移動日記#6「荷物の話」

みんな、どのくらいの荷物を持っているのだろうか。うんざりするほど重い荷物に辟易したことは無いだろうか。というわけで最近の鞄事情について語っていこうと思う。

学生時代は、リュック至上主義だった。基本的に荷物が多く、重いので選択肢は必然的にリュックだった。また、アルバイトと学校、家という拠点が多かったのも荷物を運ぶ機会が多かった理由だろう。この辺は仕方ないなと思う。

コロナ禍でカバンを持つことが減って以来、カバンの縮小ブームが来る。外に出てするのは、最低限の時間、最低限の行為、という風潮の中で余計なものを持ち運ぶ必要性は無くなった。デザイン性に優れた、トートバッグを愛用する時代が来たのだ。

学生からの脱却。重い教科書を持つ必要性も無く、ウエストポーチの可能性を見出す。電子マネーの普及もあり、大まかな荷物は携帯、充電器、傘、ペットボトル、本ぐらいになった。それぐらいならばトートバッグですら過剰である。

社会人の通勤と今後のカバン。そもそも通勤中にはカバンを持っていない。移動中に荷物を使うこともなければ、家で仕事をすることもない。必要なものを会社に置いておけば、忘れることもない。日常生活も、ベルトに傘やペットボトルを括る程度で手ぶらでいい気もしている。

物体の小型化が進んでいる昨今で荷物を持つ必要性があるものは限られている。紙やpcのデータはスマホに落とし込めるし、出先で使うにも小型キーボード一本あれば充分である。人々のカバンはもっと小さくなる。そうすればもう少しぐらい電車も空くんじゃないかと考えてみる今日この頃であった。

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