し悩んでいたりする。

女の友情って難しいとよく思う。
学生の頃とても仲良しでも、結婚や出産などで微妙にズレが出てきてしまったり、話が合わなくなってしまったりして、疎遠なる事も少なくないのではないだろうか?
私だけ⁇

大人になって出来た友達だと、どこかやはり気を使ったり、壁があったり、田舎だと人の繋がりが近いから愚痴なんて言えたもんじゃないし、話す内容も少し気をつけたりなんかして…。

お茶やランチをしたって、結局疲れたりして。

中にはこの人は大丈夫だろうと思えるようないい人もいるのだが、既にたくさんのいい人の輪の中にいて、私なんか眩しくて近付けやしないのだ。

そんな事を相談すると、「私もそうよ。」とシレッという師匠。
『そんなものよ。何を悩んでるのアータ!』と聴こえて来た気がしたけど、そんな事は師匠は言ってない。

仕事を忙しくしていると、時間は過ぎて行くし友達がどうだとか言ってられないのだそう。そう、師匠は忙しいのだ。そんな師匠を呼び付ける私もどうかしてるのだが、呼ぶと来てくれる優しい方なのだ。

友達と呼べるような人が欲しい理由が何なのか、師匠と話してるうちに師匠がしてくれる仲間の話で気付いたのだが、私きっと老後の子供が巣立った後を考えているのだ。
その時に、旅行に行ったり出来る友達が欲しい。

でも、いざそうなってからすぐには作れない。
だから今からそういう相手を作って、将来の自分の為になんて思っていたのだ。
まだ準備期間だから、なんとかしてそんな友達を今のうちに作っておきたいと、先々の自分の為に今頑張って友達と呼べる人探しをしているのだ。

そんな私を見越したかのように
「子供なんてすぐ巣立つわよ。」
と師匠に言われた。

師匠の言葉に焦る。
ヤバイ、こんな私が老後までに友達作れるのだろうか…。
この調子だとまだまだかかりそうだが、子供が巣立つのはもう10年もない。

言葉を無くした私に師匠が笑いながら言う。
「じゃあ、今から私が友達にはなってあげるわ!来年台湾でも行きましょうよ。女子旅よ。」
「マジっすか?いいんすか⁇」
驚いた後に嬉しさが隠せない私に
「友達になろうって言って友達になるのも可笑しな話だけどね。」
と苦笑いした師匠。

でも、そんな事は気にしないのだ!
旅行が出来る友達ゲット!!
悩んでた心が軽くなる。
持つべきものは師匠である。

一足先に空港へ送って行った時も、もう1人の男性師匠に「私たち友達宣言したから、来年台湾に旅行行くんだけど、あなたもどう⁇」と言ってくれていた。
「なんだそれ⁇」ともう1人の男性の師匠は笑っていたが、私もその横でニヤニヤが止まらなかった。

本人お墨付きの友達を手に入れたのだ!
友達ってそんなふうに作るものなの?
そんな意見は受付ない、もう無理かもしれないと内心思っていた友達ができたのだ。
それだけで今は喜びを噛み締めて過ごすのだ!

サポートしてもらえるとは思っていませんが、もし変わった方がサポートしてみようかと思って頂けるのなら、こんな嬉しい事はございません!!でも、とりあえず、一度考え直してみて、それでもなお!って方は、ぜひ!!本当にありがとうございます!!!