【ネタバレあり】スパイダーバース:アクロス・ザ・スパイダーバース 思ったことまとめ

↑初見IMAX字幕で観た時の感想↑

※ネタバレ沢山する
※クィアリーディングをしている
※コミックスはほぼ読んだことがない。そこら辺の話をしている時は、WikiとかTwitterとかで聞き齧った話を元にしている。

基本的に箇条書き形式なのでまとまってはいない。

吹き替え版/全体としての感想

全体として、新海誠みあるなと感じた
綺麗なグラフィック、悩めるティーンの男女、他人には理解されない悩み、色んな世界を旅する主人公、2人しか見れない絶景etc……がそうさせるのかも

意図的なのか分からないけど、過去の実写スパイダーマンを彷彿とさせる構図が多いよね。高いところから複数のスパイダーマンが飛び出してくるとか、グウェンを落としかけるとか。

応援上映させてくれ。各スパイディが登場するときに歓声あげたい。特にホービーさん。

吹き替えと字幕だと観客の笑いどころが違うなとなった。
訳し方の違いなのか、客層の違いなのかは分からないが……

前作を私は配信でしか見てないんだけど、前作はピクサー映画みたいに吹き出しの中が日本語表記になっていたので、今作、画面の情報量が多いし、吹き替え版が出来るのに時間がかかった的な話を聞き齧った気がするのでそれを期待して行ったら、字幕版と全く一緒だったな……
円盤化とか、配信するってなったらまた変わるんだろうか……
いや、その時には一時停止ができて己で訳せるのでその必要ないが……

こっから2回目吹替で大体映画内時系順の感想

冒頭でこれからのハイライトをチラ見せするの、現代的だな……となった。配信を見越しているのか……?

グウェン、字幕よりずっと思春期な印象が強くて良かったな……
グウェンが親との接し方に戸惑いがあるのは、思春期が主な理由ではなくて、スパイディとしての活動が原因だけど、ティーンであることは拭えないのでそこら辺の複雑さが感じられてよかったなぁ……という話。

Filmarksでも書いたトランスアライな旗(Protect Trans Kidsだっけ?)が、これからヒーロー活動するぞってときの背景にあるの良いなと思った。

バルーンアートを模した現代アートが倒されて中身バルーンアートだと分かったの、TikTokで一時期流行った、Funko(頭身が低いアメコミとか洋画とかのフィギュアのシリーズ。もちろん、マーベルキャラも沢山出てる
。日本で言うねんどろいど的なやつ)の頭切断したら、中にも小さいFunkoあったやつを思い出したね。

ミゲルさんの登場シーンのマントって初見のときに、前作でマイルスとピーターが「スパイダーマンはマントしないよ」「するじゃん」の会話へのアンサー的なやつかなと思ったけどこのシーン以外で使ってないよな……コミックのミゲルさんを知らないので変なこと言えないんですけど、ミゲルにとってのマントの認識を知りたいと思うなどした。

スパイダーウーマンに惚れてる表情やんそれ。それで口から不意をついて出てくる言葉が「養子にして」なの本当にグウェンで大好き。

グウェンがパパに正体を明かすシーン。コントラスト強めなのパパと警官の2面性というかなんというかでいいよな

フォームパーティでのマイルス対スポット戦をみるスパイディキッズ「もうこのお面(マイルス)要らない」って言ってたが、これって字幕でも言ってたっけ?個人的に少しショックだった。

マイルスのルームメイトくん、スパイダーマンのゲームしてる?このアースでもゲーム出てるんだね……

マイルスの面談シーンで、言及されてたパパとおじさんで商売始めたってやつ、裏稼業だったりするんだろうか……パパ、言い淀んでたし……

パパの昇進パーティのママの「今の居場所をママが、ご先祖が作った」っていうの、本当にマイルスならではの重みがのしかかってくる言葉だよな……それに対して「どうでもいい」って言っちゃうマイルス、分かる。いや、本質的に私如きがは理解できないんだろうけど、こう、今を生きるのに精一杯なティーンからすると「そんな上の世代なんか知らんし…」的なものと、それを口に出しちゃいけないことを分かってはいるけど、イライラでつい出てしまう感じとか……いや、本心では思ってないと思うんだけど、こう色んなものに対するイライラが脳内で交錯した結果つい出てしまうというか……

グウェンとのウィリアムズバーグ貯蓄銀行タワーのシーンがめちゃくちゃ新海誠を感じた。綺麗な都会の、2人しか見れない絶景だからそうさせるんかな……
「僕らだけが知ってた方がいいこともある」的なことを言うてたけど、こう、スパイディとしてのことだろうけど、この景色を背景に言うのがいいよね。めっちゃロマンティックよなあ……
このシーンがロマンティックなの、2人だけで共有するものが多いってのもあるけど、視線と手と肩のやり取りが本当にいいよな。THE ティーンって感じで。
グウェンがいい感じに距離感を置きにいってるの、もちろんスパイダーソサイエティとしての枷もあるんだろうけど、やっぱりマイルスの恋愛感情には答えられない的なこともあるんだろうな。恋愛感情には応えられないけど、友だちとして一緒にはいたいから、こういう距離感なんだろうな……

ホービーさんとグウェンが仲良いのもそれ故なのかもなと思った。バンド仲間や言うてたけどさ。
ホービーさんもクィアで互いに恋愛対象にならないから、泊まったり、もの貸したりするんかなと思った。いや、普通に恋仲な可能性もあるけど。

マイルスくんがミゲルと対峙する前にホービーが「敵を知るまで戦いに志願するな」って言ってたの、どういう意味なんだろう……
戦いに志願するも何も、この時点では、スパイダーソサエティから出られないことはホービー視点分かってたはずだし、元のアースに戻るには対ミゲルになるしかないことも視野には入ってたんだろうけど、そのことを示唆させるなら「志願」って言葉にはならなくないか?なんかちょっと意味深よな。ってかホービーさん全体的に意味深過ぎる。

ピーターB登場。ありがとう。登場早々いい感じにおじさんなの本当に愛している。

ミゲルさんとピーターBさん仲良いビジョンが見えないのに、「ミゲルは友だちだ」ってピーターBさん言ってくれるし、ミゲルがバース破壊する場にピーターBさん居る(?)し。なんなんだこの2人。スパイダーバース後に出会ったのか?ここら辺の説明ってビヨンドでされるのかな……してくれ……

ピーターBがミゲルに言った「面白くないスパイダーマンはお前だけだ」ってドラマLOKIでロキがシルヴィに対して「彼女は違うんだ」って言ったやつを思い出すよね。

Filmarksにも書いたけど、「誰でもスパイダーマンになれる」って勇気を与えてくれたマイルスがスパイダーマン(ミゲル)に「お前はスパイダーマンになるべきではなかった」と言われるの辛すぎた……俺らのヒーローが俺らのヒーローたる理由で否定されるのさぁ……
隣のシアターに移れば「お前はアリエルじゃない」って言われた映画がやってたりする2023年の6月なあ……

前作からずーっと42って数字を見せ続けてきて、違うアースでした!!ってミスリード(?)うまいよな。

私、ホービーさんが好きすぎる

ホービーさん好きすぎる。字幕版でもだいぶ好きだったが、cv木村昴のホービーさんが本当に良い。
あと、韻踏んでるところ字幕じゃ気付かなかったので、吹き替えで知れてよかった。
めんどくさい男性キャラ好きになりがちな私。彼みたいな、こだわりが強いのかどうか分からないタイプのめんどくさい人間本当に好き。実際、私がそういうタイプの人間だからかもしれない。
本当に、ホービーさんが私の憧れそのものかもしれない。
己を貫いていて好き。
反英国政府同盟なのか、パヴィトルくんと仲良いの本当に助かる……永遠に2人でわちゃわちゃしててくれ……
メイディに敬礼してるの本当に好き……この感じで子どもと仲良いの本当に好き……好きすぎて登場シーンなんかずっと涙出てきてたし、これ書いてる今も泣きそう。
さりげなくグウェン・マイルスにヒント与えたりして手助けしているの本当にやめて欲しい。私がスパイダーマンになってホービーさんに色々してもらう妄想が止まらなくなるので。


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