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フィギュア原型師になるには

こんにちは、猫丸です~
たま~にフィギュア原型師のなり方を聞かれます。
あまり難しくはないのですが、不思議な職業なのかな~とも思うので私が分かるやり方だけですがご紹介しようと思います。
 

イベントに参加してメーカーさんに声を掛けていただけるのを待つ

私が原型のお仕事をいただいた方法です。
趣味でイベントに参加しながらお仕事がもらえるかもしれない棚ぼた方法!
WF等のフィギュアイベントに参加しているとメーカーさんにお声を掛けていただける事があります。
メーカーさんも原型師を常に探していて、イベントは原型師を探すのには最適な場所です。そこから名刺交換をさせていただいて後日メールで打ち合わせ日時を決め、打ち合わせに~と言う流れが一般的でしょうか。
ですので、お仕事をしたいと思ってイベントに参加するのであれば最低限メールアドレスの入った名刺を持っていくといいと思います
最近ではTwitterのDMでも最初のお仕事の連絡はいただくのでTwitterアカウントだけでもいいのかとは思いますが、本気で仕事をしたいのであれば仕事用の名刺(住所・電話番号・メールアドレスを書いたもの)を作っておくのもいいのかなと思います。今は10枚ぐらいから作れますので。その際は何の変哲もないデザインより自分の作品が印刷されている方がメーカーさんも分かると思いますので原型やフィギュアの写真(渾身の作品)を載せるのがいいんじゃないかなと思います。私は裏に4体ほどフィギュアの写真を印刷しておりました。
こちらはフリー原型師になりますね。


メーカーさんが原型師募集している時に応募

定期的にフィギュア関係の職をまとめて募集しているメーカーさんとか、メーカーさん直接ではなく原型師さんを沢山抱えてメーカーさんとやり取りをしている原型だけ作る会社さんとかが時々原型師募集をツイッターとかサイトとか(私は見た事はないのですが仕事募集のサイトとかでもあるのかな?)でしていたりしますので、そういうところに応募するというのもあります。
こちらはフリーではなく会社に入る事になりますので、私は会社に入った事が無いので想像での感想ですが会社の人に教えていただきながら学べるので最初はこちらの方がいいんじゃないかとも思います。
会社で何年か働いてその後にフリーになられる原型師さんもいらっしゃいます。
募集している事をTwitterで伝えている会社さんが多いので常に情報収集しましょう!


Twitterで作品を発表してメーカーさんに声を掛けていただけるのを待つ

イベントと同じように見えますが実は中身が全然違うので可能性は低いんですが、こちらももしかしたら可能かもしれない。(かもしれないなので本当に声を掛けていただけるかは疑問なのですが)
なぜ「かもしれない」なのかと言うとTwitterはイベントと違って完成品でない事が多いからです。フィギュアは形が出来れば終わりではなく、商品にするための分割作業があるのでイベントのような売る事が目的の場所ならば完成させなければ参加出来ないという理由で安心して声を掛けられると思うのですが、Twitterだと分割してない作品が多いと思います。分割めんどくさいですし。そうすると「この人は分割作業が出来ないかもしれない」ってメーカーさんには思われるかもしれないな~と思ってお仕事経験が無い素人さんより既にお仕事をしている人に声を掛けるかな~と思うので「かもしれない」なんですね。
イベントに出られない人ならばやらないよりはマシなので、一応やっといた方がいいかなと言う程度です。(特に今の時期はイベントが無いですから)
既にお仕事をしている人が更に違うメーカーさんにアピールするとか会社で原型作ってたけどフリーになったのでお仕事出来るメーカーさんを探したいとかの方はすんごくおすすめです。
私もよくTwitterでDMいただきますので!
固定ツイートとかプロフィールとかにお仕事募集中って書いとけばより良いと思います。わかりやすいので!


原型師さんのお友達に紹介してもらう

紹介してもらうためだけにお友達になるとかいうのはどうかと思うので、それ目的だけで近づかないように!
イベントに参加していると原型師さんとも親しくなる事もあるので、そんな話になる事もありますし、メーカーさんが付き合いのある原型師さんにあの原型師さん紹介してくれ~的なのもあるとか。
こちらも素人さん向けと言うより既にお仕事している人向けですね。
よっぽど原型師さんと仲が良くなって「こいつなら紹介しても大丈夫」と思わせることが出来ればお仕事経験が無くても紹介してもらえるかも。
原型師さんと知り合いになるのはイベントに参加するとかTwitterで繋がるとか色々ありますが、お仕事欲しさだけで近づかないように!!!


と、こんな感じです。
どの方法も原型を作った経験が無いと始まりませんので、とにかく1つ作って考えてみるのがいいと思います。イベントに参加したい・通信販売で売りたいと思っているのであれば当日版権や通信販売の許可が降りる作品を調べてその作品から作らないと販売出来ませんので注意してくださいね。

必ず必要と言う訳ではありませんが、1度は複製するという経験をしておいた方がいいかと思います。
デジタルで作る時もアナログで作る時も仕事もイベントでも必ず複製は採ります。その時に複製出来ない原型を作っていたらその都度直すことになりますし、どうしたら複製出来ない原型になるのかは情報で知っておくよりも体験で知っていた方がいいのかなと思います。
ソフトで複製出来るか教えてくれる機能もあるみたいですが、複製作業を経験しておくと更に良いのではないかと思います。
イベントに出た事が無い・自分で複製をした事が無いと言う商業原型師さんもいらっしゃるので必須と言う訳ではありません。

お気に召しましたら、サポートよろしくお願いいたします!