初めての入院手術

昨年の7月に突然現れた「飛蚊」。
町医者では生理的飛蚊症(経年劣化)だと思うけど、半年後に再診の予約を入れられた。

半年後に、再度検査したがどうも虫がデカい。「1度大きな病院で検査したら?」と2つの病院から選ぶように言われ、父が入院していた病院なら行ったことがあるのでそこを選択。紹介状を持って、予約して、初診の手続きが長い!流石、大学病院!
そこで挫けそうになったが、なんとか受診。

「手術で良くなると思うけど、する?
するなら再検査ね」と、次の受診日を予約。

すると、数日後に「〇〇先生が海外出張なので」とリスケ。まあ、急ぐ病気じゃないと判断されてるんだと少し安心して、リスケの日に再度検査。

「あ、網膜に穴が開いてます。それに薄い箇所もあります。今日、レーザーしましょう」
その他手術内容を説明されたが頭に入らず😂、取り敢えず飛蚊症がなんとかなるならとレーザー手術を承諾した。

次の受診日に、精密検査して更なる手術をどうするか説明あると言われたが、一次診察の先生が年度末で異動される(この方がレーザー手術担当)とかで、先生が決まらないまま日程を組んだ。

最初の診察から2ヶ月。新たな先生は随分と感じが良い。「飛蚊は消えないと言われました」と言うと、「ええ!」と。
詳しい私の眼の状態と手術必要性を説明してくれた。

なんと、生理的飛蚊症ではなく、網膜穿孔による飛蚊症ではあるものの、問題は網膜前に被膜が出来ていてピントが合わなくなってきていることだった。
この手術をするにはガラス体にメスを入れるので、水晶体再建手術も必要となり、さらに白内障とは異なりレンズは単焦点しか選べない。その上、昔レーシック手術を受けたことにより、水晶体が歪んでいるので手術しても視力は下がる可能性がある。
但し、手術しないと失明の可能性が上がると言う。ビビったけど、「飛蚊症はこの手術で完全になくなります」の一言で、手術を決意。ゴールデンウィーク前の検診で手術日も決まると言われて帰宅。
手術前の血液検査、レントゲン、心電図をこなしたので手術日不明のまま入院説明されてもなあ、と思っていたらまたもリスケ電話。

異動してきた先生と〇〇先生のスケジュールが合った為、急遽ゴールデンウィーク前に入院が決まった。

さて、今のご時世、入院は手術の前日の朝。まずは新型コロナの抗体検査。
無事通過して入院。
鬱のこともあり、個室を希望したのだが、トイレも診察室も近くてよかった!
そして付き添いはすぐ出されて(すまん、母)着替えてぼんやりと、持っていったiPadでネット配信番組をイヤホンで聴いて過ごしていた。途中、炭酸が欲しくてコンビニ行ったり、爪の補修剥がしてきたらやっぱり不安で手術後はマニキュア付けても🆗もらったので買いたかったが、流石病院内のコンビニ。マニュキア落としはあっても保護シールも強化マニュキアも置いていなかったので、家族に連絡して翌日持ってきてもらうことにした。(再びすまん、母)

夜に、点滴のための準備の針を固定され、夜中の12時まで食事は自由。だがしかし!病院食のご飯が多すぎて完食できず。おまけに牛乳パックがね。胸焼けして😅炭酸ありがとう!でした。
手術中に網膜が破れたら、ガスを入れるので「うつ伏せ寝」になる。その説明の為と、どん!とうつ伏せ寝用の寝具?クッション?がベッドに置かれた時、私はトイレに行っていて(牛乳でお腹を壊した)、待てど暮らせど説明の看護師さんが来ないので、近くのナースセンターで聞いたら、軽く説明してくれてクッションを部屋の隅に片付けてくれた。やれやれ、やっとベッドで落ち着ける。

部屋の説明担当が居なくて(入院が日曜だった)空調の調整が分からず、ゴーゴー音がする中就寝。翌朝1番の手術となった。

起きれるかな?と言う心配は無用。なにせ就寝時間がいつもの2時間前。当然早朝に目覚め、朝ご飯抜きが辛かった(笑)。
さて、そろそろ時間。看護師さんが車椅子を持って入室。流れるように手術室へ。
大勢の看護師さんやお医者さんの中に、レーザー手術決めた〇〇先生と、新しい担当先生もいてちょっと安心。

手術は、1時間強。
局部麻酔だが、レーザー手術と違い表面だけの麻酔ではなく、米神からも麻酔入れられて、点滴されながら片面マスクで手術しない方の目を隠される。
所で、手術前に眉毛の上にマジックで丸を(手術する側)描かれている。何度も名前と手術する方の目の左右確認。誤手術防止。なるほど。
仰向けで、1時間強同じ姿勢って、結構疲れる。途中、喉が締め付けられる感覚に(ヤバイ、パニック発作?)と焦って先生に訴えたら、手を止めてマスクをずらしてくれる。呼吸が落ち着いたら再施術。
ゴリゴリなんか削られ、生理食塩水入れられて、水晶体を再建。無事手術完了。

片目に金具の眼帯にガーゼをつけたものをテープで貼られて、車椅子で病室へ。術後の〇〇先生の「よし、姿勢規制なし!うつ伏せしなくて良いよ」に、心底安心した。

あんなにお腹が空いたのに、まだご飯が多くて昼も少し残した。頭痛が始まり、チョコとコーヒー飲んだ(食事規制ないのもいい)。
午後になり、母がコーヒーとマニュキア、タオル(気温が下がっていた)を持ってきてくれた。丁度3月からコロナ対策の「見舞い禁止」が解けて、15分の見舞いが可能だったのだ。慌ただしく母を見送り、冷蔵庫の使用のためにTVカードを購入して昨夜の炭酸の残りと共に仕舞い込んだ。

3日目から4日目は、ほぼ一日中イヤホンでドラマ視聴(片目なのでほぼ聴いてただけ)。
食事はやっと、少しご飯が減って完食できるようになる。

4日目に術後検診。朝から頭痛と怠さが酷く絶不調の中、担当医の先生は「物凄く順調!今日にも退院して良いよ」と言われたが、どうにも体が重く「今日の移動は厳しい。まるで雨でも降っているかのようです」と申告すると、「あ、雨!今、ザンザン降ってる!」(笑)
先生、情報ありがとう。翌日の天気を確認し「明日退院します」で、診察終了。

よろよろ病室に戻り、ウダウダ寝てたら「病室担当です!遅くなりましたが、明日からシャワー浴(首から下)可能です」との元気な声に、「先生からは今日でも良いと言われましたが、明日退院です」と答えて恐縮される。

入院で不便な事は、禁酒禁煙、入浴不可。(まぁ、お酒は飲まないけど)
それでもシャワー浴がOKになったら2日に1度シャワーは可能。暑くなる前に入院出来て本当に良かったと思った。毎晩手拭いで全身拭いてはいたけれど、入院前にベリーショートにしていたから耐えられたんだと思う。

さて、退院前夜。やっと空調弱めて静かな部屋でよく眠れるかと思ったら、夜の薬の殻回収と、よくわからない3時のドア開ける音でびっくりして目覚め、寝不足のまま翌日を迎えた。

朝ごはん完食し、その朝、入院後初めて、検温で35℃。
こりゃあかん、と着替えて残りのチョコとコーヒーで血圧上げる。
最終検査は〇〇先生。やっぱり「凄く順調」の太鼓判。
そして、迎えに来てくれた母とタクシーで帰宅した。

あまりに寝不足で、退院後あんなに入りたかったお風呂もパスして自宅で爆睡。
目薬4種を1日4回。
ガーゼを変えた眼帯生活をしつつ、翌日からシャワー浴開始。湯船に浸かれなくても身体の凝りを自覚する(笑)、リラックス。
しかし、首が酷く凝ってしまった。
5日後、術後検診に行き、眼帯は就寝時のみ、瞳を開く目薬はしなくて良い、入浴可能(目に水が入ったら即、目薬)の診断。やった!

帰宅後、首の痛みが尋常じゃない。やはり緊張していたのか?
「2週間後なら鍼灸行って良い。但し、うつ伏せの時に目を圧迫しないように」と言う担当医の言葉に従い、2週間後に久々に鍼灸予約。首は、湿布と塗薬で凌いでいたが、頭痛が治らず、いつもより早いピッチで処方された鎮痛剤が無くなっていく。

毎日の目薬と、入浴時の注意でじっと時間が過ぎるのを待つ日々。2週間後の眼科検診で、「眼帯不要、次回2週間後から町医者での診察OK、洗顔、化粧OK」を頂いた!
やったー!!

こうして、私の初めての手術入院は無事完了となった。

翌日、鍼灸。首の痛みは治ったけど、肩が凄く凝っているので、また行こう。

帰宅すると、大学病院から、町医者への紹介状が届いた。

まだ、視力は不安定(半年ほどかかる)で、レーシック手術の為、2メートル先にしたかったピントが1メートルになっている。2週間後に行く町医者で視力検査して、メガネのレンズを変えに行かねばならない。

3種類になった眼薬を使いながら、眼帯なしの生活の快適さに癒される日々。

さあ、2週間後に向けて頑張るぞ!

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