賢いデザイン依頼者のなり方

制作をプロに依頼するとき、
依頼者の行動によって成果物の品質は大きく左右する
10年デザイナーをしていてどの案件でも必ず思うし、共同制作である以上事実だ
[デザイナーの実力だけで埋められない] 依頼者の振る舞いを紹介したい

良い成果物に必要なものは何か?

  1. 実力のある制作者

  2. 余裕のある予算 ☆

  3. 余裕のある時間 ☆

  4. 十分なコミュニケーション機会 ★

  5. 心理的安全性 ★

  6. 十分な知識・情報量 ★

  7. 一貫したコンセプト・ゴール ★

  8. 念入りな提案物への確認 ★

★ - 依頼者が改善できる
☆ - <予算を確保できれば> 依頼者が改善できる

ここで伝えたいことは、
[1. 実力のある制作者] 以外の条件は、すべて依頼者の行動に強く依存してくるということだ

筆者は最近はじめて制作をプロに依頼する機会があり、
「依頼者としての役割で成功か決まるな…」と緊張感を持って過ごしている
☆の金額に関する上限アップは難しいが、効率の良い制作のためにたくさんのできることがある

読者には下記の行動を心がけてほしい

  1. 予算・時間を確保できるような資金計画をたてる

  2. 打ち合わせで相手がどんな情報を必要としているか、予想してドキュメント化する。可能なら事前に渡し、資料に沿って内容を話しながらすり合わせる

  3. 制作者とのコミュニケーションには心をこめる。リスペクト・伝えたい情報の要約を意識する。頻繁な連絡になりすぎないように、足りない情報がないか?送る前に内容を確認する

  4. 制作に必要になる情報を関係者でよく話し合い、依頼チーム全体が納得した情報をまとめておく。一般的に予測が難しいこと、こだわりが強いところは文言で書いたり、別途資料を共有する。

  5. 制作者から提案があったら、あらゆる事態と関連付けて念入りに内容を確認する。わからない・要望と違う・提案を見て要望を変えたい場所など、があればなるべく早く制作者に共有する。

制作者が思う依頼者の心遣い、これが効力を発揮するか?は
筆者が依頼している制作物が完成した際にまた答えを書きたい

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